くちはばったい言い方をすれば、
(手技)は、<手を最大限に活かしたうえで成立する技>だと思います。
では、手を活かすにはどのような要点が必要でしょうか。
手の解剖生理学的な見地から機能的な動きの条件を理解すること、
同時に筋肉操作特性を理解したうえでぶつからない操作を考慮する必要があります。
そこには本一冊書ける程度のノウハウが盛りだくさんです。
それ文章でひとつずつ丁寧に解説するのは割愛いたします。
主要な項目をいくつかあげるなら、
・筋肉を屈筋と伸筋を同時に固めて力ませない操作法
一時期に操作する筋肉はひとつだけとする。
同時に近接する筋肉数本を動かせは、筋肉同士が干渉してブレーキとなり、
発力が弱まり筋肉の凝りを肥大化させる要因となる。
筋肉を操作するときの要点は、
ポッピングというダンスで使う要領や要点と同一です。
ニュートラルポジションまたはいつでもそこに戻れる計算上にいるところで
脱力させた筋肉を弾くようにぴくんっと縮める。
指の手のひら内側に向かえば、関節が曲がるべき方向に曲がるだけだが、
指の手のひら外側に向かえば、パーンッと跳ね上がった感じにみえます。
こうするときの筋肉の操作感覚を、正確に微弱から強力まで数値化して、
その力の発動作用を取り出せるように練習します。
そのときに大事なことは、ポッピングさせる部位以外は、基本、固定です。
操作させる筋肉部位以外の他の周囲または遠位のボディパーツがふらつけば、
正確な圧量と質と方向を絶対に取り出せないため、
動かない部位を動かすところにつられて動かしてしまわないようにする修練が必要です。
動かす部位以外のボディパーツの固定ができていないものは、力の強弱が甘くなり、
結果的に精密な圧を与えることには向かない状態だといえます。
・手の内をつくる:手のひらの内側の一点、労宮を中心に、伸筋部分を引きで螺旋操作し固定してから、屈筋を前へ適量制御しつつ送りだし、最後に労宮を手のひら背面方向へ引き上げる。このときも上で申し上げました、操作する部位の動作は固定し静止したボディパーツ上に成り立つというのは言うまでもございません。
手の内を作ることの利点として、
・相手の芯をとらえて立体的な上下・前後・左右の操作を精密に加えられるようになる。
・手の内を作ってしまえば相手の芯を自分とつなげて操作するのが楽だし、
操作しているときに相手の内部に筋肉の凝りや関節のはまりの異常などがあれば、
きっちりとそれが把握できるようになる。
・手の内をつくれば、指の第三関節からの操作が通常となります。
・一般的な<指に力を入れて握る居着く動作はできなくなる>

(図)
・手の指の力を発力させるには、二の腕の肘から半分の箇所で大部分の操作は決まる。
指先に力を入れるのは、どんな操作をするときであっても絶対にやってはならない。
・手首にある支帯が癒着固定していないか。
支帯が橈骨や尺骨に癒着していたら、正常な発力のパワーが比して減じられますし、
手先の動きの精度は濁り正確な操作は不可能です。
・橈骨と尺骨の間にある骨間膜をしっかり開く。
この骨間膜がシワが寄っていたら、非力な力んだ手の操作しかできなくなります。
呼吸に異常をきたして浅くなります。
・手首の関節が詰まっていないか。
手首(特に尺骨部)にはウイークポイントがあり、その箇所を自ら固め、腕全体の緊張を抜けなくしています。
・肩甲骨の位置や動作を手のひらの開きや回転などで操作するのだが、これはまた逆も成り立ちます。ただ修練は要します。肩甲骨の操作で手のひらを操ることができ、これはミリ単位以下の非常に精密な操作を必要とするとき使っています。
・手掌腱膜のしわをパーンと前後左右に引き伸ばしてシワ取りを完了させてから、手の内を操作いたします。
・肘のとんがった骨の先部位を下方に沈没させつづけることは必須
これができていない状態は脇が甘いと呼ばれ、
呼吸が浅くなり、重心が下丹田から上の方に持ち上がり、身体全身の安定感を失います。
・鎖骨の内側の付け根(胸鎖関節)を
胸鎖関節部分から腕の骨は始まります。
ここを勘違いして、鎖骨の外側の肩鎖関節から外が腕の骨と誤認すれば、
腕の筋力のパワーの源である広背筋を使えず、
三角筋が張った小手先の腕の筋肉だけの使用となり、
この使い方を続ければ肩や首や腕が壊れてしまいます。
・肩甲骨のニュートラルポジションが理想位置にいてはるか。
姿勢が思わしくなければ、
