キャサリン妃の日帰り出産


数日前、施術中にお客様と話をしていまして。


キャサリン妃の出産後にすばらしくすばやい退院に話が及びました。


イギリスについては知りませんでしたが、
先日、フランスに嫁いでいかれた女性が、
フランスでは「二日以内に退院ですよ」と教えていただきました。
出産費用はフランスの国が持ってくれる。


だから費用節減の意味もあるのか、
極力早く病院のベットを明け渡して欲しいのか?
そうとも思いましたが、
母子ともに元気でなければそうもいきません。


そのようなときにキャサリン妃の、
出産後の退院の早さ。


出産費用はどうやらイギリスも国費で賄われるようなので(まちがっていたらごめんなさい)、
イギリスだって緊縮財政は変わりません。
だから当日退院という費用負担が少ないコースを選んだのでしょう。
ですが、やはり母子ともに屈強でなければそれもかないません。


そのようなことを知って、
母子ともにかなり屈強だ。
それが国際標準なのかもしれない。


そう感じさせられたところでした。



下記サイトに、当日のキャサリン妃の出産に係る時間の流れを示したタイムチャートがありまして。


キャサリン妃の日帰り出産 海外では当たり前
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20150503-00045369/


余談ですが、下記サイトの記事も興味深い内容でした。
キャサリン妃「日帰り出産」 日本からのご意見にお答えします
http://blogos.com/article/111504/


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午前6時キャサリン妃がウィリアム王子に付き添われてレンジ・ローバーでリンド病棟に到着。ケンジントン宮殿から出産が始まったことが発表される


午前8時34分、体重3700グラムのプリンセス誕生


午後6時11分キャサリン妃がプリンセスを抱いてウィリアム王子の運転する車で退院
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とのことでしたから、
単純に上記の時間を引き算すれば、2時間34分くらいで出産なさいました。


出産後、10時間弱の時間経過の後、当日の退院



私には日帰り出産が、いいのかどうか、詳しいところはわかりません。
日本の手厚い産後の肥立ちを考えられたケアが優れた面もあると思います。


ただ上記のサイトで『日帰り出産 海外では当たり前』というタイトルに、
体力消耗が著しい出産の苦しみが日帰りできるように日本の女性たちもなっていくならば。
出産のプレッシャーが軽減するかもしれませんよねと、
女性のお客様とお話をしておりました。



またその際に、
お客様のお友達が出産なさられたとき、
股関節の柔軟性、骨盤の可動性などが、
しっかり理想的な状態であった女性は、
出産が比較的ラクであった。
股関節等の硬い女性たちは、
出産時に途中で自然分娩から帝王切開へ変更されるなど、
難産であったようだと教えていただきました。
実際にそうであったとご友人や同僚の女性を思い出しつつですから、
説得力があります。 ^-^



私の考えでは、
妊娠する前に
骨盤の仙骨の前後の動きと腰椎の椎間板の柔軟性と前湾の軽減、
股関節が深くはめられていること、などは必須だと思います。


たとえば大腰筋が硬化が著しいと、
それだけでも妊娠中のつわりがつらくなりますし、
それ以上のリスクが出てきてしまいますから。
ただ妊娠時に安定期に入るまで、
大腰筋の調整は流産のおそれがあるためできないのです。。。
なので、妊娠する前にしっかりリリースをなさられること。


日本人でデスクワークをしていたり理想的な身体操作から離れた女性等のなかには、
仙骨の動きが制限されたり固まったり、骨盤底筋が硬化して上下しづらかったり、
腰椎の前弯が強くなって棘突起がねじれていたり腰椎椎間板も縮んでいるなど、
出産するときに係る筋肉群が弱化するような傾向が強まっているようです。
そういう状態を、妊娠前にリリースしていくこと。
お体の状態として慢性的な問題が生じていたり、
すでに子宮内膜症子宮筋腫等の婦人科系の問題があれば、
なおさらだと思います。




それは母子ともに安全を高めるために大切でしょう。



ただ、現代の若い女性の傾向として、
骨格をしっかり立体化させて強固にするような筋肉の強さが
欠けている人も増えてきているといわれています。
そうなりますと、該当する筋膜部分のリリースだけでは足らず、
しっかり身体構造を強固にする体の型や操作法を身につけること。


それも大事なのでしょう。