書籍紹介:『防がん・抗がんの薬膳―中医学からの提案』

先日、保険屋さんが訪れて、
「現代のがんの発生率を考えたのなら、
もっと高い保険、かけておいたほうがいいんじゃないでしょうか?」
と、新しい保険契約内容の提案をする書類をもってきてくれた。
今、がんに対しての保証を手厚くする人が増えているといいます。


諸事情で来季の年払いのときに、
保険屋さんのいうことを聞こう。
そのように考えてはいるのです。


ただ私の知人が言っていたのですが、
「生命保険って、病気になるって煽り立てる感じがして嫌いなんだ〜」
と申しておられました。
その気持もわかります。


提案内容はわからない、
将来起きるかどうかの
もしもの世界ですから。


起きるかどうかわからないという場合に、
三者の方から強い文言で、
「あなたのため!」といわれつつも、
「病気になったらどうなさるの?」といわれれば
恐怖の感情が印象に残されるのでしょう。
「こころの奥底から私のことを気にかけてくれている・・・」と、
愛情を感じていられるならば、
そのような提案もさっと手を伸ばそうとしますが、
どうしても営業トークの一貫だとわかっていると。


私は保険は必要ない、というならば。
心配ないところの腹も探られそうで、
責められる感じがしてしまうのです。


そんなところもあって、
知人はネガティブな印象を持ってプレッシャーを与えられそうな生命保険が、
ちょっと苦手なんだという本音を漏らしてくれたのでしょう。


そう、私も納得いたしております。


できれば不安をあおられ追い立てられる気持ちにならないような、
保険を徹底して使いこなしたくなる営業トーク
そのような人的つながりを持った保険の外交員さんとの付き合い。
それがあれば、
なにか自分で保険が必要だと感じたら、
積極的に保険の話を聞かせて欲しいとアポを取りアドバイスを受け、
オススメの保険を説得されて選ぶというよりも、
自分の事情をしっかり考慮して挟み込んだ形で、
営業をしにきてくれた人の顔も立てて契約へと。


そのような流れが生命保険とのベターな付き合いなのでしょうか。




と、、、長々とした前置き、すいません。
これからが本題です。



最近、漢方や薬膳の本を図書館で20冊ほど借りて読み漁っています。
必要なところは夜なべをしてスキャニング。
眠くて寝落ちしてしまうことも、しばしば。


複数の同種の本をみれば、
共通項になる部分があり、
そこはざっくりと学んで。


頭に入れれば後々が楽です。


ただ専門性が高いものは区立図書館では蔵書がなくて。
都立図書館の協力で取り寄せをお願いするかどうするか。


今の手持ちの本だけでも、
量に手間取っているのですから。




薬膳。


薬膳は、ありとあらゆると言えそうな(ちょっとオーバーか^-^;)
多くの疾患について対応している。


都合、すべての疾患を網羅した本は、
内容を深掘りできないまま浅く書いてもボリュームが500ページ近くになったりする。
まさにそれは薬膳コンテンツの百科事典のようなものだ。


だから、本当に深い知恵を授けてほしいならば、
ひとつの疾患に絞った本でなければ深掘りできない。
そのようなものだとわかってきました。


そんななか、このたび、目を引いたのが次の薬膳の本です。




防がん・抗がんの薬膳―中医学からの提案


がんに対しての薬膳(漢方も含む)の薬効を詳細にわたって語られています。


これがまた、絶妙なところまで詳細に解説してあってかゆいところまで手が伸びている。
百科事典のような薬膳辞典とは一線を画したがんについての専門性。
各がんについての、それぞれの疾患に分けられた専門的な解説が冴えている。


相応に専門性が高いがゆえに、一般向けしていないものだといえるのだが、
少しずつ学び始めている私には役立つすばらしい知識がてんこ盛りですね。


保険の外交員さんがおっしゃられるまでもなく、
年々がんの発生率が増えているのはわかります。
だから抗がんを意図した努力だけではなく、
防がんという、がんになることから免れるよう、
日頃の食生活から見なおそうと言う試みですね。


それをするかどうか。


実際に成果が出るかどうかは、
自分の身や知人などを利用し、
検証してみるしかありません。



料理の写真はないものの、
専門性の高さに感じ入り、
目からうろこの勉強になっています。



防がん・抗がんの薬膳―中医学からの提案は、
タイトルにもあるように「防がん」も視野に入れて書かれている。


こちらが生命保険の掛け金を決定するための因子になりそうです。 


少しずつ読み進めて、
少しずつ賢くなっていこうと思います。

^-^