日比谷公園の内の規模が大きい千代田区区立図書館へ足を運びました。
周囲がビジネス街・官庁街でビジネス関係の本が充実しております。
身分証明書でどなたも借りることができる図書カードがつくれます。
千代田区在住または在学・在勤であれば10冊、その他の方は5冊まで。
千代田区在住なら特別な勉強場所のようなところが利用できるようです。
気になる漢方関係の資料が数冊みつけ、後日お借りする予定です。
こちらの図書館はご存知の方も少なくないでしょう。
ですが日比谷公園内にはもうひとつ、貴重な図書館があります。
[みどりの図書館]です。
https://www.tokyo-park.or.jp/college/green/index.html
日比谷公園内、緑と木の市民カレッジ3F。
閲覧のみで貸し出しはできません。
複写は有料で著作権法の範囲内に限り可能。
蔵書図書は55000冊と充実しております。
はじめての来館で、
生薬関係の蔵書があればと期待しましたらありました@!
他の図書館では見かけたことがない大きな判型の生薬絵の本や
使い勝手がよさそうなハンディな生薬本なども。
興味深いです。
(たとえば)
日本の薬用植物(生薬)―彩色写生図 生薬-成分-漢方-(処方例)
薬木薬草事典 : 安心して応用できる(大須賀正美 著) / 阿武隈書房
書棚にならぶ本は、蔵書の一部。
みどりの図書館:検索ページで必要な本をお調べください。
https://green-archives.opac.jp/opac/top
生薬や漢方等のワードで調べましたが、
区立図書館や都立図書館にみられない資料がありました!
生薬は栽培法の本などもあり興味がつきません。
園芸好きな方や、
生薬をこよなく愛する方々。
是非足をお運びくださいませ。
ここからが本題です。
私が勉強しております食薬方剤学テキストの食薬は、
簡潔な情報としてあらわされます。
たとえば、
お餅の素材の糯米もちごめ。
こちらのデータをサンプルに示します。
[名称]糯米(もちごめ):
[五気六味]温、甘:
[帰経]脾、胃、肺:
[効能]補中益気、健脾止瀉、固表止汗
[応用]脾胃虚弱の疲労、食少、眩暈、下痢、頻尿、肺虚自汗
漢字が羅列された表記に慣れていなければ、
みてるだけでげんなりしてきそうですよね。
ですがこれらすべてが糯米を食薬として活かす必要な性質をしめしたキーワードたちです。
[五気六味]をどう読むかを概説すれば、
□ 五気(寒、涼、平、温、熱)
・寒は体を強く冷やしますから、陽盛の体質を改善したり熱証を治療するときにもちいます。
・涼は体を少し冷やす働きがあります。陰虚体質の改善、熱証の治療につかいます。
・平は、身体を冷まさず温めずという性質で、他の食薬とあわせやすい。
・温は体を温めます。気虚、陽虚体質の改善につかい寒証を治療します。
・熱は体を強く温めます。陽虚体質の改善、寒証を治療します。
□ 六味(酸味・渋味、苦味、甘味、辛味、鹹味、淡味)
・酸味・渋味、すっぱい、しぶい。収斂、固渋
・苦味、苦くて、瀉下、燥湿
・甘味、甘くて、補益、和中、緩急
・辛味、からくて、発散、行気、活血、滋養
・鹹味、しおからくて、軟堅、散結、瀉下
・淡味、はっきりし味がない、滲泄、開竅。
となります。
同様に帰経(きけい)も概説すれば、
食薬の作用を臓腑、経絡に結びつけるもののこととなります。
たとえば、
五気で体が冷めている冷え性の人に対し、寒性に仕上がる料理を出すのはご法度。
すでに体温が低い人が、さらに1度も下げられれば震えだしますし、
お腹の消化不良も引き起こしますから。
だから冷え体質の方とわかれば寒性の食薬をつかわずに、
温性の食薬を用いて冷えを緩和・解消させるよう計算してまいります。
あなたの体質を把握してから五気を踏まえて体温の上昇下降をコントロールするだけで、
体調がほっとしてやすらぐようなメニューをつくることもできます。
たとえば、
血と津液が不足している陰虚体質の方が六味の辛味(からみ)を取りすぎて、
汗を大量にかくようになさるとかっちり体調不良に陥ります。
夏の暑いときだから大丈夫だろうと思っても強い陰虚体質の方は要注意。
たとえば、
脾気虚といった脾の気が足りてない方であれば、
脾を養う働きをもつ帰経で脾と書かれた食材はお勧めです!
