バコパの摂取をしたときの【 抗ストレス作用 】って?  ( 一個人としての感想より )

バコパ・モンニエリ

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こちらの記憶力アップで知られるアーユルヴェーダ系ハーブは、
5000年の昔からインドでは親しまれています。
インドではブラフミーといったインドで信仰される創造神の名を別称でつけられるほど、
稀有なメディカルハーブです。


と、いわれても。。。


バコパについて「それって、どういったもの。摂るとどんなメリットがあるんですか?」と質問をいただきました。



わかさ生活というサプリ会社の運営するサイト
 わかさの秘密(あらゆる成分の情報がここに) < https://himitsu.wakasa.jp/ > 】では、
バコパ・モンニエリについてコンパクトにまとめられて解説しております。
有益な研究論文を抜粋して成果を示すことで信頼性が高く感じられるでしょう。

こちらのサイトは基本リンクフリーとのありがたい方針で、
下記URLがバコパの解説ページとなります。 

https://himitsu.wakasa.jp/contents/bacopa-monniera/

こちらのURL内の解説が、わかりやすいから、ぜひ読んでくださいと、
問い合わせられた質問には回答させていただきました。 




ちなみに海外ではバコパのハーブ単体を詳細に解説する本が出版されているメジャーといえるハーブのひとつです。

Brahmi (Bacopa Monniera): Activities and Applications of the Versatile Ayurvedic Herb

こちらのバコパのみを紹介する本のページ数が232ページのボリューム感で、
私が調べた他のメディカルハーブを大きく抜くような充実ぶりで、
その下地に科学的な実験で検証した結果の論文数が大変に多いことも
読者へ伝えるネタが尽きない要因となっております。




バコパには記憶力アップ成分以外にも、

(1)抗ストレス作用

(2)抗不安作用

の効果を表す成分が含まれています。



上述したわかさ生活のサイト内でもネズミを使った実験で、
抗ストレス作用がバコパにあるのだろうという論文の内容抜粋がされています。


その作用はネズミだけに限ったことではありません。
人間にも、もちろんそれは高く作用するのです。


人は負のストレスや不安を感じる環境に置かれた場合。

たとえば胃潰瘍や大腸の過活動など、身体的な器質上の異常をきたすことがあります。

ストレスを感じる仕組みは、ストレスを感じたときに出る「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールの影響から。
コルチゾールは ストレス に反応して分泌されるため、
抗炎症作用、血糖値上昇、副腎疲労不眠症うつ病とも関係があります。

コルチゾールの分泌量が適正量範囲内に収まっていればよいが、
人によりその分泌量が多い傾向があると、うつのような症状があらわれてきます。
それだけではなくこの状態が継続的となれば人体の組織の老化が速まるのです。


ならばコルチゾールの分泌量が多めに分泌されてうつの症状がでてるなら、
バコパに含まれるフラボノイド系成分の作用で過剰分を削って適正量になるようにしよう!

フラボノイドとは、植物に含まれている色素や苦味、辛味成分であり、 ポリフェノール の大分類のひとつです。
ということで、バコパはこのフラボノイド系成分がたくさん含まれてるので、「驚くほど苦い」のです!
「良薬は口に苦し」を地で行きます。

余談ですが、特別な土を作って育てたバコパの鉢がありまして、そちらが野生動物が好んで食したものですが、
このバコパが苦みがはんぱない。。
だがそのバコパを途中でカットして数日も水草として育てると、苦みが半減かそれ以下に減ります。
つまりフラボノイド系成分が滅してしまったということとなり、
私がそのカットしたものを摂取しても吐き気や心拍数の急上昇といった強い反応は起きることがありません。
そのことからバコパのフラボノイドは水溶性だとわかりました。
土からカットしてすぐのバコパ(←これが貴重品なんですね)を摂取するのが、
もっともワイルドにフラボノイドを摂りいれることになっている。
その点からそれが抗ストレス作用が高いものだといえるでしょう。


アーユルヴェーダではメディカルハーブの多くが鮮度が命と申します。
フラボノイド成分も、バコパが生き延びるために科学的に作り出した産物です。
ですから、生きているときがもっともそれを強く出しているさなかなのです。

メディカルハーブがなぜ人にも効く成分を作り出したかという本を読んだ時、
人のために作り出そうとしたわけじゃなく、その植物自身が自身の身を守る、
生きるために作り出したものだという。

たとえば、ハーブの中にも、動物を死に追いやる毒を作る植物もあるが、
それもまた身を守り生き残るための戦略。
トリカブトのような猛毒も、人は漢方の薬のひとつとして取り入れたが、
トリカブトにとっては、そんなことをされるとは想定外だったのだろう。

植物が生き残り戦略上、有効な成分を体内で生成ができるよう進化し、
人が勝手にそれを感謝して搾取?させていただいているものなのです。
だからすでにその植物が死に絶えて数時間も経過してしまったならば、
有効成分を体内で消費する仕組みはしばらく生きてはいるが、
すぐにその成分を生成する働きは止められてしまう。

その意味でも、鮮度抜群のバコパを摂取は、、、
ちょっとそれに体が慣れるまできついんですが、
改めて調べてみても甲状腺に問題があるとか、
一部の摂取をしないほうがいい人はいるが、
他の人にとってもともとこれを摂っても危険な副作用があまり起きる心配はないようだ。



