握る型のベン石を4こつかった首筋のこりのリリース。強力です!!

 

過剰な精神的ストレスがかかると歯がもろくなる。
歯茎がはれたり、奥歯がかけたり。
就寝時に食いしばって歯がすり減ったり。

そのようなことがあった後に、
その精神的な負担が軽減したとして、
すぐに歯の問題が軽減されるかというと。
多少はよくなるが、その後も歯の状態悪化は継続していく人もいます。

私もそこは今回、自分のこととして受け止めなければならないことで、
現在、歯医者さんに通っています。

 

それは、なぜ?


ケースバイケースですが、
よくある例をひとつあげましょう。

精神的な苦痛によるストレスが軽減し顎関節周りの筋肉が緩んできたとしても、
首のなかにすでにつくられた深層に至るしこりが緩んでいないのです。
精神的苦痛を感じたときには、
姿勢的には首をすくめます。
首筋を緊張させることで全身を固める意味もありますが、
首がすくんだ肉体は、感情を感じたり肉体的な痛みを感じたりなどがしづらくなる感覚的に鈍った状態となる。

そうやって感情によりこころを自傷するよりも肉体に負荷をかけて緊張させて、
感覚をマヒまたは感じにくくさせているのでしょう。


この首筋の筋肉が深部まで硬化すると、
首は自律神経の要で自律神経失調症といわれそうな状態を作り出します。
肉体的に優れないだけでなく精神的にもうつうつとした状態になります。


だったらその首筋をストレッチして柔らかくするとか、、、。
と思われそうですが、すでに骨と同じレベルの硬さに進行していれば、
ストレッチは苦痛が増して緊張状態を呼び、さらに悪化させるだけです。

首筋へのマッサージも頸動脈や手に向かう神経など重要な部位が多いため
ソフトなマッサージはできても、深層に癒着したしこりはそれではとれません。


なので私はそのような硬化し骨化した首筋へのアプローチには、
スティック状ベン石を使っています。

 

ポイントはその際に、熱すぎない程度に加熱をしておくことです。
加熱でアプローチの際の不快な痛みは1/10~1/2ほどに確実に減ります。

スティック状ベン石では。
ポイントを自由に設定できるメリットはあるのですが、
押さえる時にぐらついて不安定になります。
それが難点です。

これでも実質的にはリリースされているのが不思議ぐらいです。

そこはベン石の石が肌に触れた部位の小血管や毛細血管が拡張する作用が大きいのでしょう。


ただこのベン石のスティック状のものをつかったリリースは、
自分自身に施してみようと考えて試行したができませんでした。
圧をかける方向性や圧の力具合が命です。
そこはお客様へおこなうときにはできるものの、
自分におこなうのはむずかしい。
アプローチするためのポイントが数ミリずれたら効きが悪いか、かえってダメージを受けます。

それで自分でやるには怖すぎてできなかったのですが、
昨日、歯医者さんで大きく歯を治療されたときには、
首筋の筋肉が歯茎をけん引して痛みが引かない自覚があり。

それを緩めようと、苦肉の策で工夫をしました。


それはベン石のスティック状のものを使わずに、
ベン石の握って保持できるグリップ型を利用したのです。
それも4本まとめて握るようにしてアプローチをしました。

ベン石 グリップ型.jpg

ベン石握る.jpg

 

ベン石の握って保持できるグリップ型を一本だけでアプローチをすると、
強烈な圧がかかりすぎる点がでてきます。
そこを軽減するために、4本のグリップ型を同時に握ってアプローチをしてみました。

すると安定した持ち手が功を奏した形で、
思うところに的確な圧でホールドができ、
首筋の筋肉の硬化がかなりやわらぎました。

そして首筋の筋肉が緩んだときには歯の痛みもほとんど消えていました。

歯の治療のときに麻酔をかけられたのですが、
麻酔が切れた後に、痛みの感覚がもどったらしくしくと痛み出しそうだった。
そこからうまく回避することができました。


これで自分の硬くなった首筋をリリースが安定的に安全にできそうです。


ただリリースがしやすくなった分、
一度に過剰なほどしこりを緩めすぎれば頭部の支えを失うことになります。
首筋のしこりにより頭部を支える位置に体を置くようになっていれば、
首筋のしこりは頭を倒れないように支えるためのつっかえ棒の役割を担います。

だから頭部を正しい位置に置きしこりではなく頚椎等の体幹の骨格構造で頭部を支える位置に、
頚部を緩められた後に維持できるよう訓練されている、または十二分に注意を払っていること。

そうでなければ、かえって頚部のしこりは解きすぎてはつらい状態を必ず体験することになる。
そういう私が、一番、気を付けなければと思っています。