血の停滞を筋膜リリースで改善し、体を活かす素地を持った血を計画的に流していこう! で、なぜか煮干しをいただくことに ^-^;

「見えない飢餓」という「慢性栄養不良」。
この状態では施術の効きがよくありません。


施術系の話ではありません。
あしからず。

健康を維持するためには運動不足。
あまりよくないですよね。
カラダの内側にある抗重力筋・伸筋群が動くことで血流が正常化し血行不良を改善してくれます。
血液を必要とするカラダの各部位に運ばれることで、身体は飢餓を起こさないですみます。

たとえば、癌化してそのまま増殖を続けるには特徴があり、
必ずその部位は十分な血液が供給されることないデッドエリアなんです。
まんべんなく血をカラダの各部へと届けて血を虚する状態にしないこと。


そのようなところを目指して、私は血の通る道を妨げる深層部の壁を突破するよう、
ベン石の温熱器等を効果的に利用した筋膜リリースを組み立ててきました。
それにより以前は通りが悪くなっていて血が虚する状態の滞ったエリアが改善して、
その方ほんらいのカラダの元気な組織に元返しする率も向上してきたと見受けられます。
血液という栄養や酸素を供給するライフラインがスムースになることで、体組織は活気づきます。



そこは大変重要なことだし、私の専門分野でもありますが。


ただ、血液が運ぶ栄養が十分な量や質が稼げていなければ、
血管がこりで圧迫されて滞らせられた壁を突破できたとして、どうなるということでしょうか。


結果的に依然として「見えない飢餓」という「慢性栄養不良」状態は収まることはありません。


『体を活かす素地を持った血を作ること』

以前よりもさらに深層部の止血していたブロック状の壁を取り除くことができるようになると、
そこへと着眼することが自然になるのでしょう。

食養生をする意識で、普段からどのようなものを食としていただくかを、
最適に吟味している方は改善が順調なようなのです。
それが実感としてお客様を観ていて感じられます。



私自身、自分で自炊をするものの、
施術の仕事が忙しかったり調べもので徹夜したり。
肉体疲労が折り重なれば、レトルトや冷凍ものなどですませてしまうことが多かったのです。
それではカラダの内部を通る血液も理想的な弱アルカリ性から遠のいて酸化するでしょう。
そして必須栄養素の量が適切な分量として摂れていたものではなかったと感じて反省しています。
たとえば、私が自分の身体を深層筋リリースができたとしても、
血の運ぶ栄養素が足りていないという見えざる飢餓状態にカラダの組織が置かれ続けているはずです。

そのような者が施術をするとは、片腹痛い。 -.-;



いまは休業中の身。
時間があるため『体を活かす素地を持った血を作ること』をテーマに研究しています。




ここ数か月、昔の野菜と今の野菜。
栄養価を一部の野菜で比較します。

{1960年を100として2010年と比較}

玉ねぎ(カルシウム)  50%
ごぼう(ビタミンB1) 17%
にら(ビタミンB2)  23%
アスパラ(ビタミンB2) 50%
キャベツ(ビタミンC) 51%
小松菜(ビタミンC)   43%
ほうれん草(カルシウム) 50%
ほうれん草(ビタミンC) 23%
にんじん(鉄分)     40%
にんじん(ビタミンA) 18%


上記の表から見れば。
玉ねぎもほうれん草も、1960年のときから50年を過ぎた2010年では、
カルシウム量が50%も減っているというのです。

他の食材の栄養価も、下がっているものも多く見受けられるようです。

ただこちらのデータは、データを計測したときが、
その野菜の旬で栄養価が高いときに調べたのか低いときに調べたのか。
それによる違いが見測ることがされていないから出鱈目だという人も。

確かにそういうこともあるのでしょうか。

私が計測したときの現場に立ち会っているわけではないため、
現場検証することができないのでなんともいえません。


なので1960年代ころの野菜作りをしていたときと2010年ころとを比較すれば
なんらかの目に見える変化もわかることでしょう。

それで実際に現代農業で主流の農業の本(ムック本ですがけっこう詳しいもの)や、
専門的な農薬の本、肥料の本、連作の本など図書館から借りてきて目を通してみました。
実に多くの化学が学べる内容で専門性の高いものでして。
スーパーマーケット等に並び買いやすい値段で販売されている野菜の多くは、
これらを学ばれた方々がいて支えられているのでしょう。
私もこちらの野菜に多く支えられている者の一人です。