具体的に糯米(もちごめ)の五気、六味、帰経を読み解けば。。。
・五気は(温)ですから、
● 体を温めてくれて、気虚、陽虚体質を改善するときにつかわれます。
・六味が(甘)ですから、
● 甘くて補益(虚弱なからだを元気に)し、
和中(お腹のなかを調和)し、
緩急(痛みを緩和させます)るように働きます。
・帰経が(脾、胃、肺)ですから、
● 脾と胃と肺に作用し養いながら働きを助けます。
五気、六味、帰経は、基本がパターン化されており性質があきらか。
丁寧に全体を覚えればきっちり覚えれば、その後は迷わず問題ない。
だからその学習は容易に乗り切れます。
あとに続く(効能)と(応用)です。
(効能)は、中医学特有というか中国独自の四文字言葉が多く、
それらはおおかた記憶するしかございません。
けっこう膨大な記憶努力を要します。
食薬の名称も読めない漢字が頻出しますが、効能もそう。
読めなければ素直にGoogleレンズのお世話になり、覚えるしかありません。
糯米(もちごめ)の効能は、読めない漢字はありませんね。ほっとします。
[効能]補中益気、健脾止瀉、固表止汗
・補中益気:お腹をサポートして気を増してくれます
・健脾止瀉:脾をすこやかにして下痢をとめてくれます
・固表止汗:体表を整え余分な汗を止めてくれます
といったイメージがつたわってきます。
(応用)は、具体的な症状名や状態が書かれている場合が多く、
それほど迷うことはないと思います。
糯米(もちごめ)では
[応用]脾胃虚弱の疲労、食少、眩暈、下痢、頻尿、肺虚自汗
からは、
・脾と胃の気が足らなくて疲れてる人向け、
・少食、めまい、下痢、頻尿の人向け、
・肺の気が足らなくなり、何もせずじっとしていても常に汗をかく状態の人向け、
といったことがわかります。
名称~応用まで、
漢字を厭わずに読み解けば内容は難しくないことはご理解いただけたでしょうか。
これらキーワードを駆使してお客様の体質のバランスの乱れを改善させるように
適切に当てはめ判断をしてメニュー全体像を構成していきます。
細かい定義付けがされている食薬データだからこそ、
お客様ごとの個別具体のニーズにあうアレンジができます。
それはAとBの食薬が同一なデータがあったとしても完全一致してはおらず、
その差異をもってよりそのお客様にふさわしい食薬を選択することが可能になるからです。
お客様の体質を知り、
体質改善へ進むためのストーリーを想像し、
そのときどきのステージでマッチングする食材を知って体質を落ち着かせる。
マッチングは五気、六味、帰経、効能等を注意深くみていく必要があります。
体質が落ち着きを取り戻した一段落後に、
次の隠れ体質に対応する食薬を探索して、
マッチングさせてまいります。
あなたの体質の乱れ状態が正確にわかればこそ、
ピタッとした鍵穴に正しいカギを入れて回すようなことが起こります。
あなたの体質がぼやけて不鮮明な状態でチョイスした食薬が効いても、
それはまぐれでしかありません。
そこに再現性はありませんし学問も成り立ちません。
あなたの体質が鮮明にわかっており、
そのうえで弁証論治で証が立てられたなら、
再現性ある体質の改善がかなえられるようできている。
そうなれば学問として成り立ちますし、
そうした意識で勉強しております。
私の知っております方の談ですが。
体質をしっかりみていただいて食薬のベストチョイスをしてくれる先生がいたそうで。
いつもの食生活パターンから離れ、
食薬学のベースから割り出した食に変えたそうです。
1週間ごとに毎食を写真に納めた写真と体質の状態を連絡すると、
先生からこちらの食材を取るようにという指示がファクスで来る。
そうしたやり取りを2か月ほどしていたら
痰湿の強かった自分が大化けしたそうです。
この方は私が施術をさせていただいていたお客様のおひとりです。
美容のしごとをなさっておられるかたで美意識が高く、
食事に対する信頼性抜群になられておられたご様子です。
お痩せになる前の写真と眼の前のその方を見比べ、私もとても驚いた記憶があります。
特に下半身の浮腫がつらかったそうですが見事に消えてしまい、
お腹が強くなってお通じがよくなったそうです。
その状態が2年しても変わりないと微笑んでおられました。
他にも食薬がきっかけで病気の平癒に至ったという人がおられ、
すごい先生がおられるものだと感心するところです。
私もこうした食薬指導ができるよう研鑽していきたいと願っています。
ただ通信過程でテキストを拝読するのみでは身につくトレーニングにはならないため、
自分なりの工夫を付与して学びを深めていければと楽しみつつ勉強しております。
周囲がビジネス街・官庁街でビジネス関係の本が充実しております。
身分証明書でどなたも借りることができる図書カードがつくれます。
千代田区在住または在学・在勤であれば10冊、その他の方は5冊まで。
千代田区在住なら特別な勉強場所のようなところが利用できるようです。
気になる漢方関係の資料が数冊みつけ、後日お借りする予定です。
こちらの図書館はご存知の方も少なくないでしょう。
ですが日比谷公園内にはもうひとつ、貴重な図書館があります。
[みどりの図書館]です。
https://www.tokyo-park.or.jp/college/green/index.html
日比谷公園内、緑と木の市民カレッジ3F。
閲覧のみで貸し出しはできません。
複写は有料で著作権法の範囲内に限り可能。
蔵書図書は55000冊と充実しております。
はじめての来館で、
生薬関係の蔵書があればと期待しましたらありました@!
