肩甲下筋のオーバーユースは、けっこう厳しいものですよね。

先だって私の失敗談をブログで書かせていただきました。


『施術者もヒューマンエラーが起こることもあります』
http://bodywise-note.seesaa.net/article/416872419.html


ゼロプロマッサーの、小さめなアダプターを利用することで、
カッサで皮膚を削っていくときと同様の跡がつき、
同時にカッサで得られる新陳代謝が目一杯いい状態が続いて、
というようなことが起こったのですというところです。


実はカッサを美容エステでなさっておられる方からメールで、
「カッサのことを、鈴木先生が熟知しているなら使っても差し支えないのでは?」
というアドバイスをいただきました。


お気にかけていただきまして、
ありがとうございます。
感謝いたしております。 m__m



確かにカッサのこする道具って、
100円ショップのダイソーにも売っているんですよね!
ちょっと驚き。
カッサの痕を知っている人が購入なさるのだろうか??
ダイソーカッサ.jpg



私の場合、ゼロプロマッサーの小さなアダプターを利用すると、
カッサのような痕がつくということを先に了解を得ていなかった。
そこがミスです。


これから起こることを的確に予見して、
お客様にこれからおこなう施術を説明するときには、
お客様は「それはそれで効果があるならしかたのないことだな」と思うか、
「絶対にやらないでください」というか、
お客様の意向を尊重して選択できるようにすべきです。


そのような事前の予測を立て申し伝える。
そして許可を得なければなりません。


そのプロセスが必要だったのです。


私自身が、以前にカッピングをお客様にするときには、
通常そのような許可をいただけるか確認をしています。
(今はカッピング道具の出し入れが手間がかかるのと、
通常の私の施術自体が大幅に代謝の改善が維持できて。
カッピングは割愛させて頂いております。
私がカッピングをたことをしっていた希望者のみ、
「カッピングやってよ〜」とおっしゃられればおこなうということになっております ^-^;)


カッピングをお勧めしていた当時は、
中には皮膚に丸いカッピングの痕がつくのを嫌ですから、
代謝が促進されるメリットが大きいのはわかったがNG。
そのような方もいました。


それはお客様自身が選ぶべきです。


あくまでも私はお客様が改善するためのサポート役です。
お客様自身が、自身の身体の健康に全責任を持つのです。
どのような結果を得たほうが幸せに感じられるかを優先。


痕がつくことがたまらなく嫌ならば、
そうすべきではないのです。


お体の症状が重い方の場合は、
カッピングの痕が着いてそれが治るまで
代謝力が抜群に良くなるので助けになる。
大きな体質改善への助けになると説明し、
カッピングをしなければ
時間がかかると伝えているので。


それでも「やめときます!」というのでしたら、
よくお考えのこととその言葉を尊重いたします。


そのお客様の意見を私が尊重せず「やらないなら治らないから・・・」というのでは、
何のためにお客様がこちらにおいでになられているか。
お客様の感情を傷つけることになりますから、
そちらのほうが後々になって問題がおきます。
ぜひ、カッピングをしてまでも早く治したい、
という私の勧めに共感して納得していただく。
そうなったら、
その時カッピングをさせていただければ、
やられた感なく受け入れてくれるでしょう。


カッピングを受けたあとは、
痕がついたところを回復させるために、
カッカカッカと代謝が激しくなって眠気がくるか、真逆に目が冴えるか。
それに痕が黒色や紫色になれば腫れ物にさわるような痛みがありますし。
それに見た目に違和感があって、温泉や銭湯などで、
変な病気だと思われたり、
お年寄りが近づいてきて「私もね、昔、吸玉療法やったよ〜」と、
気さくに声をかけてくれたり。


つまり体のなかに潜んでいる酸化物質の量は、
体質が虚証が強ければなかなかそれが出てくれませんから、
だらだらだらだらと決定的に長い時間をかけて酸化した物質を貯めた期間に比例して、
長い時間をかけてそれを排泄していくような仕組みです。
その毒素といえるような瘀血が体の内部の大半が抜ける。
すると、、、
徐々に血圧が低いような低血圧の方ならば血圧が正常値に近づいてきますから。
血圧計で計測して抜けだしたなというところが、わかるようになっております。


高血圧の人を薬で降圧剤を使って血圧を下げることはできますが、
低血圧の人の血圧を上げる薬はないようですから、
これは非常に画期的なことです。
低血圧の問題は高血圧と同様か、
それ以上の問題が含まれていますから。。。