肩甲骨の両方または片側が、
上方に挙上して固定、左右に開いたまま固定、前後が肩甲下筋の癒着で密着固定、
などなどトラブル状態にあります。
以上【 手の操作でくくったざっくりとした知識 】で、
これらは広域に目を広げればよく言われるものです。
そうしたごく一部(25%くらい)を紹介させていただきました。
上述した広域に目を広げたという内容の出どころは、
フェルデンクライス・メソッドのような動きの修練法以外に、
その多くは合気柔術の先生からや中国武術などの動きを教えていただき、
その後に達者な方々の所作と一般の私のようなものの所作の違いを知り、
機能解剖学を持って技や基礎条件を読み解くようにしてきた結果となります。
解剖学等の良書からもいろいろ学べそうですが、
残念ながら解剖学の本をただ眺めていても
操作の秘訣がビビビッとくるものではないのです。
解剖学の図から豊富な気づきが得られるようになるには
基本のみならず応用技術をある程度知ってみることです。
優れた武術やボディワークの術理からは、
目からウロコがはがれびっくりすることも多くあります。
私の手技療法の基礎の手の巧みな操作知識は、
半分は多くの先達の教えをいただいたおかげです。
あとの半分は手技療法をさせていただく立ち位置の仕事から、
私の身体操作上の理解の正誤や未消化の明瞭化がはかられやすかったから。
そのおかげさまで、操作した結果が、直で眼の前に現れることから学びました。
そこは非常に役立つものでありありがたいことでした。
そして随時、気づきより得られた成果は、
手技をする際の成果の層を厚くしてくれました。
またちょっと路がそれますが、
先達の先生方が複雑化した教えでは伝わらなくなるだろうと
簡素化した要点のみをざっくりと教えてくれるものでして。
こうした簡素化したエッセンスにはつっつきやすさはあるが、
本当の先達の技とは、その実似て非なるものだったりします。
しっかり源流を想像して省かれたところを補いつづけなければ、
役に立ちづらいように感じます。
合気柔術の先生なら、合気柔術の稽古で技を深めますが、
施術者なら、施術の臨床で技を深めることもあります。
一回の施術をするときごとに、
10~20の気づきが得られ、
それを元にして成長がはかられます。
本当に文章だけではイメージがわきづらいですよね。
手首から先を解剖し観察してみましょう。
指の第二関節から先には目立った筋肉が入ってなく、
骨と腱と脂肪、そして爪と皮膚で構成されています。
というと、、、どういうことかというと、
指先の操作をする原動力となる筋肉は、
指先には入っていません。
でも、そんなことをいわれても、
よほどのボディワークマニアでなければ、
読むのに疲れて眠くなるでしょう。
上掲の解説文が文章で書かれれば「?」といったわけわからん、
というところがほぼほぼかもしれません。
ですがある程度身体が使えるレベルになってきた方であれば、
実際に直接に手とり足取りさせていただいて、
こんな感じなんですよとお伝えすれば、
体感的にわかっていただけることです。
というのも、自転車に乗る子供が、最初は補助輪をつけてもらうと、
らくーに乗れるというような感じにできますが、
ちょっとだけ技を知ったものが要領よく補助をさせていただけると、
カンタンになるほどね~って納得できる技術ですので。
そういった類のエクササイズをつたえる講座があったらありがたいですよね。
私もいまだしっかりそうしたことは学びたい好奇心がありますから、
折を見て身体操作のための勉強をする場に出かけていきたいと思います。
また最後に話がまたそれますが、
先だって身体が痛いと不具合を申される知人の手技療法を得意にする鍼灸師の先生が、
とある武術系の教えを習いに行こうと誘われているといってました。
あからさまに申せば、その友人の身体操作技術のレベルについて存じ上げており、
それに身体の左右のねじれが心臓に負荷をかけるようすとなっていたものの、
そうなるような彼オリジナルの手技のやり方を続けているからというのも知っています。
ときどき折を見て
「身体操作をしっかり学ぶ機会を持てば、
その身が救われるのだからやってみようよ」
というも、、、
先方はほぼ身体操作術のマスターには乗り気になられず、
とても遠方ですからこちらに施術を受けに足を運ぶこともままならず、
