最近、中国から代行業者を通し生薬を購入したときの感想

 

薬膳の勉強には生薬の勉強は机上も欠かせません。
ですが使用体験が実感として語れることで
生薬の机上の勉強もはかどることもあります。
だから無茶をしない程々でいくつかの生薬を試せればと考えています。


今の時代、ネット経由でカード決済ができれば
パソコンやタブレットなら中国のポータルサイトから容易に入手できます。
ですが、、、日本では手に入りづらい生薬があるとき、
代行業者を通し購入する選択肢が濃厚です。

生薬が食品扱いではなく《医薬品扱い》とされることもあって、
中国のポータルサイトからの個人輸入はお勧めしづらいのです。

医薬品の販売に長けた代行業者の仲介があっても
税関で没収される憂き目にあうこともございます。
いわんや、個人輸入をや。



生薬が引っかかって税関から電話がきたとき、
どういった受け答えをすればいいかしどろもどろになりそうで。
そこを考えてみてとある代行業者さんに注文を発注したのです。

ちなみに私個人の経験ですが、
以前、中国のショップから砭石温熱器を個人輸入で購入したときに、
税関では砭石温熱器は一般のマッサージ機器扱いではなくて、
医療目的で使われる器具として認識されることがありました。
そうなると商品は税関で破棄され、
ショップに先払いしたお金は戻らないのが普通です。


そのようなことから代行業者に依頼したものの、
ところがそちらの業者がなんとなく怪しい。

先方からくるメールは、ぎりがたく同一メールが2通届くことが多い。
他に先方からのメールには
【なりすましメールだから開くな!】というアラートが確実に現れてくる。
極めつけが商品を注文して送金後に送った問い合わせメールの返信はなし。
きわめて詐欺ッぽさがただよってきます。

銀行振り込みで送金が対応してもらえていたので、
銀行振り込みなら支払額のみの損切で済みますし迷わず銀行振り込み。
それで損切は、送金分だけとなり早々あきらめようと気持ちを切り替えました。



ですが結果、期日遅れで荷が届く感じにおさまりました。
この店には値の張る注文は絶対に避けるべきとわかり、勉強になりました。

(* どこの代行業者かはネット上に直接書くと、
  サイバー攻撃を受けかねませんのでご容赦くださいませ。
  生薬研究中でどこの代行業者を使った話かを知りたい方には、
  メールをいただければお伝えしますので。





ちなみに今回、私が頼んだのは「遠志」と「威霊仙」で、
薬膳用の食材として中華食材店では扱われていません。

遠志」は、腎にある長期記憶を思い出させる生薬で、
威霊仙」は、通経作用を期待して購入した生薬です。


代行業者を通じてでも日中での店の価格差は相応にありますので、
高価な生薬が多めにほしいときに差額で安くしたいときには中国から。
するとそこそこ安くつくのではと考えての代行業者を利用しての注文。
ただ一部の日本でネット活用中の漢方薬局でも手に入る生薬ですから、
そちらで手に入るようにしたほうがストレスフリーであったでしょう。
なので日本の漢方薬局が提供する諸々の安全と取引上の安心から、
予算に余裕があれば日本の店から買ったほうがいいと再認識しました。





余談ですが、中国等が原産地の生薬であれば
台湾や中国等の旅行で質のいい生薬を手に取り選んで買うのがベストでしょう。
YouTubeの《鹿野教授の漢方医薬講義》を拝聴させていただき、
台湾中国の上物生薬の基準を教わるにつけ痛切に感じています。


医薬品認定される生薬は含まれる成分値の基準は規定されています。
基準の最低ラインをクリアしたものより、
より高品質の生薬であるほうが効きがよいといいます。
処方に使われる構成生薬のグラム数は決められており、
薬効がいい生薬でグラム数が満たされた処方も、
ちゃんと試したいですよね。
切実にそう考えるところです。