誰かの熊澤酒造のYouTube映像をえんべっとさせていただきました。
熊澤酒造という酒造会社が、酒造装置がデーンと置かれた敷地に、
本格的レストランやcafe、地下酒販売所、
手作りデニッシュやソーセージなどから、
外部の産直野菜販売するお店を含めて経営される夢の食の聖地です。
お客様が熊澤酒造の本の出版にかかわられ献本してくださりました。
本を眺めれば熊澤酒造の魅力に惹かれ、先日、行ってきました。
熊澤酒造をご紹介くださったお客様から、
熊澤酒造の経営者の方の人となりを少しお伺いしていました。
それも足を運んでみたいとその気にさせてくれるものでした。
大人の遊び心があふれた空間。
本格的レストランは今回は待ち時間が必要で、
そこを削るためパスしまして。
cafeで蔵元カレーをいただいて満足。
豆とひき肉が入った自家製カレーです。
カレーのお皿の上に、発酵もののお漬物がならべられて、
それがおもしろくおいしくいただきました。
cafe内の古民家から持ってこられたような天井の木組み建築は必見で、
四方に並ぶ古物がやわらかく温かい気持ちにさせてくれました。
古き良きものを大切にするアンティーク空間というよりも、
手作り感がハンパないごちゃっとしたスクラップの集まり。
だけどそこには温もりが感じられ、居心地がよい。
中庭にもそこかしこに手作り感があふれています。
そんなところに惹かれた人が訪れる場所かもしれません。
若い人もおられましたが、中高年の方々が7割方で落ち着いた雰囲気。
私が行ったのは平日で適度なお客様の数でした。
試飲したお酒もおいしく、
買って帰ったレモングラスのビールもクリーミーで秀逸この上ない。
おもちクリームあんぱんも、なかなか!
しっかりお客様の要望やニーズの声を聞いていくことと、
自分が自分でたのしいと充実したことがなせるような押し出し。
この両輪を人を協力しながら高速回転させていけば、
熊澤酒造のようなおとなの楽園ができあがるんだろうなと実感。
つぶれかけてた酒蔵を引き継いだ経営者が、
一代で会社をここまでにしたのはすごいと思われそうですが、
経営者本人はそのようなことは言われたくないとおっしゃられる方だそうです。
そうした姿勢は好感を持てました。
私が仕事をする空間も、
きれいに整えられた感じではなくて。
気に入った手技関係のグッズがところ狭しとごちゃっと並べられています。
まるでこれって価値があるかどうかわからないものもごちゃっと。
そこのセンスは似ていると思います。
ただお客様にとって落ち着けて寛げる空間かどうかは甚だ疑問です。
そこはちゃんと反省して今後につなげていきたいと思った次第です。
熊澤酒造を散策中に、
ふと「すぐれたビジネスはシンプルに表せる」
CDベイビー創業者のデレク・シヴァーズの本を読んだことを思い出しました。
起業精神で儲けるためにガンガンやっていくというよりも、
お客様の声やニーズに寄り添っていたら大きくなってたという起業家の自伝です。
とてもいい経験をさせていただきました。
また香川駅の隣が寒川神社の寒川駅だったんですね。
相模一宮の寒川神社は名前は聞いたことがあります。
ですがどこにあるかも調べてなかったため御縁を感じました。
いずれ寒川神社のお参りに行った帰りには熊澤酒造でランチを。
そう思ってます