体験会で私が学び気づかせていただいたことの中間報告です

ボディワイズの新たな施術方法の体験会の一昨日と昨日。

2日間で「6名のお客様」の施術をさせていただきました。
お客様方においでいただきまして感謝いたしております。

施術のベースは過去の優れたボディワイズの施術法を置いて、
それに加味した温熱のリリース法です。


コンセプトは
「今までのリリーステクニックを下地にして、
筋膜の癒着が進み硬化した組織とその周囲を加熱しリリースの促進をはかる」

考え方はシンプルです。

 

首筋や細かいが骨化した筋膜部分において。
以前のボディワイズの施術のやり方では対処ができなかったお客様の状態でも、
体温かそれより少し高めの温度に温めた玄武岩のホットストーンやベン石などを利用することで、
可能な状況が生まれてきました。

 

 

それは以前のボディワイズで行われていたリリースの見立てやテクニックがあってこそですから、
単純にホットストーンの石を買ってきたからできるものではありません。

 


ですが脊椎下に並べたホットストーンをしばらく当てていたお客様には、
「石で体を温めると本当に背中が、暖かくて気持ちいい」
という体験知を増やしてくれた人もおられます。


そうなんです。


日頃から、自分でホットストーンを用意して利用するならば、
効率的な自身で体を緩められるんだなと理解してくれるはず。

そこは私にはお客様への新たな自己治療の習慣の一つとして、
理解して取りいてみたいと思ってくれればなによりですね。

ホットストーンを使ったマッサージをうけずに、
自分の体の上に温めたホットストーンを置くだけでいいし、
ホットストーン用の石は私もアマゾンでチョイスしたのですが、
手軽に買えるものです。

急性の凝りなどは一晩かからずに、しっかりと改善しますから。

それは口でいくら言っても半信半疑でしょう。
でも実際に体験してもらうと、
かなり違ってきますね。


そして自己治療的に、脊椎部分をホットストーンを使ってリリースをしていただけているお客様は、
自律神経の正常化が進み、私のところで施術を受けてみたら、
以前以上に体調の改善変化が感じられるはずです。

精神的ストレスをいやす石の力は大変な大きさです。

たとえば玄武岩はぐつぐつと燃え滾るような熱を持つ溶岩が固まった石です。
そのときの温度は冷めてはいますが、
かつての溶岩であった記憶を石の組織は保持しているといいます。
それもあり保熱性が高く冷めにくい石だともいわれております。

そしてそれは体の芯を温めるに十分な力を秘めていることを、
体験すると悟られるでしょう。

私の目論見として、
お客様自身に自己管理の方法のひとつにホットストーンもぜひ!という気持ちでおこなった体験会でもあります。

 

ただ私の施術では一般的なホットストーンではおこなわない工夫を
お客様には目に見えない工夫部分が多く取り入れてあります。
私の体にてアイデアを出したものは仮説検証し続けてきたため、
その成果は今回の施術をさせてわかりましたが他のお客様にも高いものでした。

 


施術の再開をと踏み切ろうと自分が笑顔で決断できたのは、
以前のボディワイズで行っていた優れた筋膜リリースの成果をだせるずり圧道具に
玄武岩のホットストーンやその他の新規に集めた石をずり圧用のグッズに転用して。
その結果が大きいことを発見してのことです。

 

中休みの一日とさせていただきました。

昨日は、夜施術が終わって、
そのまま疲れすぎました。
くらくらしていました。

 

尋常じゃないハードさは以前とは変わらないと施術終わりで感じてましたが、
ただ一日して私の体の回復した様子からすると、
以前の7割ほどの負担量で済んだという感じです。
お客様の起立筋等の主要筋をリリースできた範囲や深さが3~5割は増してのことです。
施術にかかった時間も以前の施術に比較すれば短くすることにも成功しています。
体感では以前の私がしていた施術での疲労度が3割負担減。
それは大きなことです。

 

 


これらの結果をみるならば、
もう少しお客様ののちの変化は待って検証したいところですが、
ですが比較的早期に施術の本格的な再開ができるという自信につながりました!

