施術時短の悩みとその他の悩み ^-^;

とある一定ラインを越えた深層部の筋肉群のリリースがかなったとき。


正確に言葉でどのようなラインまで解けばいいのかをつたえられない。
ですがそのラインを私自身の体がようやくつかみだしてくれています。


それにより施術での体質改善がはかどらなかった方々においても、
改善の方向付けのめどが立ってきたように感じられます。


それはお一人のお客様がそのような状態にまで押し上がったとき。
それをきっかけにして同時期に他のお客様たちもそのようになる。
お客様の各人は自身の体の状態のみ把握可能ですが、
私には同時期に他のお客様方のすべてを把握できて、
大きな幅をもった私とお客様が共同しての施術仕事の成果表が見えてきます。


ただ、施術の方法はどこにも私がしようとしているものの参考資料もないため、
相当に計算高くミリの半分を解くとか、
ここはどれくらいの圧で解くとか、
またはここは一切触れてはならない場と決めるとか、
頭のなかで相当に計算し尽くして、
仮説検証そしてまた仮説検証を繰り返し作りこんで構築しています。


その上で作りこんできたものなので、
どこをどのように削っていけばいいか、
または増やしたほうが画期的成果が出るのか、
またまた仮説検証そして・・・を繰り返すと。


施術成果を落とさずに時短を図ることという課題が出たとき。
それは私自身のためにもなりますが、
同時にお客様自身も利益があるはず。



そのような意図で、どうにかしようと考えています。


施術成果を落として時短をするならば、
それは掘り下げる量を減らすことや、
触らないとした部分のパートを優先順位付けして決めて手を出さなければいい。


そのような2つのやり方が考えられます。



基本、掘り下げる量を減らすことは現状起きている体質の改善が難しかったお客様の好調への歩みのステップを、
みすみす手放すようなものです。
どうにか私自身が身体操作や施術効率や効果が上がる工夫を学習したり考案したりして掘り下げる厚みを確保しようとしています。
相当にシビアで、常にコレはゼロベース思考でやり方を再検討して、
壊しては再構築を歯を食いしばりながらやっている状況です。


ここまではどうにかできるのですが、
リリース対象の場からそこを外せるかどうかという判断ですが、
こちらのほうが思考が密に入って複雑化し難しい計算作業になります。


筋膜リリースと言っておきながら、
正直に言えば筋膜を緩めるだけじゃ成果は今の半分も出ていないんですね。。。
それはやっている本人がつくづくそう感じています。
血の流れの改善で対処する、リンパで対処、経絡で対応、神経で対処、その他多数の部分を同時並行的に一手で手を出しています。
少なくとも私自身はそのような計算をしつつ、
その場の圧をどうするか、深さや角度や様々な条件を決めているわけです。
それにとどまらず、
身体の相関法則も多様に含まれているので、
現状の間違ったバランス状態で固着化した
組織や重心感覚その他のものは壊す必要があり、
変態的なまでにダイナミックに身体バランスのとり続けるイメージを元にして、
それもそれらが入り組んでいてそちらも考慮してのリリースという現状の癒着部位の破壊工作をしていく。


慣れた今でさえも笑えるほど複雑な成果が出せるためのやり方は
私自身が経験して体に染みつかせてきた経験則や経験値に依存し、
直感と創造により新たな状態を生み出し続けています。


どの部分をどれ位の量をリリースするのかを解説するには、
なんとなくというような曖昧なものでもなく、
だって、その部位の下のシコリの量や骨膜への癒着度や、それに関する動脈圧迫具合からして、、、
など様々な要素を見立てたうえで決めている。
それも臀部や腰部や他の複雑に筋肉の層が重なり合っている部分は、
同じ箇所を何度も何度も何度も何度も、解いているようにみえるが、
それはすべて解いている層の深さが違っているだけの話です。
そうなってくると、わずか5センチ程度のエリアを緩めるのにさえも、
その部位の周囲を取り巻く部分を丁寧に丁寧に取っていく下作業をして繰り返さなければ
核心部分には触れることもできないという状態なのが人体なものですから。。。



そのお客様の状態を立位でみさせていただいて体の上下の重心や前後などのバランスなど、
脊椎の曲がり具合などさまざまな用件をもって、
多方面に渡る体の内部を推測していくわけです。


状態がバレエダンサーを熱心になさっておられるような方でしたら、
「ココらへんで、切り上げましょう!そのほうが自身で、障壁を感じ突破する経験が力に変わるでしょう」
といって、2〜3の動き方を下地に伝えた問題箇所の解説をしていくことで、
切り上げていくことも可能でしょう。


それはもともとリリースが容易な状態に体が治まってきているので、
そうしたとしても戻りという問題は薄く、順調に自身の代謝力により患部のシコリを熱と水分を持つ血液で、
きっちり解かしていってくれるから心配がないのです。


ですが多年に渡る体調不良を訴えるお客様が、割合として多くお通いいただいておりますので、
そうなるとどの体のパートを手を出さないようにしていいものか。
そこがどのようなメリットがあって、そのメリットを積み重ねて些細な成果を相乗に乗せて
全体の体調を底上げを図るかという計算式が私の頭のなかにできてしまっていると。
そこが、どうしてもむずかしい。。。



先日、高野山にいったときに同行した男性が姓名鑑定などの人生のアドバイザーをなさっておられ、
「もし短時間にしたとしても、お客様がそれでいいかどうかを選ぶだけの話ですから、
あなたはムリをしすぎているから、どこかで一線をひかなければなりませんよ」
とアドバイスをしていただいた。
確かに、そのような側面もあるのだろうと思います。
価格やシステムは施術院側が提示するわけですが、
お客様の反応を見て実情に即して書き換わっていくものです。


