身心が疲れてイライラなとき。たとえば、百合の花やユリネを枕元において寝るということからはじめてみませんか?

ここ数日、私たちがスクリーンから覗くと意外だと思えてしまう芸能人の方々が、
こころの病によるものであるのか、お亡くなりになっていたことを知りました。
驚きとともに、深い悲しみを覚えます。。。



こころ、精神の緊張の糸を緩めるには、
心のホットラインのようなカウンセリングをしていただける電話があると、
そうしたニュースを報道した後に、アナウンサーは必ずといっていいほど付け加え、
そちらの電話番号をつたえていました。


ただ、コーチングを学んでいたとき、コーチングをコーチに受けるのも、
またはカウンセラーにカウンセリングをしてもらうのもつらくでできないという方がおられると聞いたことがあります。
自信を失い、八方ふさがりになった思いがのしかかると、対人支援を受けるだけの気力も起きない。



そのようなとき、効果がそのような状況の方々にあるかどうかわかりませんが、
気が付いたことを書かせてください。



商売を始めたときに、昔の人はいったものだそうです。


「あんたね、商売はじめるんだったら、店にさ、百合の花を飾っときな。
 そうすると、店の人も、来たお客さんも穏やかな気持ちになるんだから。

 そのほうが商売はうまくいくもんだよ」


そのようなアドバイスをいただくことがあります。


漢方の生薬のなかには、煎じて服用して薬効が体感できるものと、
百合の花のように香りによって精神が影響を受けて効果がでるものと、
たとえ瓶詰のなかに入れられていてもその生薬の波動のようなものが外側へと影響を与えるものとがあります。
中にはそれら効果パターンが複合するものもあります。

たとえば、
百合根は漢方では百合(びゃくごう)とも呼ばれるユリネ。
百合の根っこの、ゆり根です。
イライラなどを緩和させる鎮静作用があります。

ゆり根.png

上記写真は、私が施術をさせていただいている部屋の片隅に、こそっとおいてある【ユリネ】。

ユリネは、小さな割れにくい小瓶に入れて身につけておくことで、
それでも精神のイライラが収まるという強い作用を放つ生薬です。
そのことを知って、横浜中華街の漢方生薬が多数そろえてある食材店から買ってきたものを、食すことなくおいてあります。

一般的なユリネ効果の言い伝えでは、
けんかっ早い者たちが集まる場に、百合の花を置いておくと不思議と、喧嘩は起こらず。
アユの友釣りという、アユ同士の縄張り争いをさせることで釣るときは、百合の花が咲いていないところでしなよと言われます。
なぜかというと、アユ同士が闘争心が消えてしまい、
縄張りを犯したアユに対して喧嘩を仕掛けてアタックしないため釣れなくなるからです。
つまり百合の花の香やその波動は、人間以外のアユにも作用しているのですね。


本草綱目(ほんぞうこうもく)には、肺や気管を潤し、咳を止め、利尿を促し、精神を安定させる働きがあると記されています。

※ 『本草綱目』(ほんぞうこうもく)は、中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、
     内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の李時珍(1518年 - 1593年)で、
     1578年(万暦6年)に完成、1596年(万暦23年)に南京で上梓された。
     日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。
     (Wikipediaより)




もし「イライラがつづいてこころがダメージを受けているな」と感じておられる方がいたら、
部屋に百合の花を飾ったり、
ユリネを生薬として煎じていただいたり、
または私のように部屋に瓶にいれて安置しておくなどしてみませんか。

劇的なことがおこると過信せずに、気軽な気持ちで興味がわいたら試してみてください。



また精神の沈静作用は、心身ともに不可分です。
精神がおだやかになれば身体に緊張がほどけて、
無用な凝りがおさまることでしょう。
精神のいら立ちや苦しさ、恐怖、不安、さみしさ、等々のつらさが、
身体の凝りにリンクしている。


多忙な人が増えたいまの時代では難しい考えかもしれませんが、
人は心のさまざまな焦げ付きから気のエネルギーを消耗します。
気のエネルギー量も、余裕がある時点は問題は起きませんが、
気を使い過ぎてすり減らすとき、リラックスして休息をとりたくても取れなくなっていきます。

つねに、何らかの不安が脳内を駆け巡るので、そこと戦い続ける日々。
そうして{リラックスする}のが苦手になっていくのです。


本来は「休息法」が、人が持続可能な活躍には必須だと、私は考えています。

つまり「至高のリラックスタイム」を、人は欲していて、そこから考えを始めるべきではないかと。。
深い休息をとることで、心身が回復すると、心身に加わるストレスもへっちゃらな余剰エネルギーを得られます。
そこで得た余剰エネルギーを使って仕事をしていく暮らし方ができたなら。

身心の気をすり減らして消耗して尽きる寒さがやわらぎます。
または最適かつ強力な休息法を得られたなら、いつまでも元金といえる元気を元本割れさせずにやっていけます。


そういった休息法のノウハウにも、人により選択は違って当然ですが、
生薬の薬効も使えるでしょうし、整体院等の施術を受けるのもいいでしょう。

生薬では例えば「ホルモンのちから」という心とカラダを元気にするホルモンの解説本がありますが、
おそらくは生薬の薬効もそのホルモンのバランスを作用させるなどの仕事を一定量させる引き金になってるんでしょう。
生薬の含有成分の化学式をみているとき、そんなことを感じたことがあります。




元気の元本割れをしないで済ませられる休息法

それは生理的にも一定の理にかなったものの考え方でしょう。



たとえば、百合の花やユリネを枕元において寝るということからはじめてみませんか?