『養生訓』の養生は、「思、行、食、住、衣」の5つの項目の総合で語るもの

毎年、千葉県にある船方と台方の麻賀多神社にお参りをさせていただいてます。

<strong>台方 麻賀多神社 ホームページ</strong>
https://makata-jinja.com/

好きな人は好きな日月神示が、岡本天明先生に降ろされたという神社。
境内左奥には樹齢千三百有余年を誇る東日本一の大杉があり、
現在はパワースポットとしても人気の場所となっております。


<strong>日月神示には、日月神示に書かれている内容は、読む人のレベル・段階により、
高ければ高く、低ければ低く。
日月神示を読むものにより変わると書かれています。</strong>


<ins>意味深く読み取る力を持つ者には真理をついていると感動を与え人生の道を示すでしょう。
深くは読み込めない者であってもわかる範囲の道を得る。</ins>

どうせなら深遠な意志の響きをうかがい知ることができなければもったいない。
そのように感じる人も少なくないでしょう。。。
でも成長は、自分が咀嚼して消化する体験を通しておきるものですから、時間がかかります。
だったら深い意味を知る人の話を耳にすることができれば、少しだけ近道になるかもしれません。


と、話の<strong>枕</strong>を済ましませて、、、。^^)


<strong><span style="font-size:large;">「養生していますか?」と、『養生訓』を書いた貝原益軒先生が訪ねたとしたら。。。
あなたは、その質問の意図をどう把握して、こたえるでしょうか?
</span></strong>


そんなお話です。

 


正月を迎えると、またもう一歳、年齢が加算されると思いますよね。

ネガティブな意味ばかりを感じる必要はないが、
老化が心身機能に低下へ導くことは確かでしょう。
テロメアの時限爆弾は私達のカラダの中で作動し続けています。

『日頃の生活の安定をはかる努力=養生』への気配りが大事になります。


すると、
「私は健康のためテレビコマーシャルで見た○○というサプリ、飲んでるから健康よ!」という人もでてきました。。。 


自分はサプリを飲んでるから健康だといいきった自信は気持ちを明るくしてくれますが。
貝原益軒先生なら、そこだけを問うているわけではないということを、
養生の広い範囲を感じている人ならば感じることでしょう。

養生訓を記した貝原益軒の書では、
・「思」 思い・思考、感情
・「行」 おこない
・「食」 食事
・「住」 住む
・「衣」 衣服
のような5つの視点をもっておられ、
どれかひとつが重きを置かれているわけではなく、
どれも平均点以上の点をとれて養生しているというのです。

そうすることで「未病」をかなえようじゃないか!が養生訓の趣旨です。


「サプリの摂取」は、食の気遣いに当たります。

ただ本人の主張を言葉尻をとらえるのは恐縮ですが、
「食」、
つまり機能的な栄養サプリを取れば健康になるというコマーシャルの言葉にノセられていないか?
他にある「思(考え方)・行・住・衣」はどうなさってるのでしょうか。。。
一抹の不安を感じます。


薬膳も、おこない(=行動)を司る肉体を健全に保つエクササイズや整体を受けることも、
同様に5つの視点のうちのひとつの項目について言及して平均点以上を取るための手段です。
どれもがひとつずつ大切な項目です。
だからそれぞれにスポットライトを当てて全体を見渡す必要が出てきますね。

 

チャートにして達成率を見える化していきましょう。

 

たとえば。。。
以下の丸グラフを自動作成してくれるサイトのお力を借りるのも役立つでしょう。
EXCEL等で丸グラフをつくっても、もちろんOKです)

<strong>レーダーチャート画像作成・概要</strong>
https://chachart.net/radar


サンプルとして、適当な数値を入れました。。。
<a href="https://bodywise-note.up.seesaa.net/image/E9A48AE7949FE38381E383A3E383BCE38388E382B5E383B3E38397E383AB.png" target="_blank"><img border="0" alt="養生チャートサンプル.png" src="https://bodywise-note.up.seesaa.net/image/E9A48AE7949FE38381E383A3E383BCE38388E382B5E383B3E38397E383AB-thumbnail2.png" width="500" height="386"></a>
<a href="https://bodywise-note.up.seesaa.net/image/E9A48AE7949FE38381E383A3E383BCE38388E382B5E383B3E38397E383ABEFBC92-b3ba1.png" target="_blank"><img border="0" alt="養生チャートサンプル2.png" src="https://bodywise-note.up.seesaa.net/image/E9A48AE7949FE38381E383A3E383BCE38388E382B5E383B3E38397E383ABEFBC92-b3ba1-thumbnail2.png" width="500" height="499"></a>

 

