健康な脳を維持してIQを高めるハーブ『バコパ』のご紹介

アーユルヴェーダ系の脳の健康を増進するためのハーブには、
ゴツコラ(和名:つぼくさ)』と『バコパ=Bacopa monniera (Brahmi)』があります。

バコパといわれても、ご存知ない方も多いと思います。
アクアリウムをなさっている方は、水草のウォーターバコパとか、聞いたことあるかも。
その種の別ものなんですがバコパ・モンニエリという水草がそれです。

アーユルヴェーダ系のハーブとして、
ブラフミーという創造神の名を冠するほどの重要視のされ方は、
ゴツコラと同様です。

インドの南側がゴツコラがブラフミーで、北側がバコパをブラフミーとするといった、
地域による違いがありますが、
どちらのハーブも健脳に秀でた成分を持っていることが、
成分分析からわかっているのです。

バコパは、「バコサイト」という成分がそれに当たります。



ゴツコラは、
インド以外にもミャンマーやタイ東南アジアでは野菜として食べられており、
私も実食実験中です。

食パンに、ゴツコラとケールの葉を刻んだものを乗せて、
マヨネーズ、ケチャップ、マスタードでサンドしていただいてます。

慣れてくれば、これはもう、健康どうのこうのという以前に、日課的な食材。
ただ日に当たりすぎたゴツコラは葉がゴワゴワと硬くなって食感が悪くなる。
育てるときに、水加減もですが日の当たり方も計算しないとなりません。
おいしくいただくには、そこ、重要です。




ただバコパは、あまり食しかたが見つからず、チャツネにというところまで。
インドで食材として使われる特別なレシピもあって、
一般のスーパーマーケットでは手に入らない食材を。
どうにか入手してバコパを少量採取してすりつぶし、
作ってみたのです。

なかなかの出来ばえ。悪くない!!


それでカルディで買ってきた市販のチャツネに混ぜて食してみました。
バコパは苦さがあるはずですが、それをチャツネの他の要素が吸収し、
さほどの違和感もなくいただくことができます。
おそらく特別なレシピ通りのほうが理にかなった効果が得られそうですが、
一般の方がバコパを利用するには、こちらでもいいのでは。
ただし私もバコパの論文を多く目を通し、ゴツコラ以上に、
こちらは使用容量や適した用い方をわかって利用すべきだと断言できます。

海外にはメディカルハーブを科学的に研究実験して論文として紹介するサイトがあり、
ゴツコラの有用実験による有益性の証明となる論文も多数あります。
ただバコパはそのゴツコラの論文数を、大幅にしのいでいます。
多くの科学者にとって極めて重要な研究対象とされていますし、
もちいることによって益することや、
そればかりではなくリスクについても語られています。




以前にバコパのサプリを摂ってみて自分の身体で変化を見たのだが、
生の鮮度高いバコパのハーブを摂ったとき。
そのときの身体に感じた変化は別物でした。
あえて個人的反応なので詳細には書きませんが、
サプリを摂って「なんだ、こんな感じか」という感想が、
鮮度の高い自家バコパを摂ったときは
「なんだ?!これは」という印象に変わったのです。


アーユルヴェーダ系の医療に携わる先生のなかには、
なるべくハーブは鮮度が高いものをもちいるべきだと強く主張する方がいると聞きます。
アーユルヴェーダ医の伝統としてもそうなのですが、
やはり、そこは実食実験をしてみることで納得です。

サプリのほうが均質な成分含有量ですから、
もちいるにも分量をサプリの個数でわかりやすい。
そういったメリットはありますし、手軽さがいい。

ですが効果の高さを強く欲しているときには
アーユルヴェーダでもいわれるような
鮮度の高いハーブをもちいるといいでしょう。


私にはゴツコラが野菜的な食しやすい位置づけにあり、
大胆に葉の枚数を10枚や20枚といただいてみたとしても、
常識の範囲内であれば益すれといえど害となる心配は少ない。

ですがバコパは私にはメディカルな影響が強く感じられるため分量を控えめにして試しています。




なので、食材のゴツコラは、いくらあっても消費する自信があります。
『ゴツコラ』は日照りが強く日焼けで枯れたものが多く出てしまって。。。
いうなれば、育て方をしくじりました。。 -.-;
それで食せる冷蔵庫内の在庫に限りがでてきたので。
プランター内の根だけのゴツコラが育ってくれないか、生育待ちです。
成長すれば育ちは速いのがゴツコラの特徴で、どうにかなるでしょう。





問題は『バコパ』。

なにが問題かというと、育成環境の最適化を見るため、
無作為に違った場所にどんどん植えていったところ。
他の害虫もバコパは見向きもされなくて、外敵なし。
ゴツコラも害虫が着きづらいハーブですが、
ときどき青虫にやられるときがあるのです。
それがバコパを観察すれば、
どんな害虫もそっぽをむいてます。

