「問診のすすめ」の本の写本、ほぼ終了。。。

みなさま、
お元気でしょうか。


3連休で、お休みの方もおられることでしょう。
充実したお休みをお過ごしください!


私ごとですが、
昨日、母の新盆でした。
ご住職にお越しいただきました。
あとは佐原にあるお墓へお参りに今月中にいってこようと思います。
母への供養を、一区切り付けたような気がします。

 

と、ここまでが私事です。

 

最近、問診の本を、家にこもって写本しておりました。

 

中医学の診断は「技術」なんですね。


身になるような学習が進んではいないのですが、、、。

 


自分で勉強法を考えて、学んでいかなければなりません。

 

昨日、ようやく【問診のすすめ】という本の、
重要部分を朝から晩まで黙々と書き写していました。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

問診のすすめ―中医診断力を高める

 

内容(「BOOK」データベースより)
患者の表現方法は三者三様、発せられる言葉だけを頼りにすると正しい証は得られない。表情・挙動も観察しながら、どんな質問を投げかければよいのか、中医基礎理論を診療で使える形に変換するための方法論を提示。臨床でよくみられる症状について、問診の進め方の具体例をチャートで解説。著者の臨床経験に裏打ちされた含蓄のある話をコラムとして掲載。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金子/朝彦
1962年生まれ。あん摩マッサージ指圧師鍼灸師。梁哲周先生に師事し、漢方全般を学ぶ。漢方研究「三旗塾」を主宰し、中医系臨床家の初級からの脱皮を図る。さくら堂治療院院長。湘南医療福祉専門学校非常勤講師

邱/紅梅
1962年生まれ。中医師。北京中医薬大学医学部中医学科卒業。東京学芸大学大学院で生理心理学修士取得。桑楡堂薬局にて漢方相談の傍ら、講義・執筆などで中医学の普及に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 


本書では各論に問診レシピと称して、
問診についてよくまとまっているありがたい本です。

問診では、
お客様に大枠の問いかけをさせていただきます。
かえってきた回答から状態を推測していきます。


中医診断に必要な問診の聞き取り項目が書かれており、
その項目に該当する言葉をお客様が述べられたとき。
次のような疑いがあるとか、
その場合はこのようときが多くの可能性があるようですなどといったことが書かれています。

 

そちらの問診の各論をノートへ書き写していまして、その作業が済みました。

ページ数は100頁ほどと多くはないのですが、、、。

中医学の用語がもやもやした理解で、臨床中医臓腑学等を学ぶことや、
さらに内容を理解を深めなければ問診で聞き出したお客様の状態や状況が、
どのような背景でそのようになっているのかまでは本書には書かれていないので。。。

得られた結果は中医学の理解が浅いため記憶に残りづらい。

聞き出した内容の裏をほとんど読めずに結果のみを切り取って、
脳裏に書き込む感じです。。。


ほんとうに暗記物を、
まるっと覚える感じで申し訳ない。


ただ、そういったもやもやした用語を目で黙読してもまったく記憶に残らず整理できない。
とりあえず音読しても、まったく頭に入らないし残らないのです。
学ぶというより混乱が生じるので、後で思えば時間の無駄でした。

結果的には訳もわからないが
ただひたすらにノートに書き写しておいたほうがいいだろうと思いまして。
時間はかかるし労力も必要だが、後に自分でノートしたものを見たときに、
少しは自分のものになったような実感と親しみを持つことができますから。

 

 

ただ、そのような勉強を数週に渡ってしているうちに、
今までの仕事が役に立ったことがあります。

それは、私は多くのお客様と接していておりますから、
お客様の話された言葉が思い出されてくるのです。

たとえば、

「ものを食べても、まったく味がしなくなって」とか。

「便秘と下痢を繰り返すんだ」とおっしゃられていたな、

「夜中に一度起きると、もう寝付けなくてラジオをずっと聞くしかないのよ」とか。。。

 

または、

「背中を温めたら痛みがひどくなった」とか。。。(→ 胃の血瘀の可能性がある)

「背中を温めた痛みが引いて、冷ましたらひどくなった」とか。(→ 風寒感受・気虚類におおい)

といった、温めたほうがいい場合と、冷ましたほうがいい場合と、
真逆なことをいうお客様がいたことを思い出しました。


中医学用語の多くは、正直、現時点ではわけがわからないのです。

意味深長な証名を単純記述し羅列するといった砂を噛む作業が、
お客様との印象的なかかわりあいで交わした言葉や内容こそが
私の財産だなと感じるときにもなりました。

お客様との話をしたときのシーンが船の碇のようになって、
記憶のためのきっかけとなってくれています。


これから何度か繰り返し読んでいくことで、
とにかく理解を深め増やすしかありません。

 

中医学の診断は「技術」ですね。
その技術を使いこなせたらいいですね。

 

そうなれば、お客様から
【 この人はプロとして信頼できる。この人には何でも話せるし、この人の言うことを聞くに値する 】
という評価をしていただける結果を、
今まで以上に残すことができるようになるかもしれません。

 

ただ私自身、ここ最近は朝から晩までの机に張り付いての作業を続けていて。

デスクワークを朝から晩までなさっておられるお客様の大変さを思い知りました。。。


肩こり、右手の人差し指の腱鞘炎、目の疲れ、、、、、。

肉体疲労的な過労とは違ったつらさがありますね。。。

不器用な学習法ですが、
前向きにがんばっています。