日は薬膳、漢方に関心がある方と、
品川駅の近く港区高輪にある
漢方・漢方薬の薬日本堂
https://www.nihondo.co.jp/
へ足を運びました。
通常、漢方薬局ではサンプルとしてちょっとおどろおどろしい生薬が陳列してありますが、
そのような薄暗い雰囲気ではなく、女性に好まれるような明るさです。
こちらではネット上ではオンライン漢方相談など行っていますが、
対面で漢方相談をしてくれています。
私どもは漢方の相談をしていただきたくでかけたわけではなく、
『 薬膳レストラン10ZEN 』https://10-zen.com/
というこちらの漢方薬局のエリアに併設されたレストランで昼食をいただきました。
私は「薬膳カレー2種類」を頂きました。
ポークカレーは辛いぞ~と店員さんにいわれて、注文のときにちょっとひるみましたが、
まったく酸味がありカレーとは別もので香辛料が効いたシチューのようなものかと感じ、
もう一つのチキンカレーは普通のカレー屋さんのカレーでしたがこちらは普通にカレーでからかった。。。
ご飯は、セルフでおかわり自由、白米と玄米があります。
食事が終わったあと。
店内には、おおくのきれいな箱に入った漢方薬、漢方関係の本、そして漢方の成分がはいった美容に良い化粧品などをざっと拝見。
こちらでは買い物をすることもなかったのですが、お店の方が試飲用のお茶を勧めていただきました。
(何も買わなくって、ごめんなさい~!@)
こちらには「漢方ギャラリー」と称し、<生薬がガラス瓶に詰められて展示>されています。
最近出版されている漢方の本は、生薬の写真が多数掲載されたものも多く出てきております。
本で生薬のイメージは、おおよそ二次元の世界レベルではつかめるようになりました。
ですが実物のサイズ感が伝わる展示物を目の当たりにしたほうが、理解や親しみがわきますね。
30センチ以上のガラス瓶サイズに入れられた立体の生薬を観ると、
そこに植物であった茎や根、たね、またはきのこやタツノオトシゴなどの原型が伝わってきて、
感動は大きいものです。
その展示物を観ながら、下にある解説プレートを読むと、その内容の記憶もよく残りますね。
すでにカラカラに乾燥した展示品ではあるものの、生薬、つまり生きた植物や菌類や動物を生かした薬という感触が伝わってきました。
なかには石膏(せっこう)という鉱物もあるので、こいつは生きてないだろうと思うわけですが、そこまで硬いことは言わないで。。^^;
個人的に、
やまいものスティックのうつくしい白さ、
芍薬(しゃくやく)の花の美しさに似つかわしくなく思えたたくましい生薬部、
そしてセミの抜け殻が瓶に狭しとつめつめにされたものなど。
観ていて楽しめました。
これら生薬の展示物を観て、うちにもほしいと真剣に渇望したのは、私だけじゃないだろうと思います。
もし漢方に興味がある方がおられれば、
ぜひ、一度、足を実際に運んで見てくださいね。
ささっと生薬の展示物をみたらでてくるつもりでしたが、
こちらでは漢方スクールも運営しておられ、
中医学の基礎となる要点がまとめられたパネルが多く展示してあったり。
観ていて勉強になります。
また漢方スクールでは勉強後に資格認定試験を取れるようで、
そちらのスクールの受付では特別にそちらの学校で使われているテキストを拝見させていただくことができます。
(※ 受付の方に、スクールのテキストを見せてくださいというと、持ってきてくれます)
私とその日に一緒に行かれた方は、こちらのスクールの関係の方のYou Tube映像を観ておられ、
目ざとくスクールのテキストを見せていただいてました。
治療編というテキストがあって、そちらは私もちらっとみせていただきましたが、
四診のほうは漢方関係では舌診がメインなのでしょうか。
こちらのテキストを観ると、脈診や腹診等のページはあまりに薄いように感じました。
いろいろと勉強になりました。
漢方薬をたのしんで生活に取り入れて豊かさを実感してみたい。
それには本を読んでるだけだと「体験」がないんです。
体験から学ぶものは身になるが、本からだけの学びは身にならない。
だから漢方の仕組み・からくりを体験学習する機会を増やすようにすると、
単に漢方医の言いなりにならないで良くなるのでしょう。
もちろん、頼りになる漢方医がいてくれるのは心強いのです。
ですが、自分があるていど物を知っているから頼りになる漢方医だと判断できるのでしょう?
ただ盲信すればいいわけではないのです。
自身が関心を持って理知的に優れた気質を持つ先生かどうかを判断ができるようになれたときほど
合理的な着眼点で先生の力量を射抜いて見抜かなければなりません。
調子よく、ただただ知ってそうな人に尋ねればどうにかなるというものじゃないようです。
カラダ、健康関係の先生方は、多くが平準化した力量で誰を信じても同じというわけではないようです。
それは中医学の先生、漢方の先生においてもそうだと私は、あることで実感させられた事がありまして。
焦らずに時間をかけてコツコツとやっていくこと。
そこを耐えられないで避けて通るのが普通なんです。
でも、そこを一個、頑張れると自分が得意技を勝ち取れるものなんです。
ほんとうにややっこしいことを申して恐縮ですが、そういうものなんです。
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また、余談ですが、それから人形町の小網神社へ足を運びました。
最強の厄除けの神様にお守りをお授けいただくためにです。
行ってみると、昔と変わって、きれいに垢抜けた感じになってました~。
おどろいたのが、かなり多くの参拝者がおられ、
女性グループ、男性サラリーマン、カップル、親子。。
お守り等を販売する巫女さんが2~3名で切り盛りなさっておられたことです。
人気の神社なんですね。