てい鍼による左右のクロスポジションによるリリース。


10センチのハニカムてい鍼.jpg

私が自作した10センチ長の真鍮製てい鍼例





てい鍼で、体の刺激をする際に、
面白いリリースの影響があります。


それはたとえば右手で握ったてい鍼で体の左側の患部に接触刺激を加えると、
右手で右側の患部を刺激する以上のリリースが起きるのです。
実際に鋭敏な感覚がある方がやってみると、わかるでしょう。



「えっ、確かに・・・。
 でも不思議だ。 0.0;」



理由はそのようにしますと、
極性療法(ポラリティセラピー)の作用から
深い患部のリリースが起きるからです。




さらに効率のいいてい鍼でのリリースの方法があります。



てい鍼を2つ用意します。


そしてたとえば、両手でてい鍼を持ち、左右の足三里に同時に接触刺激を加えるのですが、
そのときに右脚の足三里は左手側のてい鍼で、
左脚の足三里は右手側のてい鍼で刺激をする。



すると理由はあまり明確ではありませんが、
私の体感上、脳で左右のバランスの差異を情報として的確に捉え、
神経的に問題を明瞭に把握理解できた際に、
脳内のボディマップを書き換えてくれるように感じています。


それはなぜかというと、
不思議と動きの質が、
これをやってみるだけでスムースに向上した感じがする。


そのようなことに経験上気がついたときがあるからです。


もしかすると、工夫次第では。
体の感覚上の左右差を拮抗させるためのツールとして利用できるようになる?
そんな気がしています。