舌診アプリって、世にあるんですね。

このブログをお読みいただきたい方:

■ 舌診に関心がある方

■ 中医学診断に関心がある方

■ 自身やご家族の未病を調べたい方




昨今、NHKでも、

www.nhk.jp


東洋医学 ホントのチカラ - NHKhttps://www.nhk.jp/p/toyoigaku-honto/ts/WKV4Z1715P/
内容は、
西洋医学では手が届かない症状への解決策として、
世界中で注目を集める東洋医学
科学を駆使して効果が確認されはじめた最新の治療法やセルフケアをたっぷりご紹介します!


という番組を放送しています。

東洋医学の市民権は、セルフケアの分野に適しているとされ、
今後も増していくことでしょう。



そういうことで、自分でも東洋医学を専門レベルで学びたいという人も増えたのでしょう。



『 本当に教育を受けた人とは、
  学ぶ方法と変化する方法を学んだ人である
 』
           (カール・ロジャーズ)

私には中医学は独学で師匠や先生はいません。
専門書、DVD、関係するホームページなどが学習のためのリソースです。
昨今は、それらが強力な武器と言えるような内容ですから不自由ないです。
ホームページ上では、中国語の関連する記事も、Google翻訳で読めますし。。。



私の知り合いの中医学の勉強法に取り入れているのは、
宮廷女官チャングムの誓い」という韓国の伝説的な医女のドラマをリソースにしているみたい。
それぞれが工夫してますね。





中医学を学ぶ目的は、人それぞれでしょう。


私のねらいは、、、、、
未病の状態を知ることにこだわりがあります。

中医学の興味深いところは、症状が現れる前の【未病】を知ることができる。
血液検査や画像診断で観てグレーゾーンにもなっていないものであっても、
それぞれの臓器等のバランスが芋ずる式にくずれていく前進のときです。
目立った症状としてはあらわれてないが、脈や舌を視ると異常が見て取れることがあります。

特に糖尿病の手前の数値であるなど慢性的な病的な傾向がある状態では、
状態がよくなったり悪くなるなどと推移するなかで。
徐々に状態の悪化が進行していたとしても、いつもの自身の身体の不調が当たり前になると、
その不調の深さが行き過ぎてはならない一線を越して病になるか、それともまだ未病かというラインが実感しづらくなるようです。


そのようなときに「おや?なんか変だぞ。。。」と気づくことで、
さらに情報を探索して状態の観察を進めていきます。

得た情報を総合して検討することで中医学「証」という膨大なパターンのひとつにたどり着く。
証がでなければ治療はできないので、これがとても大事なことです。

定期健診を受けて、
「早期発見できて大病にならないですんだな」ということがあるが、
そういった方の多くは、ほっと胸をなでおろし、
これから病に対して積極的に付き合っていく闘志がわいてくるもの。
前向きな取り組みもできるような心でいられます。
そこに計り知れない価値を感じています。

中医学の四診は、そのような定期健診ではありませんが、
しっかり観れるように訓練を積むことで道は開けます。
予防の革新となり、大病による医療費を削減。
そのような場面が多く見受けられる将来が訪れますように。。。





昨今の科学技術の発達には目覚ましいものがあります。
たとえば、舌診をネットで調べると、
東洋医学の舌診をいかして手軽に健康診断をしていくという試みが、
すでになされているんですね。



舌の写真を撮るだけで、健康診断ができるアプリが発売。
https://social-design-net.com/archives/1983/

social-design-net.com



舌の絵


たぶん、舌診はアプリ化しやすそうだというのは、
舌診を学んだ方は一度は考えたと思いますがどうでしょう。

舌の写真からは、多くのカラダの内側に潜む情報を伝えてくれています。
「えっ!そんなことが、舌のコケとか、色とか、形状とかでわかるものなのか」
と私は、舌診で実際に人の舌を観察して驚きました。
かなりの高い精度でその人の体の内側の状態を伝えているのです。
そして舌診をするための見方について、多くの貴重な資料がある。
ならば状態の情報を吸収して数値化や判断するような判定をする技術にデータベースをのせて結果を出力させれば、、、。
舌診の本を時間をかけて必死に読んでも、判定がしづらい舌があるのだが、
そのような案件の意見を聞かせてくれる心強いパートナーになるはずだ。

または薬膳を学ぶ人たちは舌診を主にチェックするようだから、彼らにもいいのでは?

私はそう考えはしましたが、私にはアプリ化する技術も費用もなくて、
あったらいいなという夢で閉じてしまっていました。





でも、世の中には、あるもんなんですね。

中医学の先生とAI等のテクノロジストがタッグを組んで、
後世に残る大きな仕事へとつながったわけです。

ただこちらの海外の大学で開発されたアプリが日本語化されてつかわれているという情報は、
私の手元にはないので、もしかしたら、今後に期待ということなのでしょうか。



もし体を知るための診断としては精度的に未熟だという結果であったとしても、
今後、AI技術をいかして今後も生のデータをディープラーニングさせ
判定の精度が向上して信頼に足るものとみなされれば。

すばらしいことです。

 

 

 


最後に、余談となりますが。。。

カール・ロジャーズ氏。
アメリカ合衆国の来談者中心療法を創始した臨床心理学者。
現在では当たり前の来談者:クライアントと呼び、それまでの患者という呼び名を拭い去ってくれた人です。
いまのカウンセリングのひな型は、ロジャーズ氏によるところが大きいといわれています。
いまもアメリカでの最も影響を与え続ける心理学者の一人だと断言できる人物です。

そのようなロジャーズ氏がいうには。

「人は他の人から理解され、わかってもらえたと思えたとき、ココロに”ある変化”が生じます。
それが真に自分に向き合う力となり、みずからを成長させていきます」


と語っています。

独学のむずかしさや、先人がいないものの学びをするときは、
先生という他の人から認められ理解されないままという状況です。

人とのかかわりがないまま、
たんたんと前進することはどんなひとでも苦手なのです。
よほどの自己の胸の内に燃え盛る火がないかぎり頓挫しがちです。
そうカール・ロジャーズ先生はおっしゃっておられるのでしょう。

だからこそ独学で得た知識や情報をアウトプットしていき、
他の人からの共感的理解が得られるよう、努めていくことは大事。

無理やり共感させるのは本末転倒ですが、
ブログ等でひとりの方にだけでもOKですから、お読みいただけることがあれば。
そして私の場合は施術のときに「鈴木さんが書いてたブログのあのグッズはさぁ
といっていただけると、まさにココロに”ある変化”が生じさせてくれた瞬間ですし、
そうしていただいた恩人です。

そんなこんなの感謝の気持ちも込めてブログを書かせていただいております m__m

お読みいただき、ありがとうございます!