数学的思考法が、企画発想に求められている時代に

先日電車に乗っていると、
つり革に捕まる私の前で、
60代男性が、まっさらな紙切れを取り出しかばんに乗せ、
ペンを走らせた。
すらすらと図表や式を操り、
3駅過ぎるうちに埋められていく姿に、驚愕しました。
本人が、うなづく仕草をしていたから、答えが出たのか?!



この人は、どんな頭の構造になっているのだろう!


問題を鋭く観察。
必要な条件式を道具のように操る。
何気なく描かれたグラフには何か意味があるのでしょう。


手品を見る以上に不思議な世界を覗く感じで、
息を飲みながらでチラチラ見てしまいました。



ということで、数学に憧れがあるものの、
私が、数学が得意なわけではありません。
高等数学にならば、何一つ手足がでない。


そこで一般書レベルでの平易に数学的思考を身につけられる本を探しました。
そうやって手にした本が下記のもの。


大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ』という本があります。


数学素人の私にもわかりやすいとは、
言いたくない内容に感じるものの。。。 ^-^;


机上の空論ではありませんが、
公式を創り代数を考え等式や不等式を操る。
そして数式化を心得ていくことで机上の戦略会議ができる。


そのスキル、施術を自作する際に、発想法のひとつとして手に入れたい。


発想法関連の本は好きですから、
すでに知っている内容のものばかりですが、
知っていても使いこなせていない状態です。


そこを数式化する思考で話を漠然としたものではなく、
抽象を具体的代数に置き換えネーミングを施して思考。
案外、ネーム付を怠ったアイデアは掴みどころを失い
流れ去って忘れられることも多いので、心憎いですね。


頭のなかでごちゃごちゃ考えたり、
散逸するようなノートの取り方で
整理不良で走れない自動車を創り
頓挫するようなことが多かったが。


一枚のレポート用紙をかばんに取り出して、
数学的に解いて証明する数式や公式、図式を利用していく数学的思考の流れで筆記すれば。。。


目黒線の3駅を過ぎるころには脱兎のごとく駆け出したくなるアイデアがモノにできれば。
そんな夢の様なことを考えてしまう。


今までの自分とは違う地についた自分。
そんな実感を持つこともできそうです。
思考法を極めるための工具として、
身につけたいものです。


この本を観ていて感じたことは、
企画とは、まさにひとつの数学的な解の証明をするもの
本書の内容が身につけば、様々な場面で、この数学的解法が役立つでしょう。



本書の出版社:ダイヤモンド社の該当本URL
http://www.diamond.co.jp/book/itemcontents/9784478017661.html


の目次より、「どんな問題にも通じる10のアプローチ」が書かれていました。
アプローチのタイトルだけ抜き出しましたが、
各アプローチの小項目も書かれていて、
そちらを観るだけで面白そうだなと察してくれる人もいるでしょう。


[アプローチその1]次数を下げる
[アプローチその2]周期性を見つける
[アプローチその3]対称性を見つける
[アプローチその4]逆を考える
[アプローチその5]和よりも積を考える
[アプローチその6]相対化する
[アプローチその7]帰納的に思考実験する
[アプローチその8]視覚化する
[アプローチその9]同値変形を意識する
[アプローチその10]ゴールからスタートをたどる


そうして、ヒラメキが必然になる。 ^-^




蛇足ですが。
先日、鍼灸の免許をお持ちの方と電話をしていまして。
フェイスブックで知り合い限定の公開なしのグループを作らないか?
という流れがありました。


施術家は、臨床施術技術のエキスパートではありますが、
施術をするだけではありません。
経営戦略といえるようなものから、日常業務の疑問点のシェア、
なにかと忙しかったり、孤軍奮闘していたり。


そんなものを数名集まることがあればということで。


やってみたら面白いでしょうね。
グループ内でロムばかりなさらずに、意見を交わしていける人数であれば、
どこかの場に集まりオフ会なども開きやすいでしょうから。


結局、その友達と私だけが参加するというような登録数2名なんかというケースもありがちでしょうが。 ^-^
まずはそこから初めてみて、後々、参加をして欲しい人に声をかけるのが上々でしょう。


そんなときに、試行するときの必要条件として、
積極的な会員数5名を目標とするといった条件付けをしたら。
ロムをして参加意識が少ない人が集まるコミュニティは、
私も他でたくさん参加していますので。
それと同じことをするのでは意味が無い。


どのようなアプローチをして集めるべきか、


そういったところも数学的な括りで分析を詰めるうちに見つけられるのでは?


そう考えてみたりもします。