対してゆっくりと時間をかけて野菜を育てるとおいしくなるという有機農法
こちらの本も手に取り勉強になることが多く読ませていただきました。
ほったらかし農法かと思いきや、これまた奥が深いことこの上ない。
こちらは1960年代の農法寄りといえるのかもしれません。

「慢性栄養不良」を改善させたいなら後者。
有機農法といっても名ばかりのものもあるそうなので、
十分に吟味しなければならないのは当然でしょう。


あと農業とくれば漁業。
気になったのが、
昔はしらすやちりめんじゃこ、にぼしなど、
お魚をまるごといただくことができるような食べ方が和食に合っていたようですが、
昨今は、お魚よりもお肉がよく摂られるようになってきているそうです。

そういえば、
私もお刺身はいただいたり、骨を外す魚のアジのひらきの干物などはいただきますが、
あまりしらすやちりめんじゃこ、にぼしなど、お魚をまるごといただくことがなくなってきています。



海の天然サプリ 「煮干し」のレシピ (ボケないための“食べるケア")


そして上記の煮干し関係の本を読み進めると、
まるごといただける魚ゆえに、
骨ごといただけてカルシウムがふんだんにとれるだけではなく、
多分にカラダの中の血行を良くする成分が含まれており脳にも血栓等つくらないようにしてボケ防止にもいいそうな(DHAEPA)。

あとは亜鉛マグネシウム、鉄、ナイアシンイノシン酸など、
私の知り合いがサプリで摂っている栄養素が含まれている。
まさに海の天然サプリという本のキャッチコピーが生きてくる。


【 煮干しの栄養成分 】

:主に血液中の赤血球を作っているヘモグロビンの成分になる。不足すると、貧血や慢性的な疲れなどのもとに。

マグネシウム:カルシウムとともに骨や歯を作る。神経の興奮を抑さえたり、正常な血圧の維持を助けたりするなど重要な働きがある。

亜鉛:新陳代謝に必要な酵素を作る成分となるほか、免疫細胞を活性化し、生活習慣病から体を守る役割もある。

ナイアシン:水溶性ビタミンのひとつで、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがある。不足すると皮膚炎や下痢を引き起こす。

イノシン酸:全身の細胞を活性化し、新陳代謝を活発にする。またアレルギーなどの症状を軽減する働きもある。


カルシウム:健康な骨と歯を作るのに欠かせない。また、神経の興奮の抑制、筋肉を収縮して心臓を活動させる働きもある。

DHA脳卒中動脈硬化認知症うつ病を予防する効果がある。また視力アップも期待できる。

EPA:花粉症やアトピー性皮膚炎の抑制、血栓心筋梗塞の予防、さらには、高血圧症を改善する効果がある。


あと

タンパク質:人体に欠かせない必須栄養素のひとつで、筋肉臓器、皮膚、毛髪、血液などの大部分を作る重要な栄養素。


こちらのたんぱく質は、他の食材でも摂りやすいと思うのですが、
他の栄養素には普段の食生活で足らないか摂っていないものもあるかもしれない。


なので、地域でいまも煮干しを積極的に食す高齢者が多く住む沖縄などでは、
元気で長寿な方々がおおいのではとも本書で語られていました。。。






有機野菜を大量に仕入れるのは、、、やってみたいのも山々だが、
そこをこだわれば万単位の出費。
現状、予算的に厳しさがあって、
そこは少しずつ試す予定です。


自分で栄養価の高い作物をプランター栽培できればと、切に願い研究中です。
でもこれはすぐにどうにかできるものではないため、
成果の実感は先延ばしされるでしょう。



ただ煮干しのほうはどうにかなりそう。



ちなみに、上記の本では煮干しといっても、
しらすやじゃこ、こうなご、丸干しなど、お魚一匹全体を食すことができるものという解釈で、
オキアミやサクラエビなどの小エビも含めて紹介してくれています。

加工食品となって保存も効くものも煮干しの中にはありますから。
そちらを常備して少し多めに消費するよう心がけるのも「慢性栄養不良」が改善されるきっかけととなるでしょう。
にぼし粉末を買って試してみるのもいいかと思います。





正直に言うと、個人的に硬くてお腹の部分の苦みがあるような煮干しは苦手なんです。
ですが、そこをどうのこうのいってはいられません。 

あとしらすや小エビも取り入れていくなら、バリエーションもつけられて大丈夫かと。