他の図書館では見かけたことがない大きな判型の生薬絵の本や
使い勝手がよさそうなハンディな生薬本なども。
興味深いです。
(たとえば)
日本の薬用植物(生薬)―彩色写生図 生薬-成分-漢方-(処方例)
薬木薬草事典 : 安心して応用できる(大須賀正美 著) / 阿武隈書房
書棚にならぶ本は、蔵書の一部。
みどりの図書館:検索ページで必要な本をお調べください。
https://green-archives.opac.jp/opac/top
生薬や漢方等のワードで調べましたが、
区立図書館や都立図書館にみられない資料がありました!
生薬は栽培法の本などもあり興味がつきません。
園芸好きな方や、
生薬をこよなく愛する方々。
是非足をお運びくださいませ。
ここからが本題です。
私が勉強しております食薬方剤学テキストの食薬は、
簡潔な情報としてあらわされます。
たとえば、
お餅の素材の糯米もちごめ。
こちらのデータをサンプルに示します。
[名称]糯米(もちごめ):
[五気六味]温、甘:
[帰経]脾、胃、肺:
[効能]補中益気、健脾止瀉、固表止汗
[応用]脾胃虚弱の疲労、食少、眩暈、下痢、頻尿、肺虚自汗
漢字が羅列された表記に慣れていなければ、
みてるだけでげんなりしてきそうですよね。
ですがこれらすべてが糯米を食薬として活かす必要な性質をしめしたキーワードたちです。
[五気六味]をどう読むかを概説すれば、
□ 五気(寒、涼、平、温、熱)
・寒は体を強く冷やしますから、陽盛の体質を改善したり熱証を治療するときにもちいます。
・涼は体を少し冷やす働きがあります。陰虚体質の改善、熱証の治療につかいます。
・平は、身体を冷まさず温めずという性質で、他の食薬とあわせやすい。
・温は体を温めます。気虚、陽虚体質の改善につかい寒証を治療します。
・熱は体を強く温めます。陽虚体質の改善、寒証を治療します。
□ 六味(酸味・渋味、苦味、甘味、辛味、鹹味、淡味)
・酸味・渋味、すっぱい、しぶい。収斂、固渋
・苦味、苦くて、瀉下、燥湿
・甘味、甘くて、補益、和中、緩急
・辛味、からくて、発散、行気、活血、滋養
・鹹味、しおからくて、軟堅、散結、瀉下
・淡味、はっきりし味がない、滲泄、開竅。
となります。
同様に帰経(きけい)も概説すれば、
食薬の作用を臓腑、経絡に結びつけるもののこととなります。
たとえば、
五気で体が冷めている冷え性の人に対し、寒性に仕上がる料理を出すのはご法度。
すでに体温が低い人が、さらに1度も下げられれば震えだしますし、
お腹の消化不良も引き起こしますから。
だから冷え体質の方とわかれば寒性の食薬をつかわずに、
温性の食薬を用いて冷えを緩和・解消させるよう計算してまいります。
あなたの体質を把握してから五気を踏まえて体温の上昇下降をコントロールするだけで、
体調がほっとしてやすらぐようなメニューをつくることもできます。
たとえば、
血と津液が不足している陰虚体質の方が六味の辛味(からみ)を取りすぎて、
汗を大量にかくようになさるとかっちり体調不良に陥ります。
夏の暑いときだから大丈夫だろうと思っても強い陰虚体質の方は要注意。
たとえば、
脾気虚といった脾の気が足りてない方であれば、
脾を養う働きをもつ帰経で脾と書かれた食材はお勧めです!
