私のおじやおばなどの御世話になっている親族ですが、
年齢が進むにつれて体に不調を訴えておられる方が多くなってきています。
その不調も現代の医療の発達により、
すぐに命に関わるものではありません。
ですがやはり先々が心配になるので、
なにかないかなと考えていました。
簡単で安全性が高く、それでいて効果があるセルフワークが可能なものは。。。とすると、
かっさ療法は、中国、台湾、韓国等では、血液の流れを滞らせるような状態を、
かっさプレートでこすることで改善させるものです。
以前もかっさプレートを使ってうまく筋膜部位をリリースができないか、
いろいろと試してみたのですが、大きめなカッサプレートが手に入らなかったためか、
希望する成果はでてくれませんでした。
ただ現在私が所有するベン石のかっさプレートについてのみ、
自身で試してみて効果を実感できたので、
そちらをいくつか購入して親戚に配ってこようかと。
ただ、そのときにプレートだけをわたされても、
使われずに放置されるのがオチですから。
できればわかりやすく症状別にどこをこすればいいかを書かれた本を購入して、
「ここを、こんな感じでこすってみてください!」とレクチャーできれば。
それで昨日は、かっさ療法について調べるため神田神保町へ。
その前に、上野の中国書籍の亜東書店 https://www.ato-shoten.co.jp/ にて、
中国本土のかっさ療法の本を探しにいってきました。
やはりネットで本のタイトルをみるだけでは、
なにが書かれているかわかりませんから。
めぼしいものを中国のかっさ本を2冊購入。
ただ次に向かった三省堂本店の医学書センターにあった以下の本のほうがあきらかにわかりやすい。
以下の本。
4014円と、専門書としては安価、一般書と考えれば高価という本ですが、、
私のニーズでは買ってみてお得感がある本でした。
刮痧療法は、中国で民間療法として発達してきた治療法なので、技術的にはきわめて簡単。しかも、治療効果は抜群に高い。 水牛の角などの器具で経絡、または経穴を刺激する(擦る)だけなので、だれでもすぐにできるという利点がある。 経絡と経穴の位置さえ間違えなければ、初心者がいきなり効果的な治療を行うことも決して夢ではない。 刮痧療法は、経穴の位置が完璧でなくても構わない。水牛の角などの幅のある器具でこする療法なので、1〜2mmズレた位置を刺激しても、経穴を刺激することが可能になる。 この新しい療法を治療に取り入れることで、だれでも治療家としての守備範囲が著しく広がることは間違いない。
著者孫 維良 判型B5判/206頁 オールカラー 発行者科学新聞社 発行年2016年
刮痧療法が動画でわかるDVD(約12分)付
主な内容
〈理論編〉
第1章
刮痧療法
経絡学説/十二経脈/奇経八脈
第2章 経絡学説
刮痧療法の歴史/「刮」とは何か、「痧」とは何か/刮痧療法の効果と作用/常用する器具と媒質/刮痧の種類/刮痧の手順/
補瀉/施術の際の姿勢/施術する部位/刮痧治療のベースとなる理論/適用範囲と禁忌症
〈臨床編〉
症状別臨床
頭痛/胃下垂/腹痛/肋間神経痛/高血圧/五十肩/坐骨神経
痛/腰痛/膝関節痛/更年期障害/美顔/肥満など全60症例
巻末付録
刮痧常用反射区/背部脊椎対応区と臓腑器官体表投影区・相対
区/刮痧治療 臨床応用例(全13例)
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中国の本よりも上質な紙で大判なので見やすいです。
日本の整体でかっさで費用をいただけることはあまり聞いたことがないのですが、
お客様のひとりに、どちらか東京から離れたところにある整体院でベン石のかっさを勧められて、
プレートを買って持っているといっておられました。
私もセルフワークとしては、ベン石のかっさであればお勧めできるものと思います。
ただ治療院で、かっさ療法をしてお客様が来ていただけるかどうか。。。^^;
そこは難しいところがあるでしょう。
ただしエステサロン等をなさっておられる方には、
参考になる本の一冊かと思います。