高齢者の骨密度は薄まっていき、
レントゲン撮影をするとくっきりと明瞭な脊椎の椎骨の白色が見えなくなる。
それが通常のことのようです。
それが武道にて修練を積み重ねた師範や先生方は、
たとえご高齢となったとしても、
その身体能力のポテンシャルに合わせて、
通常ではありえない骨密度の高さのままという師範がおられたそうです。
昨日の夜、武道をなさっておられるお客様がそのような師範に習っていたと話をうかがいました。
高齢となったとしても骨密度の高さをかなえるには、
並大抵ではない骨と腱と靭帯部を理想的かつ効率よく使えるよう、
大胆にして精妙な身体操作が身についている必要があります。
そのような武道家の身体操作は、
私ども一般的なカラダの使い方とは道理が異なっています。
私が巧みな身体操作ができる人の身体を観るときがありました。
すると一般の私どもとは異なった部位の筋肉の発達がみられます。
特筆は、骨組みを支えとなる腱や靭帯の太さ、伸筋の肥大性と柔軟度は異質。
さすがにそのような方の骨を触ってみても正確な骨密度までは私にはわかりません。
ですが腱や靭帯、伸筋をのびやかに活かす場合、それらは骨との親和性が高いため、
それを使うほど骨への良性の骨を窮屈に締め付けない刺激を与えることとなります。
ご高齢に至るまで鋭意武道を修練し続ける方々のなかの一握りの方が、
そのような優れた体がついてくるのでしょう。
おそらく、最初からそのような身体を得たわけではなかったはずです。
誰かから教えてもらえるところは習い、
そこから自分で深める研究をなさって日々気づきを得られたのでしょう。
最初は他の師匠という方々の型を習うことも大切です。
やがて自分のカラダの声を確かめ観察し切る目で「自立」がなければ、
個人的な感じでは骨への刺激は不十分だと思います。
一秒なりとも無駄な時間を過ごさない気迫で生きた証が、
ご高齢となったいまも、若者の骨をしのぐ密度をもたらしてくれるのでしょう。。。。。
そのような師範の話をお伺いして、
自分のていたらくさが情けなく感じました。
おかげさまで、これからやっていこうという気持ちに、奮起させていただきました。
多謝です!!
話を広げますが、
以前、中国武術の老師を紹介する本を読みました。
たしか20年くらい前のことで、中国武術系の本で80歳台ほどの年齢だったと覚えがあります。
その老師の骨を調べようとレントゲン撮影をしたとき。
そこに写っていた骨の色は明瞭な白さが際立ち、
到底、高齢者を撮影したものではなかったといいます。
30代の若者の骨のようだと評されていたと思います。
その本は養生系の中国気功の本だったと、うろ覚えで記憶があります。
『馬礼堂(ま・りーたん)老師』。。。だったと思います。
※ 違ってたらごめんなさい!!(正解をご存知の方がおられたら、お教えください m__m)
たぶん馬礼堂(ま・りーたん)老師ということで、
老師の洗髓金经という自分でできる気功法のようなものの
YouTube映像があったので貼り付けておきます。
気になった方は、ご覧くださいね。
https://youtu.be/k_LNf7964Pc
带字幕 马礼堂洗髓金经 太极功.flv
筋力を注視することも大事です。
私にはそれもあわせて質の高い身体操作ができなければ得られない
不思議としかいいようもないような骨の若さをたたえる人でいつづけられること。
間違いなく、そのような身体操作を身にしみこませた方の野生動物のような自然体そのものにそぐった存在そのままは。
陽光のように暖かくしあわせな、我の迷いが消えた人としての生を堪能しているのだろう。
そのような存在でおれるように。
できれば皆様とともに勉強させていただきたいです。