ボディワイズなりの、施術でのべんせき包丁型が癒着を快適リリースに導き、癒着が3倍解ける、超あたたかさ

一昨日、メルマガにてワークマンのウエアに興味がありますと書きましたら、
同業者の方から「私は自転車通勤のときに、ワークマンの雨対応のウエアを愛用してます」というメッセージをいただきました。

機能性ばかりではなく、デザイナー?がかかわって商品開発。
ファッション性も向上。
ただ商品カタログをネットで観て、
You Tubeでその商品企画に関わっている人がモデルになって商品を紹介する映像とか。


これ、観てれば『作業服を売ってる店に買いに行く』イメージ、私には持てません。

ただネックは店舗にいってもネット通販で注文しようとしても人気商品が「在庫なし」ってずらりと並びます。
買いたい気持ち、かえって煽ってくる。


コロナ中でも、まったくなんのそので負けてない!
不思議と今の時期、こういう独自路線でがんばっている企業を見ると勇気づけられます。

落語の枕ではありませんが、
ワークマンほどはすごくはありませんが。
私どもも、つねにやりかたを創意工夫してバージョンアップに努めています。

その私どもの工夫のひとつとして。
べんせきの包丁型のツールの利用。

包丁型ベン石.png



まぁ・・・内情から言えば、
あらたなツールを購入する資金が乏しくなったこの頃ですし、
だったら以前に購入した施術道具を工夫して活かすと考えたのです。

こちらの道具を買った当時。
一本5000円弱のべんせきの包丁型を3本購入したのだが、
一体全体これってどうやってつかうのだろうか・・・・・?
使い方のノウハウとか、
中国からべんせき関係の本をほぼ取り寄せて研究したがなし。
You Tubeや中国映像配信サイトの映像から探すも見当たらず。

それでしかたがなく放置していたものだった。

それが状況が、一気に変わりました。

手の内を使いこなすためのきつい練習を3ヶ月続けてきたら、
こちらのべんせきの包丁型ツールが使えるようになってきた。
手にした瞬間に、何をどうして使うかが手が知っている感じ。

この包丁型のツールは、穂先はとんがっている。
その先端が細密な点でのリリースをかなえられ、
筋繊維の塊をミリ単位の筋繊維に分けてくれる。

べんせきのかっさは、30種類ほどを買い揃えたが、
丁型の場合は持ち手の柄がしっかりしていますし、
重心があつかいやすいところにあって力みがなく使える。

べんせきの特性は、炎症部をリリースするときにでも痛みが軽減するという癒やしの力が発揮される点です。

以前は包丁型を使っていなかったときは、
ネフライト製のスティックも画期的な私の想像をこすリリースを表してくれたことが多々あって、
気に入って使っていたが、、、ネフライトは素材として、多少の衝撃がはいるだけで壊れます。
そしてネフライトの癒やしのツールは高額かつ品薄で、八方手を尽くすが入手困難なのです。
私にはネフライト愛は尽きせぬ信仰心にも等しいものです。

ほかはスチール製の同系統のツールももっているのだが、
そちらでリリースを同様におこなおうとすれば、
神経にひびく患部であれば痛みはべんせきの10倍以上。
急性の炎症系には100%対応できないと言えよう。
慢性の炎症も、結局は血管を圧迫して血流を悪化させて神経が麻痺した状態からリリースを進めて復活させるわけですから、
そうした過程で激痛がわきおこるわけです。
『リリースされた最初は無痛だったが、突然痛みが襲ってきた!』というのは、
血行が阻害された治癒より悪化が進行中の患部が、発痛物質により血液を患部に量を流してくれるよう改善に向かわせる必要なこと。
でも、そうなった段で、べんせき以外のものでは、激痛が信じられないほど強く当たるため、
患部の血行を深く改善させるまでのリリースはあまりの強い苦痛すぎで、利用できはしない。

それが、、、。

べんせきが皮膚や衣服にこすれるときに強烈な超音波が周囲を包み、
そのエリア内にいることで神経の高ぶりが一気に下がるというもの。

べんせきの産地の中国では、
宮廷楽器の素材として木琴のようにべんせきを音階で並べてたたき、
楽器として使われていた記録がある。
その楽器の音を耳にすると、精神は安定し身体の緊張も解けます。。。
べんせきのカッサ同士をかるく打ち付けると、
そのときに金属音に近い高周波が体験できる。