よほどの日陰でもなく、水が十分あればどこでも育つ。
栄養分を与えなくても、水分と日の光があれば十分です。

そういったことがわかりました。

その結果。

うちで育ててしまったバコパの一部を写真で紹介させていただきます。

大量のバコパ.png

バコパとカキドオシ.png

バコパ入り水槽.png

想定していたよりも格段に育てやすかったし、
いまの温暖な時期が伸び盛りということもあって。

私一人では、はるか消費できない量に増え続けています。


皆様がバコパを試そうと育てようと考えたときは「増えすぎ注意!」です。
特に、いまの外気が30度越えであれば、
驚くほど増えるので気を付けてください。

せっかく増えたとしても、
うちでは寒い時期が来れば枯らしてしまうしかない。
これもいい勉強になりましたが、かわいそうなところです。。



あとは上述いたしましたがゴツコラは、食材としていけるものですが、
バコパは事前に十分な情報を得て咀嚼してからもちいてください。
そうなさったほうが賢明です。
そうすることで有効性を引き出すこともできますし、
強い薬効はかえって人によっては受け付け難いところもあります。

いわば漢方薬の生薬的に言えば、
ゴツコラは常食して養生を益する「上薬」となりますが、
バコパは常食は難しさがあって摂るに判断が必至な「中薬」にあたるといえるのでは?

そこでバコパをうまく使えるようマネージメントができるようであれば、
バコパは手に入りやすく、すばらしい健康な脳をキープするためのハーブと言えるでしょう。

アーユルヴェーダ医も、
バコパのハーブを認知症等の脳の障害を持たれた方の改善や
頭をよくしたい学生たちの救世主?としてもちいているのです。
だから、これだけバコパのハーブが大量にあって活かせたら、
どれだけの人が助かることでしょう。。。



※ ただバコパアーユルヴェーダ系の知識や脈診等の技術などもないと太刀打ちしづらいので、
  一般の方が試すにはハードルが高いという点があります。


  それもあって脳の健康を推すハーブとしてゴツコラのみではなくバコパも知っていましたが、
  バコパについてご紹介することは控えめにして、
  だれが食べても問題の起きづらく益することが多い
  安全面が確保されたゴツコラ(和名:ツボクサ)を紹介していました。

  ゴツコラが、個人的にかわいくてしょうがないというのもあるんんですが。
  

  





ここからは余談になりますが。

健康な脳をキープするために、有用なハーブをもちいたとして。。

実際には頸動脈にハードな凝りができてしまい、
脳内へ送り込む血液量が減り、同時に使い終わった静脈を通して心臓へ返す血が出ていけなくなる。

母が生前に医師から「あなたは首の血管はしっかりしてますね。認知症にはなりづらいと思いますよ」といわれたそうです。
おそらくそのお医者様は経験則上、首の頸動脈や経静脈へかかる圧迫等による血流の阻害が、
なんらかの脳へ与える障害につながるのだろうとわかっておられ、
母には大丈夫だって言ってくれたみたいです。


一週間ほど前の施術で。

以前の私なら5回ほどの施術回数をかけなければ
首にできた急性の凝りをリリースするような状態が、
背中の起立筋のホットストーンの加熱やそのほかの下ごしらえを丹念に行ったうえで、
ベン石のスティックをもちいて首にできた凝りをリリースさせていただきました。
特別な凝りのリリースに適したベン石のスティックでもありますが、
手掌の使い方が少しずつ身について、
肘の位置を空間固定できるような練習と手先を尺骨と橈骨の動きで制御するというやり方で
精密に意図した量の圧と方向性などと対応ができるようになった点が大きく寄与しています。

お客様の凝りのでき方が、かなりの強烈な緊張状態下であったことが想像できる様子で
深くは器官のところへと根が入り込んでいたため、
どこまでのリリースができるかは、わかりません。。


お客様は自身のその数か月前からの不調原因がそこであると気づいておられ、
急性でできた凝りは神経が麻痺していないため痛みがほんとうにつらいが耐えてくれました。

そのおかげをもちまして、
私が予想していた以上に首の主だった血管の頸動脈を圧迫していた筋の凝りを解くことができました。

状況がやんどころない不良姿勢をせざるを得ないことが原因でしたから、
通常では凝りができるようなことが想定されない部位の骨化した筋です。

非常にこれはしつこくて、その後にずっと残り続けるという可能性があります。
深層筋をリリースする私たちは、そういうようなかつてできた強烈な緊張下のような感情が入る場合は、
凝りが残って動脈まで圧迫して阻害が続いてしまうといった、後々に響くケースをみつけることがあります。

そうなると通常の生活をしていてよい姿勢をすれば自動的に解けるというものではありません。。。
その緊張したもとで作り上げたやむにやまれぬところの凝りは、
自分がそれを作るよう強烈に命令をしてこさえた凝りです。
すでにその緊張した状態が終わったとしても、無意識下の操作でその強烈な凝りを維持し続けたいとするのです。


