プルパで最終課題の首をリリース!!


昨日の施術にて。


プルパ」を利用して小一時間以上、首、肩の筋肉部分をリリースをおこなわせていただきました。



金剛杭プルパ .jpg



実質、こちらのお客様に取りまして、右首が最後の最後の課題です。



右首はすでに痛みや不快感がなくなってしまうほど麻痺が進み、現状の状態が悪化。
左首は痛みが感じられるので、てっきり左首が悪いのだろうとお客様は思っていたそうです。
(このような勘違いは、しばしば見受けられることで珍しいことでもなく、体内での病巣のカモフラージュされた状態と個人的に呼んでます)



お客様の主訴として、寒さがここの所増してきて、「偏頭痛」になることが多くでてきたそうです。
以前よりもましになったと、そこを強調していただくも、やはりいつまた偏頭痛に襲われるのかをおびえながらの生活は。
つらいものです。。。



と、そういったところからも、
右首の筋が硬化が進み頚動脈の圧迫による狭窄で虚血性頭痛が起きる状態。
そこは実感なさっており、もしや右が問題があるのでは?ということは、
お客様ご本人もうすうす気がついているのですが。



右首は、5年程前には痛みを感じられたのですが、
現在は痛みがなく不快感が左首に張りや緊張として感じられるので。。。


もともとこちらのお客様の右首の硬さはかつて指摘させていただいておりましたが、


そのときは、私にはその右首の石よりかたくなった部分を安全にとくための手段がありません。
腱部石灰化した感じは頚椎の深層部にありそうな雰囲気でもあります。
そのような箇所の硬さは、冷めて鋼鉄と化したっかえ棒と呼んでいい。
まさにそれほどの状態で、かつてはその部分を鍼でお客様はアプローチしておられたそうですが、
どうしても一時はいいのですが、戻ってしまうのですとのことでした。
一時はいいというだけでも、私にはなんてすばらしい技術を持った鍼灸成果だろうと思って聞いていました。


まさにアプローチすることがほんとうに施術者側としては、
緊張の連続で5分もすれば、息が止まっている自分を見つけます。
ほんとうにこれ以上ないような危険な急所のリリースですから。


プルパがなかった当時、
しかたなくその周囲や関連部を遠隔で緩ませるような手で幾度もリリースを繰り返すしかありませんでした。
首のカウンターストレインをしても跳ね返されてしまう。
マッスルエナジーを使っても効き目の実感は私にも疑問で、跳ね返されてしまう。
私の持ち手の施術技術も相応に優れたものをいざとなれば使うというために用意していたものは、
ことごとく跳ね返されてしまう。
それはおそらく他院でもそうであったのでしょう。



ただプルパを用いたとしても、
非常に問題を含んだ箇所であるため、
痛みや不快感が出ることは目に見えていますので。


お客様には、「その部分を解きますか?解いてよろしいでしょうか?」と何度も念押しするほどです。


それが本当に劇的なほど右側の首筋は状態が劣化して筋感覚麻痺が進んだところを解きだし続けると、
やがてはかつて5年ほど前に感じていた右首の尋常ではない痛みを持った炎症が内在しつつける部位にリリースが到達します。



そうなるとどうにか右首の麻痺して硬化が著しく日々進み続けた状況からは離脱できます。


つまり麻痺した筋部はかなりいい加減な負担をさらに強いることがあっても痛みがないため、
どんどんその部位は筋膜の癒着が続き、筋肉が劣化した深層筋を量を増やしつつ肥大し続けます。
麻痺した筋部を持つという恐ろしさは、出火しているのに火災警報機が切られて続々と燃え盛り、
その類焼はその周囲の血管やリンパ管、骨の位置の異常なずれなどを強いるようになってしまう。


私にはそれは生命力を枯渇させられた部位が身体を蝕み続けるような絵にみえています。。。


そこから離れることができるのです。
これは貴重な自己治癒力を発揮する土台ですね。



そして実際の施術作業としてプルパで右側の首の硬化部をゆるめていく。
するとお客様はさっきまで左首が痛いといっていた状況よりも、
右首のほうが深刻であったということをありありと気づきだします。


それはそれは右首は過緊張著しい状態ですから、
本来的に内在するそれらの筋肉部分は血がめぐらず酸素供給がおぼつかない状態。
老廃物もその場に多大に溜まりすぎてます。


そのようなところはリリースされると、
痛みが本当に強いんです。。。


でもその箇所、だいぶプルパで緩めることができ、
硬化著しかった右首の中層の下部まで緩めることができました!



お客様も相当、耐えておられた様子でその姿を察しながら解き進めるのは、
私としてもかなりつらいことで、やりたくはないというのが正直なところです。
ただ、今後のお客様の生活を切り開くにも、
やっていくしかないと私も腹をくくりました。。。



最近、首部分のプルパによるリリースは他のお客様にもおこなっております。
そちらで開発した技術の集大成で対応させていただきました。
その技術を養成しておけたから、対応できる目算が持てたのです。



実は、こちらのお客様。
他の体の部位が若返りしなやかな筋肉におきかえっていますので、
この首部分が、最後の最後の課題だったのです。
うまくこれで「施術終了しても、もう、私は大丈夫、大丈夫!!!」


ということに、なってくれたら、お客様にとりまして、
どれだけ生活の質が上がることでしょう。


そうなってほしいと思いつつ、
同時に、プルパがあってさいわいであったと痛感した一日でした。 ^−^