脈診講座で先生から「脈診」を受けるときに感じたこと。
まさにフェザータッチで、ソフトな指先でした。
それは一番最初に脈診を受けたときには感じなかったのですが。
私が、少しずつ脈を取ることに慣れてきたときに、先生のプロの技を実感できました。
不思議なものですね。
「脈診」を学に際して3ステップに階段を登ります。
(1)脈を診るための正しい位置への指の当て方
(2)指を置いたときの圧の設定(軽・中・重)を確実に
(3)(浮脈・平脈・沈脈)という脈の深さ
(4)(柔和脈・軟脈・硬脈)という脈の強さ
(5)(遅脈・数脈<さくみゃく>)という脈の速さ
(6)(滑脈・渋脈)という脈の流れ
(7)(大脈・細脈)という脈の太さ
その他。。。
など、専門的なことはたくさん教わることになりますが、
実際に私が施術で使う際にはどのように役立てるだろう。
そう考えてみると、
思い当たるところがあります。
たとえば、
いちばんシンプルな脈の深さを診るだけでもいいのです。
もともと脈を診るというのは橈骨動脈の脈管に触れて情報を読むということですから、
心臓に関係する循環器系の状態を読むことができそうだなということは直感的にわかるはずです。
脈が浮いていれば(浮脈)、お客様の身体に腰痛等があって熱がこもっていることを想像できます。
脈が沈んでいれば(沈脈)、お客様の身体が冷えていれば筋肉量が少ないとか慢性的な疾患が隠れていそうかなと想像します。
またそれだけでもなく、脈を診ようと指を置いた瞬間に、
脈を診たとき橈骨動脈の脈菅が硬くてコリっとしているか、軟化して感じられふにゃっとなっているかで
気の流れが潤沢かちょろちょろかということも読むこともできるます。
詳細を分析的に診ることもできますが、
慣れてくると少しずつ指を脈の上に置いた瞬間に、
いくつもの情報をくみとることができるものですね。
うまく脈菅の上に指を置けるようになれるかどうか。
それは脈診講座の先生の手の感触でわかってきました。
ここは本からではいくら頑張ってみても学び取れませんでした。
私にとって脈診が中医学診断でわかりづらかったのが、
この脈診の際の指を置く感触が自信が持てないというところでした。
ただ、中医学診断では、
舌診そして腹診という、
他の診断法があります。
ものすごくざっくり言うと、
舌診では、脾臓や胃などの消化系を判断が直感的にしやすいものです。
腹診では、その腹部の高さの臓器の調子がわかりやすいものです。
舌診の資料はかなり出版物もあるので手に入れました。
こちらは脈新講座の受講生の鍼灸師および薬剤師さんにお勧めしていただきました。
T様、ありがとうございます。
ただ腹診の資料はほとんどなくて困っていました。
腹診の情報は、データ的に羅列された本はあるのですが、
実際に腹診をしている先生の手順を流れ的に見なければ。
どのように自分の身を動かせばいいかがわかりません。
それならば映像メディアで視聴したほうがわかりやすいということで、
ほんとうの入門という内容のものなのですが以下のものを手に入れました。
DVDの臨床家のための腹診入門
ちなみに腹診については、youtubeで中国人の先生が中国語で腹診をしている映像はたくさんあります。
そちらは参考になると思います。
たとえば、次のような腹診の映像ですね。
https://youtu.be/bhbMEz_pUWQ
張孟超醫師-腹診(肋弓狹小+全腹正中蕊+腹直肌緊張+右脅緊張+腹力中等)
逃げられない気持ちで、
やっております。