<四足の動物>はすべて尺骨ってあるの?
答えは、 NO です。
霊長類の猿、ゴリラ、人にはもれなくあります。
他にも、いぬ、ねこ、くま、ぞうにもあります。
ですが馬や鹿・インパラやなど、脛が長くて、
ジャンプに適するような足先が馬の<ひずめ>のようになっているものは、あらかた尺骨および腓骨がないのです。
対して尺骨が
木に登ったりしっかりと地面をとらえ支える必要があったりするものは、器用に手先を動かす必要があります。
そのときに橈骨と尺骨を回内したり回外することで木にぶら下がったり、木によじ登ることができます。
人の手は、木をつかんでいた延長線上で道具を手に持ち使うことができるようになったわけですね。
もしあなたが「四つ足で歩く感覚」を腕が覚えてきたら、
次のステップは、より根源的な尺骨が生まれた起源に迫る木登りをしようと思いませんか?
おそらくここまでできたら、
だいたい手の内を機能的につくる使い方のポイントがえられたことになるのでは?
そのように思いませんか?Fさま。