昨日は脈診講座でした。
あと3回で、この講座も終わります。
脈診は、徐々に手の宛方を先生から学び取り、
脈診を講習生同士して、先生がその講習生が読む脈が妥当かどうかを見ていただく。
橈骨動脈の上に指を乗せて脈を読むことは難しさを感じなくなりました。
ただ鍼灸師の講習生と比べて「脈理」がまったくできていないことを痛感する一日でした。
脈理とは、たとえば脈が浮く位置にある「浮脈」ならば
「陽邪旺盛」
「表邪があって、正気旺盛」
「陰陽の制約が失われたとき」
の3つのパターンのうちのどれかに該当します。
それらのどのものに当てはまるかを調べていく。
そういった作業をするための選択肢は覚えておかなければなりません。
私自身、最近、疲れているなという自覚はあったのです。
疲れすぎて勉強しようとしていることを頭に入れようとしても、
なかなか入らずにいました。
先生が私の左手の脈をみると、
「これはかなり疲労しているな」
ということを指摘していただきました。
先生「ちょっと、舌をだして」
いわれた通り舌をだします。
先生「舌苔(シタコケ)の白がはげて、はげたままになっているな。脾臓を疲れさせているよ、これは。」
と。
ずばりといいあててくれました。
その自覚があります。
すると他の講習生が「わたし、そういう舌みたことがないです!見せてください!」
ということで、生きた舌診の悪い例のサンプルになっていました。
^-^;;
舌苔は、元気な方でも、どなたも生えているものです。
それは脾臓の作用で生成されるものです。
舌のコケが剥がれても、のちにまた生成して舌を覆い舌を守ります。
それが脾臓の状態が悪化すると、コケを生成することができずに剥がれたままとなります。
それが私の状態でした。
私も講習場の鏡で自身の舌を見て、
「あっ、ほんとだ、舌苔が剥がれたまんまの部分がだいぶあるぞ!」
そしてナイスフォローを鍼灸師および薬剤師の講習生からいただきました。
「CDーROMでマスターする 舌診の基礎」という本を買って読むよう勧めていただきました。
ぜひ、購入して体調の復活後に勉強したいと思います。 Tさん、ありがとうございます! m__m
私も、自身の体の疲れの自覚がないわけではありません。
問診の本を読みこんだおかげで、
現状がどういう不具合が生じているのか。
分析することができました。
大まかなところのみあげれば、
脾臓の気をつくり肝臓に送る機能が低下している。
腎臓の水分を保つ作用が悪化して疲労が抜けない。
体内の水分量が減りすぎて血が濃くなり脈診をすると弱い脈圧になっている。
声を出すのが億劫になっているのは、
肺の収縮拡張がしづらくなっているからでしょう。
など。
中医学の用語でどういう状態であるか。
いまはまだ手元に中医学診断の本を見ながらですが、
本のなかに、どのようなことが書かれているかインデックスを脳に叩き込んでいますから。
それにより、以前より状況把握がしやすく、
冷静に対処できています。
ただ短期間に学ぼうと詰め込みすぎて睡眠時間を削りすぎました。
ペース配分を間違って走ったランナーのように自滅しました。
焦りゆえの反省点です。 m__m;
これからは、ペースを落としつつも客様のために役立つ知恵を増やし、
それをお客様のしあわせのために還元できればと願ってがんばっています。
■----ここからが業務連絡となります----■
ここでひとつ、お詫びがあります。
私自身、月半ばに臨時営業の再開を考えて準備をしてまいりました。
ですが鍼灸師の脈診講座の先生の「疲労をとって動いたほうがいいよ」という指摘を受けて、
現状の体のままでの施術はお客様にもご迷惑をかけるだろうと思いました。
それによりスローペースの仮の予定で申し訳ありませんが、
<strong>7月25日(木曜日)から、一日、一名ずつから。</strong>
お客様の施術を受け付けられるようにさせていただければと考えています。
それまで休養をとらせていただき、体調を万全にするよう整えておきます。
後日、予約受付の詳細につきまして、
業務メールとして「メルマガ」および「当ブログ」にてお伝えさせていただきます。
その際はどうぞご検討のほどを、よろしくお願いいたします。
ボディワイズ
鈴木政春