『緑茶』は健康によさげなイメージを持っておりませんか?
含まれる栄養素にカテキン、テアニン、タンニンといった機能成分が含まれています。
【 緑茶 成分 】
カテキンは、抗酸化、高血圧、高血糖の改善に。
テアニンは、脳内神経機能調整、リラックス効果。
タンニンは、抗酸化、抗菌、降コレステロール効果。
カリウム27mg
カルシウム3mg
マグネシウム2mg
ビタミンC6mg
葉酸16Ug
主に抗菌作用や免疫機能向上に役立つとされています。
とってもすぐれた効果効能を持つため、
私もできるなら少し量を多くいただき、
免疫増強を緑茶ではかりたいところ。
ですが私には緑茶は禁忌なんですね。
残念です。
どういったことかというと、
緑茶のもつ涼性と清熱作用が
1、陽虚体質(気と熱が足りてない体質)
2、血虚体質(血が足りてない体質)
3、瘀血体質(血瘀の影響で血行阻害を持つ体質)
などの方が緑茶を過剰に摂取すれば体調を崩すためです。
私は1,陽虚体質に当てはまりますから、
緑茶はとりすぎないよう制限をかけています。
かつて自分の体質では緑茶が禁忌であると知らず、
珈琲断ちをしたとき代わりに緑茶を愛飲していました。
つい緑茶の量が多くなります。
するとカラダが調子が悪く感じだします。
もとが陽虚体質で、
気と熱が足らない冷えた体質で熱が足らない私のカラダから、
緑茶が熱を清熱作用により奪っていきます。
そうなると四肢末端の冷えに加え、
腹の底や心臓のあたりの冷えにまで至ります。
ですが薬膳の勉強を専門にし始めるまでは、
原因が4~5杯の緑茶が引き起こしたとは気づいてません。
頭で緑茶は免疫向上に寄与する健康増進の味方だと信じたら、
緑茶が体調不良を連れてきていたとは想像できませんでした。
陽虚と緑茶のからくりに気づいたあとは、
緑茶を1杯までに制限をかけております。
ですが単に緑茶単体で摂ることで問題が生じるなら、
緑茶と合わせ技で解熱させる作用を消して、
免疫向上の薬効を取り込めないだろうか?
そのようなアイデアも浮かんできます。
つまり緑茶が体をすずやかに涼となす性状があるなら、
別に体を温める性状を持つ生姜由来の(良姜・乾姜)をあわせればよい。
そうすれば緑茶のカテキン、テアニン、タンニンの効能を取り入れつつ、
解熱剤としての作用を抑え込むことができます。
結果、緑茶と良姜そしてシナモンをミックスさせましたら、
体の冷える体感は皆無になりました。
勢い余って川芎とオタネ人参という生薬を少量混ぜてみたら、
心臓あたりがボッと暖かさが増して体が速攻で温まります。
ここまですればほぼ緑茶の解熱の性質を奪いきりました。
これを薬膳でいう配伍(食材の組み合わせ:配合)の相畏(そうい)と申します。
[相畏]:ある食薬の毒性や副作用を他の薬により消去、軽減させる組み合わせのこと。
ひとつの食薬単体では毒性や副作用が起きても、
その性質を事前に承知して帳消しにさせる合わせ技でくぐり抜けることができます。
様々な漢方薬の構成生薬を観ると、
腹が重くなりそうな生薬を使うときは胃薬的なものも入れておき、
不調に陥らないよう手当がしてあるものが時折みられるのです。
こうした[相畏(そうい)]工夫をすることで、
私も緑茶効能をうまく取り入れることができております。
体質がわかれば禁忌の食材がわかります。
別の体質の人には、問題ない健康食品が、
当の体質の人には、禁忌食材となります。
禁忌食材は過食を避けるものであり、
または口にしてはならない食材です。
事前に薬膳知識があって相畏による対抗をなせるものであればそういったくぐり抜け方もあります。
そのチェックは食材の機能成分だけみていてはわかりません。
健康増進の食材が、気がつかないうちに、
副作用を引き起こしてしまう。
それを知ってか知らずかわかりませんが、
知っていて勧めていたら悪質なことです。
とある食の指導をするサービスの方が
クライアントから飲食した写真や詳細を週間で受け取り、
逐次、禁忌食材を含んでいたら指導をするといいます。
もし私がその先生に対面で陽虚体質であると判定された後、
日々、緑茶を4~5杯愛飲していると伝えたら。。。