 


ただ今回は無料での体験会とさせていただきました背景につきまして。

そこは実際に多様なお体の状態を持ち主訴を述べられたお客様の様子を目の前にしなければ想像することは難しいものです。

 

ひとつは、

私自身では中医学診断で得られた知識で、
今まで以上のお客様の情報をえているのです。
「望診、聞診」というお客様の姿勢や顔色、舌の色、声の状態や臭いなど、
今までも私自身感じ取れていたところはあっても、
どのような意味を持つかを分類して証立てにはなっていませんでした。
「問診」の知識でめまいがあってといわれると、どのようなものを疑うか、
「切診」としては、これは特に脈を診て確認させていただくお客様は見せていただきましたが、
おなかを触ったり体全体を触りチェックしていく。

前回の臨時施術受付をさせていただいたときより、
今回の体験のほうが冷静に見ることができました。

得た情報は頭の中にいれて施術には生かしますが、
私が中医学診断についてお客様に「あなたは、このような証です」など断言したようなことをいうことはありません。


私の見立てがまだ十分な力を備えていませんので、
かえってお客様へ混乱の種を植え付けることになるので。
もともと十分な臨床上の経験を持って中医学診断をする。
その訓練を私自身が日々していく必要があります。
中医学の先生曰く、
診断ができるのには3年~5年はかかるものだから、
焦らずに学びなさいといわれています。

それは私のような中医学専門のものではないものの学習者に送ることばというわけではなく、
中医学を専門でやっておられる先生に向けられた言葉でもありましたので、あしからずです。

ただ舌診のような、ご本人が鏡でみて即、確認できるものは、
舌診の写真付きテキストをご覧いただいて自己確認していただき参考にしていただきました。

 

 


二つ目は
新たな器具を使うために、オペレーションの手際についてです。
新たな施術の手順は頭でシミュレーションしても十分ではありません。

基本的な流れはフローチャート化したものを図に描いて鳥瞰すればわかりますが、
お客様ごとのお体の状態の違いから、どのように臨機応変の対応が必要になるか。
そこが一番の不安なことでした。

基本的な石の温め方も難しいですね。
使い捨てカイロを自作の加熱器に入れるという工夫前は、
一向に石が温まらず頭を悩ませました。
加熱時間と石のサイズや形状と加熱器のなかに入れた場所で温度が違うなど、
ちょうどいいという温度設定にて石を取り扱えないということ。

それは朝の一人目のお客様の場合は、
準備が十分できているためいいのですが、
二人目や三人目となると、
石の温めにもムラがでてきます。

それに施術中も石が冷めすぎたら加熱器に入れるのですが、
そのタイミングをはかるのも、施術中の集中力をそぐようではよくないので。


お客様につきましては、
ある人は汗をよくかく熱性の性質があり、
別のお客様は寒性の性質があり熱さを感じても汗はかかない。
その場合、お客様の様子を見てどのように対応したほうがいいだろうか。

そのような場合は想定していましたが、
やはりお客様ごとの体質上、
石の当て方を適宜にあった用い方にしなければならないことがありました。

体質上、今は温めすぎになりそうだと判断して、
うつ伏せになっていただき起立筋を解くときに
ホットストーンを当てて温めるにとどめたほうがいいのではなどです。

ある程度のところまではストーンセラピーの本などに書かれています。
ですが画一的なやり方を押し付けるよりも、
お客様の様子に接して、
実際にオペレーションをして改善点をあぶりだすほうが役に立ちます。

 

三つ目は、
ベン石のツールが、とにかく割れやすい。

 

そうだとは聞いていましたが、
普段はとても丁寧に使っているものの、
施術中には、
15個ほどのホットストーンをだして、
スピーディにそれらを扱う使うために、
石同士が当たりやすくあります。

私の施術では、一か所や二か所をケアして、それで終わりではなく、
お客様自身が全く気付いていなかった問題ある根っこを見つけ出し、
そこにまでたどり着くためのことを愚直にやっています。
これからもずっとこのやり方でやり通せるものではなく、
数年しないうちに変更を余儀なくされると思いますが。

ここまでしているから、お客様自身の情報を深く集め対処できるのですね。

と、、、そういったことをすると、
背中に敷いた固定のホットストーン以外に、
ユーティリティに使う多種多様なサイズや形状や素材の石を用いることになり、
10個以上の石をお客様の患部リリースに適したものをさっと手を伸ばして使うのです。

ただそれで1000円弱の石が2つほど壊れ破棄。。。

臨床で実際に動いてみなければわからないことです。
予備のツールを追加購入する必要を感じて、
昨日のうちに発注しておきました。
実に大きな出費になりますね。。。


お客様への施術で利用しているホットストーンの数を制限するか、
ベン石のツールをベン石温熱器とベン石スティックに限定するか。
悩ましいところです。

 

 

以上、私にとりましてのような点を感じられた、
有意義な学びと気づきの多い2日間の体験セッションでした。

お客様、ありがとうございました。

そして明日、明後日もどうぞよろしくお願いいたします。