【業務連絡】:2018年6月の『ボディワイズ 予約可能日程表』更新させていただきました

                                              • -

☆ 以下、ボディワイズにお通いいただいているお客様への業務連絡となります ☆

                                              • -

お世話になっております。
ボディワイズの鈴木です。



☆ 2018年6月の『ボディワイズ 予約可能日程表』更新させていただきました



更新された『ボディワイズ 予約可能日程表』をご覧の上
ご都合のよい日時がございましたら、
ご予約のご連絡をいただけましたらと思います。




『ボディワイズ 予約可能日程表』

http://bodywork.s73.xrea.com/goyoyaku.htm


※ 新規の予約表が表示されないとき


ブラウザーが過去の情報を記憶し、それを表示しているときがあります。
たとえばその際は、Windowsパソコンであれば
キーボード上方にある 
ファンクションキー5 <F5> を押していただければ
更新された内容が表示されるでしょう。よう
また他の機種ではそれぞれブラウザーの更新の仕方が異なりますので、
お手数をおかけいたしますが利用機種の更新法をお調べください。




【 編集後記 】


こんばんは。
ボディワイズの鈴木です。



「筋膜がリリースされていくって、広くいうと、どういう仕組みなの?」



同業者の、お客様に説明させていただくときがありました。^-^



一般の方にはなにやらよくわからない言葉が並びそうで、
わかりづらくてすいません。 m__m






正常なやわらかさがある筋膜には、
外圧を跳ね返すクッション性があり、
筋肉が伸びた際の伸びを制限を設けたりする機能もあるようだと聞いたことがあります。


正常な筋膜を顕微鏡で観察すれば、
テンセグリティという立体構造化された組織。
ちょうどそれはお風呂掃除で使うスポンジのように見えるんです。
スポンジは繊維が立体の網目のような状態になって内部空間がつくられています。
それと似たような立体化がなされたゼラチン質でつくられた構造体が筋膜なんです。
正常な筋膜は体内という体温が高い中で水分豊富な状態であれば、
まさにしっとりとしたやわらかなゼリー状でいて、
テンセグリティゆえに伸び縮みの自在性がかなえられるのでしょう。



対して硬化が進んだ筋膜は、
外圧を跳ね返すクッション性はなくなっていきます。
その硬度は骨よりも明らかに硬いものと感じられるほどの状態になりますから。


私は硬化が進んだ筋膜の顕微鏡での映像はみたことはないのですが。。。
正常な筋膜の状態ではスポンジの立体化された繊維のようなテンセグリティ状であったものが、
元来はゼラチン質で組成された立体構造がつくられたという、
冷えて水分を失えばもっとも煮凝りやすい構成物ですから。
まさに冷えて水分を失いテンセグリティ的な繊維内部の空間が失われたときに。
やわらかでしなやかなゼリー状であった筋膜が、
硬く骨以上に強い硬さでガチガチな状態に変質してしまうもののように思えています。


私が初回施術をするときに、
強化プラスチックのようなペットボトルのキャップ大の干からびたゼラチンを触ってもらうのですが、
まさに、私が慢性化した筋膜の硬さを身にまとった筋肉から感じる、
冷たさや硬さや乾き感が、この干からびた小さなゼラチンとして象徴したものなのです。
それは実際に生体の骨の硬度よりも強い硬度を示すというハードなものです。


そのような硬い筋膜は、
壊れやすいガラスのようなものです。
軟部組織としての本来の伸びやかさやしなやかさがない。


伸縮自在性が低下していくわけです。




すると、、、。
思いもかけない軽度の運動による負荷でも、
力の入り方や負担のかかり方が災いすれば、
筋膜のよりあつまった腱が骨膜から剥離を起こしたり、
肉離れを起こしてしまうこともあります。


ただ人間のインテリジェントな側面としての対処法は、
すでにこのようなカチカチの筋膜を体の芯に創ったならば。
本能的に壊れやすい筋膜にダメージをあたえずにおきたい。
その望みをかなえるための、硬化した筋膜をかばうようにする機能が付いています。


筋力を発揮させようとしても、力の出力をしすぎると自らのパワーで、
自分の筋腱を壊すことになるので、そのようにならないようセーブしてくれます。
同時に、筋肉をストレッチをさせることも、
筋腹や筋肉の付着部が傷んだりしないよう早々に痛みを与えます。




それはいわば、
肉体を守るための、安全装置のようなものですね。






もし筋膜が硬化していたとしても、それは可塑性があって、
適切に筋膜がリリースされていくことで、
自身の筋肉の長さを感じ取る筋感覚も増していく事になります。



ただし筋膜組織の成り立つ様子をゼラチン質繊維で作られた
スポンジのような内部空間を持つようなイメージのものと申し上げました。
特に私の想像上の筋膜が寄り集まって筋組織が萎縮したという状態は、
まさに硬さが骨を超えるほどのゼラチンの固まりに近い状態に変わりはてています。



「そのような硬い筋膜もリリースできるようにテクニックを駆使すれば、
 トントンと刺激を与える等で緩んだりすることもあるし、
 マッサージのようなものでも緩んだりすることもあるし。。。
 けっこう、速攻せあるようなリリースができるような箇所もあるんですよ。」



という、なんとなくわかったようなわからないような、、、
曖昧な説明をするならば、




ここで賢く察しのいい人は、
「あれ?_変なこと言ってるよ」って気づくでしょう!




