太陽が昇り降りしているわけではない


富士登山
人気ですね。
ご来光を、ひと目でも拝みたいから登山したという方も少なくないでしょう。


暗闇が開ける間際の暁を経て、
雄大な太陽が現れた瞬間。
太陽の神々しさに圧倒されます。


ただ子供のなぞなぞ的な科学本を読むと、
『陽はまた昇る』として繰り返されるのは、
太陽が動いているわけではないといいます。


太陽は昇らない、地球が自転しているだけだ.jpg


地球が自転しているおかげで、
太陽が動いているように見えています。


つまり地球の気合の入った自転があってこそ
太陽が雲海に浮沈するのが見えているのです。


そのように考えることもできますが、
そうは見えないし感じられませんね。


天動説と地動説では、
先に天動説が説かれて、
後に地動説へ至りました。


直感的には天動説的なものの見方を、
おそらくはしやすいようなのですが。


天の大きさや広がりと、
自分の小ささとの隔たりを感じます。
その大小の関係性から、
大きいものへの畏敬の念を持ちます。
そこからの天動説的な感じ方。


実際的には地動説的なものの動きが、
そこに存在している。
『陽はまた昇る』という現象は、
『陽はまた昇るように見える』
というべきなのでしょう。


天と比べて、
自らが小さい存在というのは問題ではなく、
自転パワーの存在を正確に把握できること。
そのような意識の芽生えと気づきが誕生し、
宇宙へも羽ばたけたのでしょう。



太陽が昇り降りするのではなく、
自力でこまねずみのように必死にくるくると回転することで成り立つ。


私はよく神社や仏閣にお参りに行くのですが、
一説によると、いくら私が願いことをしても
さっぱり聞いてはくれないものだそうです。
では、何をしてくれるかというと、
私が願いをかなえるため自転を必死にして
その際に最後の最後のちょっとの後押しを。
それ以上のことは、期待しないようにする。
仕事を必死に取り組んで自転をしていると、
そこにコマが回っているとき、
回り続けようとする力がでて、
そこが神域の作用なのかもと。



最近、歯に衣着せぬ独自の言い切りの強さを感じの、
Youtubeチャンネルの『キミアキ先生の起業酔話』
https://www.youtube.com/channel/UCby9CkfDlY8SuFnanp5-l7Q
という
中小企業の起業や生き残りのアドバイスを見て。


中小企業に来る従業員は一人前のものはめったにいない、
と、ズバリと手厳しいことをいうコンテンツがあった。


人である以上失敗するのが世の常。


その失敗原因の80%に絡むのが、
手抜き』。


それも中小企業にて働くものでは、
自分自身が手抜きをしているとは、
まったく気づかずに手抜きをする。


手抜きをする自覚があれば改善も。
でもそれさえもないのだから、、。


私は一人で施術をさせていただき、
小企業もいいところです。




私は施術上では手抜きをしている気はないが。
自分に正直に計算をしながら自らを高めたい。
ベストを費やしているつもりではありますが。


運営面では考えが未熟だと自己反省すべき点も多く見つかりました。


いくつもの基本ができていない、基本を知らないんだなと、
Youtubeを見ながら手抜かり部分を学んでいます。



私のプランとしては施術の素晴らしい示唆に富む「型」を創りたい。
他人にそのまま取り入れてとはあまり思わないが、
意識の高い先生と話が通じ影響を互いにできる。
そこまで自分を押し上げていきたいのですが、
それだけでは、自己満足で終始する恐れもでてきます。



私には、技術職特有の時間をかけて力を培う思想が必須。
高すぎるノルマに喘ぎ続けて促成栽培で成長をさせても、
そのような過剰な負荷をかければギヤは焼け焦げていき、
技術力養成にムリがでてきますから。
私の考えは、いつも焦りは禁物です。


一回の施術をするときに、
最低2つは改善点を見つけて改善を加えています。
私自身の身体操作であったり、
施術をする際の技術の改良であったり。


すでに世に出ているテキストを学ぶのは、
誰だってすでにできるようなことですし、
そこでだけ差をつけるのでは弱いのです。


施術院としての個人企業も素人考えでは、
立ち回れなくなるときもでてきますから。


そこを乗り越えてゆければと思います。



その末に「一人前の定義」に恥じない状態になったとき
自転パワーを得られることになるのでしょう。


天が動いているから、こっちは動かなくてもいいのだという甘えをひとつずつぬぐい去ること。
そして、自らの自転を安定化させる強さを持たなければ。


お客様に対しては、
お体のコンディション作りのよきコンシェルジュとして活躍できる。
外観上の見られ方が危なっかしいものとして映らなくなり、
安心して任せていただけるように創ります。


小企業のすべての仕事を一人でこなすにも、
二流や三流の仕事しかできていないのでは。
申し訳のないところだなと感じております。


今さら何をといわれそうですが、
一人前になる自覚を持って頑張らなければ!