繰り返し20年間ほど身体の不調を遠方より電話で訴えてきます。。。
ですが彼が武術系の学びの御縁を活かし真剣に学びに行けば、
そこの流派は端的にノウハウを教えてくださる教練システムですから、
短期間であっても得るところも多いでしょう。
そうすることで手技の技の冴え方は確実に高まることは保証できます。
そしてやがて自分の身を苦しくするのは、
そうすることしかやり方がわからなかったからと気づくかもしれません。
自分の身を楽に変える妙法があるといわれても信じられなかったことも、
しっかり武道場で学ばれて修練をして行く過程で受けれることができるでしょう。
そうなってくれればいいなと思って、
がんばろうよと檄を飛ばした次第です。
やっぱり身体操作の多彩な要点をすでに把握しておられる方は、
自分の肉体というツールを繊細かつ大胆に、
そして具体的かつ合理的に理解しています。
重箱を突っつくような現状把握の分析まで目配りができていたり、
勘所を把握するまで思考を深めることができる人は、
手技をして得ようとする成果の上限をつねに破ろうとなさります。
それが独自の成熟を増すように感じます。
身体操作術の学び方は様々あって、
自分が縁ある興味をもったところにて学ぶのが最良でしょう。
特に施術者は、自分の体を後回しにしがちで、お客様のケアに粉骨砕身務めています。
そうしたときのひと工夫として、自分も施術をしていていままでよりも楽にできるようにしていきたいですよね。
個人的には身体操作術の骨子がわかりだして身にそれが少しずつ定着してきたころから、
施術中の集中力の高さや頭の働き、そして体力的なタフさなど、いずれのレベルも大幅に高まる体験をしました。
それもあってか先月のお客様に、
『鈴木さん、まだ動けそうに見えるんだけど!』と突っ込まれました。
手技療法の興味は、私にとって尽きることはありません。
これからも独学で勉強をし続けてまいります。
で、こうしたことを思えるのも、
身体操作術の勉強をしてきたから。
そう感謝しております
(手技)は、<手を最大限に活かしたうえで成立する技>だと思います。
では、手を活かすにはどのような要点が必要でしょうか。
手の解剖生理学的な見地から機能的な動きの条件を理解すること、
同時に筋肉操作特性を理解したうえでぶつからない操作を考慮する必要があります。
そこには本一冊書ける程度のノウハウが盛りだくさんです。
それ文章でひとつずつ丁寧に解説するのは割愛いたします。
主要な項目をいくつかあげるなら、
・筋肉を屈筋と伸筋を同時に固めて力ませない操作法
一時期に操作する筋肉はひとつだけとする。
同時に近接する筋肉数本を動かせは、筋肉同士が干渉してブレーキとなり、
発力が弱まり筋肉の凝りを肥大化させる要因となる。
筋肉を操作するときの要点は、
ポッピングというダンスで使う要領や要点と同一です。
ニュートラルポジションまたはいつでもそこに戻れる計算上にいるところで
脱力させた筋肉を弾くようにぴくんっと縮める。
指の手のひら内側に向かえば、関節が曲がるべき方向に曲がるだけだが、
指の手のひら外側に向かえば、パーンッと跳ね上がった感じにみえます。
こうするときの筋肉の操作感覚を、正確に微弱から強力まで数値化して、
その力の発動作用を取り出せるように練習します。
そのときに大事なことは、ポッピングさせる部位以外は、基本、固定です。
操作させる筋肉部位以外の他の周囲または遠位のボディパーツがふらつけば、
正確な圧量と質と方向を絶対に取り出せないため、
動かない部位を動かすところにつられて動かしてしまわないようにする修練が必要です。
動かす部位以外のボディパーツの固定ができていないものは、力の強弱が甘くなり、
結果的に精密な圧を与えることには向かない状態だといえます。
・手の内をつくる:手のひらの内側の一点、労宮を中心に、伸筋部分を引きで螺旋操作し固定してから、屈筋を前へ適量制御しつつ送りだし、最後に労宮を手のひら背面方向へ引き上げる。このときも上で申し上げました、操作する部位の動作は固定し静止したボディパーツ上に成り立つというのは言うまでもございません。
手の内を作ることの利点として、
・相手の芯をとらえて立体的な上下・前後・左右の操作を精密に加えられるようになる。
・手の内を作ってしまえば相手の芯を自分とつなげて操作するのが楽だし、
操作しているときに相手の内部に筋肉の凝りや関節のはまりの異常などがあれば、