人は思考の出入りが激しい生き物です。
特に興味あるところにしか意識が向きません。
イメージが出ては消え、出ては消えを繰り返しています。
意外に同じことばかりを無限ループしているときもある。
それでは全体像を客観視できずに手薄感のある危険を持つからという注意喚起をし続けます。
知的な人間の脳は、そこに陥ると進むか留まるかでいえば、留まりやすい。
ですが全体像が総括してすべきことをいいあらわせるまで、明記されると。。。

イメージの無限ループは終わりを告げ、進んで行動して目標を叶えたくなります。

だから、、、サプリをとってるから大丈夫といってた人も。
内心は、それだけじゃ足らないとわかってるけど、他に何をどうすればいいか知らないから。
しかたないじゃないの、という気持ちでしたと、後に言っていました。

 

具体的にグラフを見て分析していくと。
<ins><strong>「行」は優等生、「思・住」は平均5をキープし、あとの「食・衣」は平均の5を割り込んでるな・・・。</strong></ins>

というように、
全体像を見渡し、できているところとできていないところを分けます。

 


<strong><span style="font-size:large;">■できていないところを伸ばすには?</span></strong>
 <strong>「衣」</strong>を、あらたに見栄え重視ではなく着心地抜群に変えるためワークマンへ直行!
 <strong>「食」</strong>を、薬膳を学び栄養バランスを考えて、食材を厳選しよう。
これらは平均を割り込んでるから強力なテコ入れが必要だな。。。
プロの手を借りるなど考えて積極的な変革をしていきましょう。

<strong> 「思」</strong>を、良書を読む、師を持ち交わるなど。
<strong> 「住」</strong>を、明るい日がさす部屋に住もうなど、転居を考えるなど。
これらは平均点だから、自分でできる範囲でさらなる向上を図る工夫をしよう。


<strong><span style="font-size:large;">■できているところを維持するには?</span></strong>
 <strong>「行」</strong>は、体力が上がってきている。段階的にさらに押し上げよう。

などと養生について穴のない行動をしたいというときには、
具体的に計画へと落とし込んで行くようにします。

全体像が見えずに、一つの項目に時間をかけすぎるよりも、
全体像を見た上で、全体の項目を平均させるほうが成果がでることもあるようです。

 

ちなみに、コーチングスクールに私が通ったとき、
生活に必要なシゴト、友人、家族、余暇・趣味、その他などの項目を円グラフに充足度を記した<strong>ライフチャート</strong>を作成し、
隣の席の方と見せあいをする。そしてそれにもとづいて簡単なコーチングセッションを繰り広げるということをしました。
※ コーチングバイブルという本にも、同様のライフチャートがあります。

そのとき自分には考えつかなかったような視点で人は物を見て聞いて考えて感じていると知って感心したことがあります。
当然のことといえば、それは当然。

<strong>ただ他人のライフチャートを見せてもらうことで、
自分や人の見方の偏狭さを知り、
人がそれを観る深さを痛感しました。
それが自分の考える範囲を容易に広げてくれるきっかけになると確信した覚えがあります。</strong>


その経験から、もしできることなら、
<strong><ins>貝原益軒先生の養生の5つの視点をチャート化したグラフを、
家族や友人と見せ合いながら語ることをお勧めしたいのです。</ins></strong>
人によっては自分が重視していなかった項目に精通しており、
アドバイスを受けるきっかけにもなるでしょう。
それを含め、有益です。

※ 見せあう相手がネガティブすぎると創造的な生活への架け橋になることなく、いらぬショックを得るので、
  人を見て見せあうようにしてください。
  人を見て非難や批判等をすることなく、すべてを教師とみなせる人は、その限りではありません。

 

 

最後に蛇足です。
昨今、書店にいくと「○○を見れば、病気がわかる」とか「○○を、しなさい」といった、
これだけすれば的な書名が多いようです。
つまり養生訓でいえば、5つの項目のうちの一項目のみを養生にかかわるものと感じる強いタイトルです。

「○○を、しなさい」といった断言が著者の自信の強さで惹かれる気持ちはわかりますが、
私には、養生訓のチャートを書いて自分オリジナルの養生を知る機会を得たらどう感じるでしょうか。

そういったタイトルをつけた本の内容を読むと、一面は当たっているとこもあるが、
「それだけが全体であるかのように語るべきではないという視点に立つ人」には、
違和感や不快感を与えるタイトルかもしれません。

 

本をどうにか一人でも多くの人に手にとってほしいという戦略、思いの現れだとはわかっていますが、
言い切る断言型タイトルを書いて出版なさったときは、そこに思いをよせた読者への責任が重いです。
本を読みそこをわかってほしいという思いに駆られるときがあります。

でも「○○を、したほうがいいと思うけど、私は自信がないのであなたの判断にまかせます」とかいわれると、
買いたくても買えなくなる。
悩ましいですね~。