具体的に糯米(もちごめ)の五気、六味、帰経を読み解けば。。。
・五気は(温)ですから、
● 体を温めてくれて、気虚、陽虚体質を改善するときにつかわれます。
・六味が(甘)ですから、
● 甘くて補益(虚弱なからだを元気に)し、
和中(お腹のなかを調和)し、
緩急(痛みを緩和させます)るように働きます。
・帰経が(脾、胃、肺)ですから、
● 脾と胃と肺に作用し養いながら働きを助けます。
五気、六味、帰経は、基本がパターン化されており性質があきらか。
丁寧に全体を覚えればきっちり覚えれば、その後は迷わず問題ない。
だからその学習は容易に乗り切れます。
あとに続く(効能)と(応用)です。
(効能)は、中医学特有というか中国独自の四文字言葉が多く、
それらはおおかた記憶するしかございません。
けっこう膨大な記憶努力を要します。
食薬の名称も読めない漢字が頻出しますが、効能もそう。
読めなければ素直にGoogleレンズのお世話になり、覚えるしかありません。
糯米(もちごめ)の効能は、読めない漢字はありませんね。ほっとします。
[効能]補中益気、健脾止瀉、固表止汗
・補中益気:お腹をサポートして気を増してくれます
・健脾止瀉:脾をすこやかにして下痢をとめてくれます
・固表止汗:体表を整え余分な汗を止めてくれます
といったイメージがつたわってきます。
(応用)は、具体的な症状名や状態が書かれている場合が多く、
それほど迷うことはないと思います。
糯米(もちごめ)では
[応用]脾胃虚弱の疲労、食少、眩暈、下痢、頻尿、肺虚自汗
からは、
・脾と胃の気が足らなくて疲れてる人向け、
・少食、めまい、下痢、頻尿の人向け、
・肺の気が足らなくなり、何もせずじっとしていても常に汗をかく状態の人向け、
といったことがわかります。
名称~応用まで、
漢字を厭わずに読み解けば内容は難しくないことはご理解いただけたでしょうか。
これらキーワードを駆使してお客様の体質のバランスの乱れを改善させるように
適切に当てはめ判断をしてメニュー全体像を構成していきます。
細かい定義付けがされている食薬データだからこそ、
お客様ごとの個別具体のニーズにあうアレンジができます。
それはAとBの食薬が同一なデータがあったとしても完全一致してはおらず、
その差異をもってよりそのお客様にふさわしい食薬を選択することが可能になるからです。
お客様の体質を知り、
体質改善へ進むためのストーリーを想像し、
そのときどきのステージでマッチングする食材を知って体質を落ち着かせる。
マッチングは五気、六味、帰経、効能等を注意深くみていく必要があります。
体質が落ち着きを取り戻した一段落後に、
次の隠れ体質に対応する食薬を探索して、
マッチングさせてまいります。
あなたの体質の乱れ状態が正確にわかればこそ、
ピタッとした鍵穴に正しいカギを入れて回すようなことが起こります。
あなたの体質がぼやけて不鮮明な状態でチョイスした食薬が効いても、
それはまぐれでしかありません。
そこに再現性はありませんし学問も成り立ちません。
あなたの体質が鮮明にわかっており、
そのうえで弁証論治で証が立てられたなら、
再現性ある体質の改善がかなえられるようできている。
そうなれば学問として成り立ちますし、
そうした意識で勉強しております。
私の知っております方の談ですが。
体質をしっかりみていただいて食薬のベストチョイスをしてくれる先生がいたそうで。
いつもの食生活パターンから離れ、
食薬学のベースから割り出した食に変えたそうです。
1週間ごとに毎食を写真に納めた写真と体質の状態を連絡すると、
先生からこちらの食材を取るようにという指示がファクスで来る。
そうしたやり取りを2か月ほどしていたら
痰湿の強かった自分が大化けしたそうです。
この方は私が施術をさせていただいていたお客様のおひとりです。
美容のしごとをなさっておられるかたで美意識が高く、
食事に対する信頼性抜群になられておられたご様子です。
お痩せになる前の写真と眼の前のその方を見比べ、私もとても驚いた記憶があります。
特に下半身の浮腫がつらかったそうですが見事に消えてしまい、
お腹が強くなってお通じがよくなったそうです。
その状態が2年しても変わりないと微笑んでおられました。
他にも食薬がきっかけで病気の平癒に至ったという人がおられ、
すごい先生がおられるものだと感心するところです。
私もこうした食薬指導ができるよう研鑽していきたいと願っています。
ただ通信過程でテキストを拝読するのみでは身につくトレーニングにはならないため、
自分なりの工夫を付与して学びを深めていければと楽しみつつ勉強しております。