きっちりとそれが把握できるようになる。
・手の内をつくれば、指の第三関節からの操作が通常となります。
・一般的な<指に力を入れて握る居着く動作はできなくなる>
(図)
・手の指の力を発力させるには、二の腕の肘から半分の箇所で大部分の操作は決まる。
指先に力を入れるのは、どんな操作をするときであっても絶対にやってはならない。
・手首にある支帯が癒着固定していないか。
支帯が橈骨や尺骨に癒着していたら、正常な発力のパワーが比して減じられますし、
手先の動きの精度は濁り正確な操作は不可能です。
・橈骨と尺骨の間にある骨間膜をしっかり開く。
この骨間膜がシワが寄っていたら、非力な力んだ手の操作しかできなくなります。
呼吸に異常をきたして浅くなります。
・手首の関節が詰まっていないか。
手首(特に尺骨部)にはウイークポイントがあり、その箇所を自ら固め、腕全体の緊張を抜けなくしています。
・肩甲骨の位置や動作を手のひらの開きや回転などで操作するのだが、これはまた逆も成り立ちます。ただ修練は要します。肩甲骨の操作で手のひらを操ることができ、これはミリ単位以下の非常に精密な操作を必要とするとき使っています。
・手掌腱膜のしわをパーンと前後左右に引き伸ばしてシワ取りを完了させてから、手の内を操作いたします。
・肘のとんがった骨の先部位を下方に沈没させつづけることは必須
これができていない状態は脇が甘いと呼ばれ、
呼吸が浅くなり、重心が下丹田から上の方に持ち上がり、身体全身の安定感を失います。
・鎖骨の内側の付け根(胸鎖関節)を
胸鎖関節部分から腕の骨は始まります。
ここを勘違いして、鎖骨の外側の肩鎖関節から外が腕の骨と誤認すれば、
腕の筋力のパワーの源である広背筋を使えず、
三角筋が張った小手先の腕の筋肉だけの使用となり、
この使い方を続ければ肩や首や腕が壊れてしまいます。
・肩甲骨のニュートラルポジションが理想位置にいてはるか。
姿勢が思わしくなければ、
肩甲骨の両方または片側が、
上方に挙上して固定、左右に開いたまま固定、前後が肩甲下筋の癒着で密着固定、
などなどトラブル状態にあります。
以上【 手の操作でくくったざっくりとした知識 】で、
これらは広域に目を広げればよく言われるものです。
そうしたごく一部(25%くらい)を紹介させていただきました。
上述した広域に目を広げたという内容の出どころは、
フェルデンクライス・メソッドのような動きの修練法以外に、
その多くは合気柔術の先生からや中国武術などの動きを教えていただき、
その後に達者な方々の所作と一般の私のようなものの所作の違いを知り、
機能解剖学を持って技や基礎条件を読み解くようにしてきた結果となります。
解剖学等の良書からもいろいろ学べそうですが、
残念ながら解剖学の本をただ眺めていても
操作の秘訣がビビビッとくるものではないのです。
解剖学の図から豊富な気づきが得られるようになるには
基本のみならず応用技術をある程度知ってみることです。
優れた武術やボディワークの術理からは、
目からウロコがはがれびっくりすることも多くあります。
私の手技療法の基礎の手の巧みな操作知識は、
半分は多くの先達の教えをいただいたおかげです。
あとの半分は手技療法をさせていただく立ち位置の仕事から、
私の身体操作上の理解の正誤や未消化の明瞭化がはかられやすかったから。
そのおかげさまで、操作した結果が、直で眼の前に現れることから学びました。
そこは非常に役立つものでありありがたいことでした。
そして随時、気づきより得られた成果は、
手技をする際の成果の層を厚くしてくれました。
またちょっと路がそれますが、
先達の先生方が複雑化した教えでは伝わらなくなるだろうと
簡素化した要点のみをざっくりと教えてくれるものでして。
こうした簡素化したエッセンスにはつっつきやすさはあるが、
本当の先達の技とは、その実似て非なるものだったりします。
しっかり源流を想像して省かれたところを補いつづけなければ、
役に立ちづらいように感じます。
合気柔術の先生なら、合気柔術の稽古で技を深めますが、
施術者なら、施術の臨床で技を深めることもあります。
一回の施術をするときごとに、
10~20の気づきが得られ、
それを元にして成長がはかられます。
本当に文章だけではイメージがわきづらいですよね。
手首から先を解剖し観察してみましょう。
指の第二関節から先には目立った筋肉が入ってなく、