(ちなみに体質が強い実証の場合は、短期間にだ〜っと毒素を排泄していくので、
つらいな〜という期間自体は短くて済みます。
ただ変化が急激なので、それなりにきついと感じる人もなかにはあるようです。)


だから施術力とカッピング力の相乗効果により起きた改善力を、
お客様がメリットとデメリットをしっかり自分の生活上で天秤にかけてもらい、
それで判断した結果を聞かせていただければいいのだと思います。




ただ、ゼロプロマッサーの小さめの画期的なアダプターは、
先日ブログで申し上げましたようにお客様に使うのは取りやめにしたほうが無難でしょう。

その点は、いろいろあったため、利用をあきらめています。


どうしてもピンポイントの狭い部位への圧をかける必要があるときは、
アクティベーターのパチンッというほとんど痛みのない瞬間圧の器具で代用する。


実際は、アクティベーターは、
高速振動をするようなヴァイブレーションを可能にするマッサージ器ではない。


筋膜を広域にリリースするような意図して作られていないのです。
だからゼロプロマッサーのような、画期的な活躍はまったくできません。
筋膜を深部に至るまで連続高速に当たれるような離れ業はできません。


本当に米粒の大きさぐらいまでの精度で狙いを定め、
パワフルにアプローチできるのは難しい。


これほど画期的なツールは、
観たことがなかった。
だからこそ残念なところもありますが、
それは、時と場合によりしかたのない。


とりあえず現在はゼロプロマッサーのアダプターを、
皮膚に痕がつかないというところを優先させて頂き、
お客様に接する面を大きくするアダプターを装着し、
もう痕がつくことはないでしょう。


ただし私も黙って、成果が下がるのをみすみす指を加えて見ているものではない。
成果量がアダプターを変えて下がった分を工夫して取り返すために、
研究に研究を加えていて価値を生み出していっております。


それにより、結果、私の施術をする際の肉体的な負担は2倍以上増えた。
伸筋層を過度に使うための負担は半端ではない。


今回の特筆できるところでは『肩甲下筋』を余裕なく使われ過ぎ状態にして対処するため、
以下の様な内科的疾患が巻き起こされた。
(動悸、めまい、歯茎からの出血、飲み込み困難)
構造的欠陥では、
(胸の痛み、胸が締め付けられる感じ、肩の障害、腕の痛み)
が起きるのが肩甲下筋の特徴だ。
それは「心臓」が関連組織となるのが肩甲下筋だからです。




今、動悸、めまい、あります。


状態としてはちょっとだけ不安に思える程度。
胸の痛み締め付け、肩の問題や腕の引きつり。
あります。
同時に起立筋の引き連れがひどく張っていて、
意識を失うように瞬間的に寝てしまっていた、
または眠気が失せて徹夜してしまったという。


それにも一番のダメージは歯茎がいきなり腫れが酷く。。。


「今日の鈴木さん、まったく話さないな」というのは、
「話さない」のではなく、「話せない」のです。
口を開けると痛みが増し、涙目になりますので。
そういう時期がありました。 ^-^;;



自虐的戦闘記のようなものです。



肩甲下筋等、負担をかけた筋肉から現状の苦境を推理できる。
それが心理的な余裕が生まれて焦りはねじ伏せられるだろう。
現状のような結果が出た理由がわかるだけ、ありがたいです。



ただそのような犠牲を払うことで、
小さなアダプターを利用した時と同じような成果を出せるようになってきた。



いったん、ここまで出来るという上限の設定が想定された状態を経験すると、
そこまではできるのだとわかっている。


オリンピックで、絶対に破られない記録とされたものが、
誰か一人がそれを塗り替えたとき、
続々と他のものもクリアしだす。
それは多分に心理的なものが影響もするのでしょう。
「できないだろう」という諦めの雰囲気で取り組むか、
「できるはずだ」という攻めの気合で取り組むかの差。
そういったものでしょう。


それと似たようなものだ。


そうなるとどのようにすれば代用できるかという発想でカバーできるようになる。
できるはずだと信念を持って気合で攻め切れば、画期的な解法を探り出せてくる。
そのような側面があります。


いずれは肩甲下筋の犠牲を強いなくてもいいようなやりかたを工夫して、
書き換えていこうと思います。



こういう身体操作を緻密につくり上げる作業は、私の身の内側で完結していて、
施術を受けておられるお客様にはまったく察知できないようなところでしょう。


外見上、私が何をどう変えたのか、
見ぬく人がいたら、只者ではない。 ^-^




自己成長のため
孤軍奮闘ですね。