だからそういった凝りを解くときには、
なぜ、そのような凝りを創ったのか?
凝りが今後あり続ける不利益を冷静に感じ取れるようなリリースが済んだ状態になり、
「やっぱり、この凝りは絶対、作りたくないわ!」
と、ピシッと、ぴしゃりと思えるところに立つことです。


だからどうにか首を触ったときの血管が硬く細くなったところから抜け出せたのをみて、
私も、ほんとうにホッとしました。


そして私が首をリリースしているとき、お客様は。
不良姿勢を強いられるなかでも、
ちょっとでもリストをうまく固定できてカラダにかかる負担が軽減できるよう工夫したいと。
いろいろと考えを巡らせていたといわれました。

なんと、たのもしい!


自らを救うのは、自分への思いやりとやさしさです。

正直に言えば、私がこのお客様の立場であれば、
そのような冷静さはなかったでしょう。。


このお客様が施術中に耐えながら、
気丈に自らが対策を練っている姿から、
二人三脚で今回の凝りは対処できたと感じました。



脳への血流が阻害されて、
新鮮な血が脳神経にあたえられる量が減ると、
生理的な現象として精神的にはネガティブな方向という「身を守る」という対処傾向が強くなります。
普段、明るいキャラの自分がなんでこんな気持ちになるのか。
不安定な感情に戸惑うという人もいるといいます。

こちらのお客様は、根から屈強な方で、まだまだ大丈夫といえるのかわかりませんが、
日頃から頸動脈等の圧迫から脳への血流が阻害された状態が進んでいる人では。

いきなり急性での首凝りの増加によって、
脳への血行がさらに停滞するのは手痛過ぎます。



ただ、コロナの状況から整体院に通うのも屋外へ出る感染リスクもあるから躊躇せざるをえません。
それに首の芯の凝りがリリースできる施術をしていただける先生を見つけるのも、
難しいと同業の先生も言っております。





そんなときに対処的な対策ですが、
ゴツコラやバコパなど、
みずからの脳を健康に守る力を取り入れていただけることをお勧めしたい。
そういったときのサポートツールとしてもちいられればと考えています。



すでに西欧では、そのような研究は進んでいます。
私が施術上の大切な心の師と考えているアメリカ在住のボディワーカーで、
ハーバリストとして役に立つ植物の研究もしている先生がいます。
ハーブの薬効を生活に活かして暮らすスタイルは、
保険制度が日本のように手厚くない分、真剣に取り組まれているのだといいます。


その点を見ていくと、アメリカ等の西洋で進んだものが数年後に日本にも。
というわけではないですが、
日本でも公的年金支給の先延ばしや保険料の値上げなど、
高齢者となって医療費をどう捻出すればいいかを考えるのは、
そう先のことではないだろうと思います。


日本人の脳の血管を含め循環器のすこやかさを保てるような、
できるところでの援助をすることで、
先々のリスクが少しでも低減すれば何よりだと思えてなりません。



バコパは、まだここ1週間の試用になっているので、
なんともいいがたいところはありますが。

実際、私がゴツコラを食す実験をここ2か月し続けてみて。
体調も、自分で脈診や舌診、バイタルを測ってもいい状態。
危険なことは感じたことがありません。
その意味で食材なんだな、という実感が増したわけですが。


ゴツコラは、いずれお客様に流行ってほしいなと願っています。
これだけを摂れていればすべてOKという極端な話じゃありません。
ただ緊張度が増すとき姿勢の乱れは誇張されて首の凝りが同時に奥へと入り始めます。
そのような精神的な緊張により筋の左右差が生じて骨格上の構造がずれているときは、
本人的にはあまり実感できるようなずれた理由が思い当たりません。
ですが脈診で慣れた手を頸動脈に当てて、手の脈と同時に診れば、
何かの問題がありそうだというのがわかるでしょう。
そのようなときに、サポート役としてゴツコラ等は役立つようです。


・・・そして今回の施術で、ある程度のところまで頚部の凝りがとれなければ、
首の状態と血液の流れをお伝えして、
ご自身で左手の腕の脈と、右首筋・左首筋の脈の様子を触れてチェックしていただいて。
必要であればゴツコラというものがあるからと紹介しようかどうしようかと、
施術中に骨化がきつすぎて解くのが難しくめげそうになったとき考えていました。

脳への血流量は増しますし、美白にも、美肌にもいいしと。
脳の血流量が増すことで、ストレス値が低減してくれますから、それによるメリットは大きい。

ですがゴツコラでは、速攻で効く感じまではないので、
そこまでこれを推しても、かえってがっかりさせるのでは。。
など、施術途中でベン石のスティックを温めなおすときに立ち上がったとき、
いろいろと考えあぐねていたのを思い起こせます。


長い余談となりました。 ^-^;
失礼いたしました。