ただし私などは医療機関ではまったくない、
比べても存在の薄いものですが、
それでもいろいろな治療院を渡り歩かれて、
最後の最後に辿り着いたというお客様が多くて。


・・・改善していって欲しいじゃないですか。


それが本当に私の手に余るようなものもあります。
ですからそのように申し伝えるのですが、
それでも施術を受け続けていただけて、
その後に改善した状態で卒業を迎えてくれる。
そのときほどうれしいものはありませんから。


そのような方々をケアするためにはというのが、
私の頭のなかの基準を作り上げてしまっている。


そこが施術を早めに終わらせられないという、
傾向を強めている要因のひとつになるのだろう。



それ以上に、
こちらのほうが切実だという理由もあります。
近所のボディワークに多年に渡り研究し熟知しておられるプロフェッショナルな方からも、
同様か、またはそれ以上の温かいアドバイスをいただいています。
施術者自身が身を削り過ぎる危険を、
実際に死を持って若くして他界した知人がおられることからも、
施術者はムリをすれば突然死ぬ職業だということを知っている。
そして人に尽くして頑張ってきたにも関わらず不幸な死につながるだけでなく、
そのものに施術を受けたお客様方にも多大な悲しさや負担感を背負わせてしまうことになる。
それに家族をもっと大切にしてあげなきゃならないんだよ。
そのようなことは絶対に避けなさいね、と真剣に言ってくださる。


私自身が頑固なもので、仕事上の融通が効かないため迷惑をかけ通しですが、
どうにか、この方を安心していただけるようにしていきたい。
それは、こころからそう思っています。
そのためにも、どうにか、基本的な取り決めを、そして今後の出し手を考えて決めていかなければ。。。
そう私も真剣に考えています。


こちらの方は同業者ですから、
単純に時間を短くせよというのではなく、
今は月に一度程度のペースにしていただいている施術を受けていただいている施術受け始めの方々は
もうちょっと短いスパンにさせてもらえないか等のアイデアを含んだアドバイスをいただいています。


かえってそのようにしたほうが、
筋肉を凝らせてしまう癖が強い人は戻りすぎる前に施術を受けたほうが成果が高いときがあります。


ただ遠方からきていただくケースや、
料金的にそうなるときついというお申し出をいただいたことや。
確かにボディワイズの場合には、数年待って施術を受けにきていただいたお客様も多くおられ、
それ分だけお体の大変さは相応に大変ということも多くの方々がお持ちでおられまして。。。


紹介で来ていただくお客様は、比較的、とっても大変だというところまでは行かない人もおられますが、
ネットで経由して紹介者がおられない場合には、
多くが私がびっくりするほどの症状やつらい状態を持っておられる方々が、
大半であられます。。。


なかには例外的に、ボディワークってなに?という好奇心がたくさんという人も、
ひょっこりときていただけて、そうなると仲良く、人の体って不思議で面白いよねという談義が延々と。。。
となるのですが。 ^-^;




具体的に、今後、予約順番待ちを再開させていただいた際には、どのような考え方でいくものか。


そこを考えに考え抜いていて、
それでここ数ヶ月、どうにかどこをどのように緩めていくかという計算式を変えればいいものか、
まさに私の頭のなかで何百回もシミュレーションを繰り返しているのですが、難しいですね。


今日はここのパートだけを施術をしてまいりますので、次はここをリリースしていって、
そしてどれだけの回数で全体をみていきますからねというようにしたほうがいいのだろうか。
効率を考慮すればすぐれていますし、
私もそのような全体の流れがあればやりやすくなるでしょう。


ただ、、、私どものところへ関心をお寄せいただいているお客様では、
その症状の重さがあればその方式では対処できないんだと思えるので悩ましいところです。。。



ルールを自分が決めていくにも、その理由付けをどう考慮して、どの方向を観ていくか。。。



とりあえず、私自身が自分自身にコーチングをしつつ、
自分の本当にしたいこととはなにか?
そうすることで、誰がどのように喜んでくれるのか?
そしてさらにそれを改善し改良するにはどうすればいいか?
などなど、を延々と回し続けているんですが。


こんなにも、精神的にしんどいものだとは。。。


8月末までは悩みに悩む時期が続くと思います。
そして9月には暫定的な方針を打ち立てていき、
そこからトライ・アンド・エラーを繰り返して固めていこうと思います。


施術の時短については、
もうちょっと粘って再考していきます。
それで施術成果を下げるどころか、上がりつつも時短につながって、
施術から早々に帰れてラッキーとなったら理想ですね。



また施術時短という悩みもありますが、
私がひとりで施術をしていても接することができる人は、
ほんとうに少数で一握りでしかありません。


私が施術の有用性を語るにも、
まったくの自己陶酔で自画自賛をしている、

かなり痛い人といわれるのはいいのですが。


できれば私の施術に。
実際に見て触れて体験してという過程を通して、
その後に、もしそれを生活で取り入れてみたら
あなたの暮らしはどうなるのかを想像してみてくださいという縁を広めるきっかけを作りたいとも思います。


そこや、他の懸案もまぜこぜにしながら、
付箋紙に書いては丸めて捨ててを繰り返しているから、
ここ1ヶ月で意外にまた心労で痩せたのかも。
できるだけそうならないように努力はしているのですが。


本当に、これ以上ないほどの小さい存在ながらも経営者。


経営をしているんだなと、つくづく実感しているこの頃です。