骨盤底筋の体操ってあるの?

・========================================・
【 業務上お知らせ 】
2015年9月分の予約表更新いたしました。
ご予約可能なお客様は、ご検討の程を!


『ボディワイズ 予約可能日程表』
http://bodywork.s73.xrea.com/goyoyaku.htm
・========================================・




先日、女性のお客様から質問をいただきました。


質問者:「骨盤底筋を鍛えるにはどうすればいいの?」


解答者:「ケーゲル体操(骨盤底筋体操)という体操法があるんです。お聞きになられたことはありますか?」


質問者:「な〜に、その体操?」




ケーゲル体操は、
アメリカの産婦人科医アーノルド・ケーゲル博士によって考案されたそうです。




まず、骨盤底筋の筋力が弱化したり問題が生じたらどうなるのでしょうか?


骨盤底筋が緩んでしまうと、尿漏れとかの泌尿器系に問題が起きてしまう。
骨盤底筋が硬化萎縮してしまえば、
尾骨が肛門側に引っ張られて、あらぬ方向に持っていかれ曲がってしまう。


特に女性の場合ですが、
骨盤底筋は腹式呼吸をするごとに上下動する仕組みだ。
子宮が下垂したままになり膀胱にペタッと癒着したら、
骨盤底筋が上下動してくれるにしたがい持ち上げられ、
少しずつ緩まされ剥がされるような操作をしてくれる。
そんな調整力が骨盤底筋の筋力不足では起きにくいし。


それだけでなく、子宮脱・膣脱や難産や会陰切開にも。


また医学的には語られないでしょうが、
会陰部分に第一番目のチャクラ(根チャクラ・ルートチャクラ)というものがあります。
骨盤底筋を上下動させることで「火の着いたかまどに、ふいごで火の勢いを増すように」させる。
その第一番目のチャクラが活性化することで、
第二番以上のチャクラが活性化し勢いがつく。
第一のチャクラ会陰部のチャクラがしっかりするにも、骨盤底筋パワーが必須。


骨盤底筋が活性化していないと、精力に欠けてしまうといわれます。



それらもろもろを改善させる好影響な成果を期待できるものがあるといいですよね。
そのやさしいやり方のひとつが骨盤底筋体操。



YouTubeで関連する映像を探してみました。


以下の映像では骨盤底筋がイラストで解説してある。
他の骨盤底筋の解説動画はそのようなイラストがないので、
まずはこちらをご覧頂いてから、
さらに骨盤底筋のエクササイズを具体的にトライしたければ、
YouTubeへ飛び関連映像を探していただければいいでしょう。



https://youtu.be/5yPmuUha7tY
尿失禁を予防・改善するための骨盤底筋体操DVD


比較的負荷が少ない、やりやすい運動だと思いませんか?




私が立ち居振る舞いをお伝えする際に、


あにはからんや、、、
上記の映像の骨盤底筋体操と、
似通った姿勢をしていただくことがいくつもあります。


ケーゲル体操(骨盤底筋体操)では・・・
上の映像を見ていただければわかりますが、立ったり座ったり等の姿勢で
おなかの力を抜き肛門と膣を締める
閉めたままゆっくり5カウントキープ
力を抜いてリラックス
おなかの力を抜き肛門と膣を締める
すぐに弛める・すぐに締める・すぐに弛める・・・5回繰り返す


ということをしていますよね。



私の施術で動きの操作をするとき。
体の使い方をぜひとも練っていってほしいお客様には、
動きの解剖学の本を参照していただき、もうちょっとステップアップしたレクチャーです。


肛門部分を引き上げるというのは、内閉鎖筋等を持ちあげましょうと、
肛門を締める以上の難しいことを言って顰蹙をかうこともあります。
なかなか言葉で内閉鎖筋等を・・・といわれても、
そこの操作が実感できるものではないです。


でも知らないのと知っているのでは、
いずれ身体操作が飛躍するときには
そういった知識を得ているかどうか。
そこで差ができますから。 ^-^


ちなみに肛門を締めると、息が止まって動きの操作ができなくなるんですよね。
それを嫌いバレエ等では内閉鎖筋等を使い骨盤底筋を操作しています。
それは理にかなった理想系なんです。





ケーゲル体操は男性がやって、
意味が何もないのでしょうか?


私は、そうだと思っていません。
男性も、泌尿器の問題が出てきたりする際は、
骨盤底筋の弛み過ぎが問題であることもある。
加齢とともに、排泄関係のことに気になることが増えてきます。


女性同様に男性にも骨盤底筋があり、
そこを鍛えておかない手はないです。


そのような意識を持って鍛錬すれば、老後に幸せになりますよ!



骨盤底筋が感じ取れない人は、
丹田の意識が希薄ですから、
同時に中心軸の下端部意識も希薄になっている。


体の芯を正確に真ん中で捉えたいならば、
男性も骨盤底筋体操を意識的に取り入れるべき。
そう思います。