すいません!
抗ストレス作用から成分云々と横道にそれました。



私が、バコパの摂取を始めたところの変化ですが。
(私個人のことなので、他の方がどうであるかという一般化できるものではありません。その点をご了承ください)

これって「抗ストレス作用」だろうかと思える点がありました。


ストレスが大きくかかった状態下では、決断が鈍ることがあります。

人は、これから得るものを手放すより、すでに手に入れたものを手放す方がつらいといいます。
すでに手に入れた大切なものを手放すときに、脳内の痛みを感じるエリアが活性化して不快や不安を感じさせるのです。

最近、施術を受けに来ていただいたお客様から、
「あれ、施術する部屋、広くなった?」といっていただけたことがありますが、
部屋の中の物の断捨離が進みました。 

以前も行ったがなかなか捨て切れなかったものが散在していたのですが、
バコパの摂取と同時に
手放す手前に聞こえてきた
「それを捨てちゃ後で、困ることになるかもよ」という声が、
「シーーーーン」と鎮まったまま。

実際に手放してみると「困ることになるかもよ」という心の中でのささやきは、
不安を過剰にあおって身動きをとれないよう縛り付ける足かせにすぎなかった。
自分の内側にわき起こる不安をあおり自己否定から自らを傷つける声を、
コーチング・バイブルという本のなかでは「グレムリン」といいますが。
その「グレムリン」がおとなしくなり、冷静な気持ちで自分がありつづけます。

コーチングでは、たとえばそのグレムリンを黙らせるために、
コーチがクライアントの意思を強化するよう勇気づけをすることもあるでしょうし、
主観的に否定が先に入りすぎたため公正な全体が見渡せない状態を抜けるための視点に導くなどしていきます。


個人的にはバコパの摂取でモノの断捨離はスムースに進みましたが、
さらに大変な岐路に立つような際に現れるグレムリンの対処は、
さらにコーチングの手法でセルフケアしていくよう合わせ技にすればいいのだろうと感じています。




・・・・・




昨日、テレビでですが高田馬場でご高齢の男性が、隣に座る20代ほどの若者がマスクをずらした?のをみるなり、
大声でその者を罵倒し胸ぐらをつかんだというニュースが報道されていました。
そのときのシーンが映像に残されており、視聴して震撼しました。

電車内で喉が渇いて水を飲みたくなったときには、
私もマスクをずらします。

ご高齢の男性には、そのような行動に出てしまうほどの、
高濃度なストレスが胸の内に燃え滾っていたはずです。
目の前の若者に対しての怒り以前に、層の厚い恐怖や不安、憤りが溜まっていた。
だからココロの奥で「グレムリン」は狂気するほどけたたましく騒いだのでしょう。



さすがに、そこまでハードなストレスフルな状態をバコパの摂取でどうにかなるかといえば、
「まぁ、無理だろう」と思ってしまうわけですが。


バコパの摂取も、ココロがそうなるだいぶ手前のところにいたならば、
私のように、無駄に不安をあおられ過ぎず、それがかえって冷静で適切な行動へと進むことができる。
不安により焦りが生じたときの行動は、凡ミスもでて後悔もするわけですが、
焦らずもっと楽な気持ちで行動を打ち出したほうがいいプレーができるもの。






バコパの摂取を、少しずつ我が身で試すうちに、そんな気がしています。





人間は危険を避けて生き残ろうとする性質があるため、
黙っていてもふつふつと不安やストレスは勝手に溜まるようにできています。
それが元来持つ野生で生き残りのための脳のしくみであり、傾向だったのです。
自らの内側にストレス対象への戦いで生き残る自信が多ければ、不安も少ないですみます。
逆にその戦いにすでに傷ついたなららば、不安は恐怖という別枠の反応として煽られます。

でも、いま、都会に住む者は、もう。。。
人間はクマや虎やライオンや狼などの捕食動物に襲われることはありませんね。
それは対人関係という別の対象へと主戦場が移り変わったのでしょう。


それを乗り越えるために、しあわせだね~、ありがたいね~、感謝だよ~、
と口に出してストレス値の感度を調整しコルチゾールの分泌量を適量にしていくわけです。
実際、言葉によりストレスが軽減されて意識の力が高められたとき、
コルチゾールの分泌量がコントロールできたという実験もなされているのです。

「しあわせだね~」とか「ありがたいね~」そのような言葉は、
極論すれば、口から出まかせでもいい。
不安の数をしのぐほど口に出して、脳がそうだねと反射的に返答するようになれば<人生の達人>です。

コルチゾールの分泌量のコントロールは、シンプルです。
バコパがなくても大丈夫です。




でも、せっかく世の中に、そういったインドで5000年前から使い続けられてきた効きそうなツールがあるんだったら。
まぁ、一度、自分の身体でどういったものか、反応を体験してみたくなる人もいますよね。


もしお客様がこちらに施術にお見えになられたとき。
バコパに興味があれば、空いたペットボトルをお持ちいただければ、
バコパをカットしてサンプルとしてプレゼントしています。


基本、水草ですが露地でも育つ丈夫な植物です。
特に、現在の高温な時期はよく育ちますよ~。
それに小さな花が咲いているのもみれます。



ただ苦み成分のフラボノイドがたくさん入っているため、
ためしに口にして「苦い~」と苦痛を覚えたくない方は、
IHaarbアイハーブやAmazonなどで、
バコパのサプリは容易に手に入りますのでそちらを試してみてください。 ^-^