お菓子作りでゼリーなどを創ったことがある方ならば
固形の数立方センチもあるゼラチンなんて、
一瞬でとけるわけないじゃん。


それが筋膜リリース上のテクニックを使って圧したり、
他テクニックを使うと緩むのって、、、ありえないんじゃない?
冷えて乾いて固くなったゼラチンは、
ゼラチンの粉状のものに水分を吸わせてふやかすのに、
けっこう、時間かかるんだよ〜。


そういうことだから、筋膜がかたまった部分が緩むっていうのも、
徐々にかたまった筋膜部分がふやかされて緩むっていうのが
普通じゃないの?



というところですよね。




実は、そうなんですよ。 ^-^


体内で硬化した筋膜が緩むほどに水分を吸収して柔軟性を帯びるような、
筋膜組織が質的な変化が起きるにも時間が必要です。


もちろん、硬化したゼラチンがさっとふやかされるようなことはないのです。



ただ筋膜リリーステクニックを駆使しているときに、
確かに先程まで、硬くてガチガチになっていた筋肉がさっさと緩む。


それって、どういうことなのか?





それは実は、
以下の2つの問題点を見つけてリリースをしていっているわけです。


筋膜がバンド状になっていてよじれていたり、
隣の筋膜に張り付いていたりして、
内部的に引き合ってしまう緊張状態が造られているところを解いてみたり、
というのがひとつのパターン。
ほつれて絡まった糸をほどいていくようなやり方ですね。
他にも筋膜の異常形態がいくつかのパターンがあって、
それぞれにリリース方法は異なります。



そしてもうひとつは、
脳からはすでに「緩んでいいですよ」というメッセージが出ているにもかかわらず、
何らかの理由でそのメッセージが目的の筋肉部位まで届かずに硬化したまま。
というようなパターンもある。


この場合は神経上のトラブルで情報の送受信にような部分に問題があります。


たとえば筋肉がまるまる一本が固くなっているようなときには、
その筋肉の腱部分も相応に固くなって情報のやり取りが鈍るような状態になっていることも。
そういったときには腱部分にある凝りだけをリリースするだけでも、
脳からのメッセージの通りがよくなって
「あっ、脳が緩めろっていってるじゃないか。緩んでもいいんだ!」
と気づくこともある。
ただ腱部分をあまり強打し過ぎると、一時的に大きく緩むが、
時間経過を経てかえって以前よりも固まってにっちもさっちもいかなくなることもあるので。
適量の刺激を加えるという、
適量を見ぬくことがプロとしての価値を高めることになるのだろう。



また他にも、実は私が触っていてお客様が
筋膜の硬化部を触れていると勘違いされていそうなところもありまして。
たとえば筋膜の硬化レベルに硬く問題を帯びたリンパ部分を患部として持っている人も多くおられるので、
そちらに向けてのアプローチをしていたり。





以上に挙げたような筋膜の硬化したパターンのリリースは、
ほぼ、わたしは独自のやり方に傾いてはいますが、
オステオパシー系のテクニック等を適用して、
即座に相応に緩められる感じがでてくるということもあります。




もう少し考察を深めてみていくならば、
骨膜部分に癒着して水分や栄養素の補給が減少した筋膜の硬化部分ほど、
リリースが難しいものはないように、私自身は感じています。


この筋膜を越えて、更に内奥に位置する骨膜への意識は、
たいへんにソフトなアプローチでリリースをなさる先生から教えていただいたのですが、
結果的に私の考えて応用したイメージは自作てい鍼に取り入れられるものとなり、もとにきたときにはソフトなアプローチとは呼べないようになって、
表現されだしたのですが。


概念的なことと思われてしまいそうですが、
筋膜以上に骨膜部分へと意識を向けてアプローチをしたほうが
筋膜リリースの完成度があきらかに向上するように見受けられます。
実際にリリースの手が届く深さが増していくようなリリースの量的・質的変化を感じています。




などなど、
実際に施術の場でなされていることは、
硬いゼラチン状の筋膜を力任せに打ち砕いているようなことでは、
断じてありません。


もっと、繊細で思慮深い観察をして、患部の場面ごとの判断を
幾度も幾度も繰り返しながら解き方を試行錯誤を常にしつつ、
筋膜リリースはおこなわれています。





そして施術により筋膜リリースをおこなったときの状態変化と、
血行を悪化させる身体の使い方に気づき、改善を促しつつ。
それらをきっかけにして血流のスムースな状態をできるだけ長い期間保っていただけるようにしていきます。
そうすることで、ようやく本格的な本来の解きたいと私が切望していた
ほんとうに硬くニッチもさっちもいかなくなった筋膜の癒着部の炎症を癒やし、
古くなった組織を建て替えていけるほどの栄養をそこに送り続けるようにいく。


そこはほとんどがお客様自身の内なるドクターがなさる治癒への仕事です。



私はお客様が次回にお越しいただけた際、
前回の施術をしたところをお客様の内なるドクターがどのようになさったのか。


それを観るのは、とてもたのしみな会話となっています。 ^-^






「筋膜がリリースされていくって、
広くいうと、どういう仕組みなの?」
という質問に対しての回答として、
様々脱線したことも話してはいますが。



筋膜の現状のタイプ分けが適切にできないと、
臨床上最適なそのタイプの筋膜の癒着部へのアプローチができるものではないんだということだけ、
わかってくれれば。
そこがわからなければ筋膜がリリースされる仕組みが画一的なひとつのやり方で
すべてまかなえるというような誤解をしなくてすむように感じます。


ここは、はっきりいって、とても重要な視点だと私には思えています。



(終わり)



================-
ボディワイズ
鈴木政春
〒142-0063
東京都品川区荏原5-16-18
電話:03-5498-2220
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/top.htm

sfcsfcsfc_2001@yahoo.co.jp
================-