強い口調で指導し気づかせてくれることでしょう。
病は口から入るものといいます。
口に入れる習慣のものが病を増長させることがないよう、
チェックをする習慣を持ち気づきたいと思います。
こうしたところでも皆様の体質が正確に理解できるものかどうか。
最後に、またまた蛇足ですが、、、
私がボディチェックをさせていただいたお客様に、
『体質診断シート』を付けていただきました。
単純に筋骨格系のトラブルではまかなえない、
体質上にかかわる影響が感じられたからです。
以前の体の均整がどうであるか、
筋骨格系に眼を鋭くしましたが、
今は同時に体質上の課題発見にも意識が向いています。
筋膜をリリースする際に
病理的な体質を特定できるメッセージが表出していることを見つけ出しました。
それによれば痰湿体質がグレーゾーンを越えているはずです。
御本人も脂濃いものが食べられなくなった、食べてひどい目にあったともうされております。
痰湿体質は脂濃いものが苦手というのは特徴の一つとして私もわかっております。
なので体質診断シートをつければ、
たぶん痰湿体質との結果がでていただけるのだろうと判断し、
『それではもしお時間があれば[体質診断シート]をつけてみませんか?』と提案させていただきました。
こころよく体質診断シートをチェックしていただきました。
横目でチェックしておられる様子を観察して、
痰湿体質との判定があったならば。
そこから本人にも響く説明をしっかりお伝えしようと思う。
各体質の特徴をお伝えできるよう説得力の強化を図っておりますから。
ですがチェック結果からは痰湿体質には該当せず。
グレーゾーンにもかかっていない数値がみえます。
・・・・・。
こうなると私が見つけ出した身体的特徴から
痰湿体質の要素を推して体質改善の要諦をつたえても、
当然、問題無しと出た手前、
頭の中は混乱するものです。
難しい状況がうまれました。。。
体質診断シートを付けて頂く前に、
私が読み上げてワンポイントのチェック項目の意図を
伝えると診断シートの結果が変わることがあります。
そうしたほうが正確性があがるように見えております。
体質診断シートの質問事項は、
中医学を学ぶものには想定判定点が熟考のあとが明確に伝わります。
そこが大事だよねというなポイントがしっかり出てまいります。
いままでは中医学を学んだ方にチェックしていただいたところ、
ボディチェックで足をお運びいただいたお客様は中医学を学ばれていない方です。
あきらかにチェック項目の捉え方や、
日頃の自己の観察についてギャップがあります。
ここでボディチェックのお客様から私のシートの運用方法に甘さがあると教えていただき、
改めてどのような扱いをすべきか考えております。
どこかに突破口がないかと。。
その意味でもこの度のボディチェック企画は私にもすばらしい実学をさせていただきました。
皆様に、感謝申し上げます。
ちなみに痰湿体質であれば、
忌避する食材は涼性・寒性という体を冷やす働きをもつ食材です。
また忌避する味は、甘、酸(すっぱい)です。
禁忌な食材例は、脂濃いもの、お酒、甘いもの、果物、食べすぎは良くありません。
特に痰湿体質の方は、体調不良気味のときに脂濃いものをいただくと、吐き気、嘔吐、頭痛、腹痛などがあらわれますので気をつけたいですよね。
また禁忌食材もあれば同時に、痰湿体質を冴えて改善させる食材もございますから。
選択的に自分がいただくとよい食材を理解できるよう、
具体的にお伝えできるようなことができれば。
そこは本草薬膳学院を卒業してからのお話となりますが、
食による被害拡大がないように、
食による効果効能の最大化のために。
ひとりひとりにあわせたことをお伝えできるようになりたい。
そのように考えている次第であります。
意外に体質上、食べてはならない食材を取り続けておられて、
それが引き金となり体調を崩すこともあるという方がいます。
そこは今回、私も実地で調査をして気づいたことで驚きました。
ただ、緑茶の飲み過ぎで体を冷やした陽虚体質の私ですから、
『うん、それ、わかるよ~。気づいたらびっくりなんだよね』
と深く共感させていただくところでもあります。