治療師仲間に実験させてもらったら、あきらかにべんせき(砭石)が痛みが激減して感じられるのだという。
その言葉を受けて、あらためてべんせきの潜在する施術道具としてのポテンシャルの高さを感じ、
そちらを手に入れて使う機会を得られたことに感謝しました。



ワークマンほどはすごくはないが、
高機能かつ使い勝手がいいデザインの素材を、私も常にアンテナを立てて仕入れています。

ただべんせきの包丁型ほど、使い手がそのポテンシャルの高さを引き出せるかどうかで変わる道具はないだろうと思います。
手の内が用いられねば、決してこれは使いこなせない。

・力の強さの制御
・動かす方向の制御
(力の合成を含む)
・複数本の包丁型の同時利用方法

そういったところが、かえって施術をするものの心をくすぐります。



最近は頸部のコリの深部をリリースするにも使い出しました。
いままではべんせきのスティックでしたが、
先端が丸くて引っかかりがなくて細部のリリースには不向き。
そこをこちらの包丁型がおぎなってくれた。


あと包丁型の柄の部分。
こちらはしっかりした厚みを持ち、
力を伝える事ができる。
指先では第一第二関節が不安定でリリースを加えるときに不要なクッション性を与えて流れを台無しにするときがある。
もちろん、指先伸長力で第一第二関節を固定し安定させることも技術として使うが、それでも限界があるんですね。
複雑な力は影響の分散につながり、扱いが難しい。

それがシンプルな包丁型の柄をつかったリリースでは、
すっとリリース圧をかけると、うそのようにムーブが決まる!


昨日、お客様の施術でも、いままでリリースが不可能でした部位がこちらのべんせきの包丁型のおかげで叶えられた。

特に肘の部位でしたが、尺骨神経部位に対し、癒着が進んでいるようですし、その上に折り重なり複雑な歪曲が多層化した層を作り出して眠っているのです。
おそらくはそれはこの部位のリリースのときに起きた内臓の開放音から深く影響を与えているようにも見えた。
患部が小さなMONO消しゴムの半分ほどのサイズ内に、7層ほど歪みを折り重ねて積み重ねているものでした。
強敵でかんたんには行かない!
前を向いて対応策を調べ続けるわけですが、
むろん、指先では無理だし、べんせきの温熱器では小回りが効かない。
リリースできる可能性が確保できないうちに、
事前に状況を知らせるべきかどうかという判断は迷うところです。
ですが知らせても解けることも近所のどちらかの治療院で対応できるわけでもないようです。
なおかつ筋組織が硬化したものだからレントゲン等で撮影しても、
患部として状態を確認できるような映像が映ることもありません。
経験上、その部位への問題を施術者が感じたとしても、いい加減な『~だろう』と思う的な言い方は避けるべきです。

結局の所、実際にリリースをして結果を出すしかない。
そういうときもあるんです。
悔しさがきつかったときで、
ゴールができるよう走るしかない。

いくつか強敵の慢性の硬化組織は局部の炎症と周囲の組織との牽引影響がでやすくなっています。
そういうものは病が奥に沈んだ状態と言われて、筋膜のリリースにより奥にまで手を伸ばすのは、
けっして容易いものではない。。
つくづく感じさせられます。

この包丁型のべんせきを使いだしてから、
私の神経にかかる負荷は飛躍しています。
4時間以内睡眠の私が、8時間睡眠になり、休みの日は10時間。
寝ている時間中はずっとからだの各部位が痙攣しつづけています。

慣れない包丁型を工夫して使う必死さと、
かつては解けなかった部位の奥まで解け、
そういった先々の展開を積み立てる未知の対応を一挙に迫られた緊張と脳の酷使からです。


そのような部位に、ケースバイケースですが、手を伸ばして届くようにするには、
べんせきの温熱器や包丁型など、私には現状では欠くことのできないアイテムになっています。

そうなるような挑戦を、まずは私の体自身を人体実験にして、
お客様の施術に使える効果と安全性にOKを出せるようなまで、仕上げていきます。
施術する時間は、そういった施術前にかける時間の30分の1くらいにできればうれしいんですが、そうも行きません。 =-=;


ただ緊張感を持って研究をさせていただけることは、
私にとってしあわせな時間です。


『 変化を恐れては進化はない。
  進化がなければ成長はない。

  挑戦しーや! 』


バレーボールのアニメ、
ハイキューの名言です。