背中の胸椎の後屈をどうやって減少させればいいのかの対策案は?


理想の脊椎の湾曲と前後屈が大きい場合.jpg


下手な雑な絵でごめんなさい。



とりあえず左図が理想状態の脊椎。

それほど大きな前後の湾曲はない。



そして右図が前後の湾曲が大きい。
こちらでは湾曲前より後のほうが脊椎が数ミリから数センチずつ縮小しているのがわかる。


こちらの状態のほうが脊柱起立筋の負担が増していく。
そして上部胸椎の湾曲は呼吸器系や循環器系に問題が出るだけでなく、
免疫系にもよくない状態を創りだすことは知られている。


なのでできるだけ左図の理想状態に戻したいところです。


今日、どのように理想状態にすることができるのかなと。


自分がしているところを考えてみると、
やっていることといえば、
小さな部屋の中での木刀の素振りくらい。 ^-^


実際に工夫しながら木刀を振る。
やってみると、
脇の詰まりやすいところが伸びるだけではなく、
胸を開いたり閉じたり、
背中を閉じたり開いたり。
それの交互の運動すると、
自然に腕の力みなく木刀が動き出す感じがつかめる。


右手を前にしたり左手を前にしたりして構えを変えて振るのだが、
それぞれ50回ほど振るとちょうどいい感じの頑張った感がある。 ^-^;


おそらくこれって伸びやかに背中の筋肉を使えれば使えるほど、
体が若返り始めるのだなとつくづく感じられる。
呼吸や循環や免疫力が良くなるようだからだ。


ラジオ体操の「腕を上にあげて横に倒す運動ー」でも、

もちろんやっている動作自体は違いはないのです。


ですが、木刀の振り方を少しずつやり方を独自に工夫して振ってみると、
様々な振り方が身についてきて技巧的になっていける。


結果的に、素早く一撃で正確無比な打ち込みをしたい。
それを適えるためにはどうすればいいかを吟味して、
一回ずつ振り方を変えて確かめながら練習を積みます。
たとえば木刀の握り方、胸を動かし手を動かす意識などなど、
細かく観ていくのです。



意外に素手でおこなうよりも物を手に握り操るほうが、
動きの正確性が誇張された剣先の動き方を観てわかる。
それが動きの質の良否を直感的に教えてくれることに。


それはゴルフのスィングを練習するには、
体だけを動かして操作の具合を見るより、
打ちっぱなし等で実際にゴルフクラブを握って打ったほうが、
合理的な動きができているかどうかが判断できるのと同じなのでしょう。


・・・そう考えれば、ゴルフでもいいし、
水泳という水を使うものでも同じような胸郭と肩甲骨の操作が大切になる。
ただしゴルフの場合は、素振りを左右同回数だけ同じ気合で均等にしなければ、
体が歪むリスクがあるから、そこはしっかり左右差を作らないように注意したいですね。
クロールや背泳ぎ・バタフライや平泳ぎなどの水泳は、
そのような左右差を大きく作るリスクはあまりないと思いますからやりやすいですよね。


だから別に、対処法は木刀の素振りしかないわけでもない。 ^-^;


体側を肩甲骨のローテーターを利用しつつ伸ばしあげていくには、
どのような伸筋の使い方をしていければいいのかなど、
いろいろ工夫を積み重ねるといいのでしょう。