『身口意』の修行ステップ

身口意』という手順で、
人は変化していくようにするといいといわれます。


一番目に、
身体を、まずは徹底改善させるように面倒を見ていきます。


二番目に、
口は言葉、言葉をどのような言葉を使うかで対外的にも対内的にも、
様々な影響がありますから、この言葉を使うと調子がいいというものを
意図的に選択するよう吟味する台の上に置いてみます。


三番目に、
意はイメージというか心、の持ち方。
マインドやモチベーションをまっさきに改善させようという教えも多いと思います。
そのほうが効率がいいんだと言いますが、


仏教で出家するとまずは徹底して、
丁寧な体の使い方の作法を仕込まれます。


言葉を学ぶ前に、心を学ぶ前に、体です。


体という自然物理の法則に則った精神が具現化されたものへの関心を深める。
そこにあるのは自然の摂理を受け入れて敬う気持ちです。


それをもとにして
丁寧に扱う気持ちを育ててゆきますと、
そこには言葉や心の尽くし方も同様と。
たとえば茶道や武道で体を精密に目的にあった合目的な使い方をさぐる丁寧な身体操作。
目に見えてわかる体のへの後々に偉くなるごとに心の法を説くようになっていくものでしょう。


自分の身体を客観的に見つめることができる機会を増やすことができると、
それだけ言葉や心の改良センスを磨く柔軟性も増すケースがあるようです。