骨と腱と脂肪、そして爪と皮膚で構成されています。
というと、、、どういうことかというと、
指先の操作をする原動力となる筋肉は、
指先には入っていません。
でも、そんなことをいわれても、
よほどのボディワークマニアでなければ、
読むのに疲れて眠くなるでしょう。
上掲の解説文が文章で書かれれば「?」といったわけわからん、
というところがほぼほぼかもしれません。
ですがある程度身体が使えるレベルになってきた方であれば、
実際に直接に手とり足取りさせていただいて、
こんな感じなんですよとお伝えすれば、
体感的にわかっていただけることです。
というのも、自転車に乗る子供が、最初は補助輪をつけてもらうと、
らくーに乗れるというような感じにできますが、
ちょっとだけ技を知ったものが要領よく補助をさせていただけると、
カンタンになるほどね~って納得できる技術ですので。
そういった類のエクササイズをつたえる講座があったらありがたいですよね。
私もいまだしっかりそうしたことは学びたい好奇心がありますから、
折を見て身体操作のための勉強をする場に出かけていきたいと思います。
また最後に話がまたそれますが、
先だって身体が痛いと不具合を申される知人の手技療法を得意にする鍼灸師の先生が、
とある武術系の教えを習いに行こうと誘われているといってました。
あからさまに申せば、その友人の身体操作技術のレベルについて存じ上げており、
それに身体の左右のねじれが心臓に負荷をかけるようすとなっていたものの、
そうなるような彼オリジナルの手技のやり方を続けているからというのも知っています。
ときどき折を見て
「身体操作をしっかり学ぶ機会を持てば、
その身が救われるのだからやってみようよ」
というも、、、
先方はほぼ身体操作術のマスターには乗り気になられず、
とても遠方ですからこちらに施術を受けに足を運ぶこともままならず、
繰り返し20年間ほど身体の不調を遠方より電話で訴えてきます。。。
ですが彼が武術系の学びの御縁を活かし真剣に学びに行けば、
そこの流派は端的にノウハウを教えてくださる教練システムですから、
短期間であっても得るところも多いでしょう。
そうすることで手技の技の冴え方は確実に高まることは保証できます。
そしてやがて自分の身を苦しくするのは、
そうすることしかやり方がわからなかったからと気づくかもしれません。
自分の身を楽に変える妙法があるといわれても信じられなかったことも、
しっかり武道場で学ばれて修練をして行く過程で受けれることができるでしょう。
そうなってくれればいいなと思って、
がんばろうよと檄を飛ばした次第です。
やっぱり身体操作の多彩な要点をすでに把握しておられる方は、
自分の肉体というツールを繊細かつ大胆に、
そして具体的かつ合理的に理解しています。
重箱を突っつくような現状把握の分析まで目配りができていたり、
勘所を把握するまで思考を深めることができる人は、
手技をして得ようとする成果の上限をつねに破ろうとなさります。
それが独自の成熟を増すように感じます。
身体操作術の学び方は様々あって、
自分が縁ある興味をもったところにて学ぶのが最良でしょう。
特に施術者は、自分の体を後回しにしがちで、お客様のケアに粉骨砕身務めています。
そうしたときのひと工夫として、自分も施術をしていていままでよりも楽にできるようにしていきたいですよね。
個人的には身体操作術の骨子がわかりだして身にそれが少しずつ定着してきたころから、
施術中の集中力の高さや頭の働き、そして体力的なタフさなど、いずれのレベルも大幅に高まる体験をしました。
それもあってか先月のお客様に、
『鈴木さん、まだ動けそうに見えるんだけど!』と突っ込まれました。
手技療法の興味は、私にとって尽きることはありません。
これからも独学で勉強をし続けてまいります。
で、こうしたことを思えるのも、
身体操作術の勉強をしてきたから。
そう感謝しております
最後に余談ですが、
こういった手の内を得て手の身体操作をかなえることができなければ、
前日に申し上げた仙骨周りの深部までのリリースはしないほうがいいです。
ですがしっかり解剖上の学びが進んで仮説をうまく立てられるようになり、
上述した身体操作のすべてがマスターできていたら、
仙骨部のリリースをするときに精密な操作が可能となってかなえられます。
ここも大きいですよね。