中国語の防がん・抗がん関係の中医学書を調べて驚いたことがありました。

 



がんになる前の薬膳には、
がんになる前は防衛する[防がん]。
がんになったら対抗する[抗がん]。

このようなわけ方がなされます。


防がんでは扶正を整え免疫力をキープするための薬膳が施されます。
私がイメージする薬膳が大きく活躍できるステージは、こちらです。


抗がんの対応も薬膳で理論上できます。
ただ医療の領域に関わりが非常に深くなります。
責任のかかり方から考慮すれば、
医師や医療分野に精通した管理栄養士様方の指導のもとであればよいでしょう。
ですがそうでないなら、日本では慎重に考えたほうがいいように感じられます。
ただ二人にひとりががんになる時代ですし、
身内や我が身のいざというときのために調べ研究するのは普通の考えでしょう。
自身で研究が進んでおれば、第三者に参考資料等の助言は可能な範囲内ですし。




[西洋医学と中医学のがんの取組の型の違い]

西洋医学ではがんができたときは切除など徹底抗戦をおこない
後々の再発等にも備えるものですが、
中医学ではがんができたとしても扶正が整えられ免疫を高く保つことで
がんがいても悪液が漏れず転移や増殖がなされないようにできるならば、
そうやって天寿をまっとうできるようにしようという考え方をあります。
温存させるわけです。

そのうえで体調を管理し営養を管理する食事法の型ができているのです。
その考えを主張する本は、いまも新たな進化を続け改訂が重ねられます。
国家認定した第一人者の医師が監修するという流れです。
医療保険制度がない中国では、医療費は10割負担となっております。
高額治療費を払い西洋医の治療を受けることができる富裕層は、
そうした治療費をお支払いできますが、
中流層以下は難しくなってまいります。


医療費支払い額の支払い能力を考慮した背景は、
費用負担が高い手術という選択をせずに
負担が低くなる温存という選択をおこなう人もでてきます。
後者の方々に対し、信頼に足る対応がねられた飲食専門書。
そうした具体的な内容が紹介されたハンディサイズ専門書が、
4000円しないくらいで手に入ります。



中国はそういったことになってたんですね。
恥ずかしながら、存じ上げておりませんでした。





その他では、

吐き気や口内炎等により口から飲食物を摂ることが困難である場合。

[対策1]

対応するがんに必要な栄養素を抽出したとろみのあるオリジナル食の作り方
について、各がんに対応するレシピがあります。

私の母が6年前に末期の膵臓がんにより飲食が不可能となったとき、
お医者様の処方によりエンシュア・リキッドという栄養補助食品を出していただきました。
ただ母には、その甘ったるさがどうあっても口にあいませんでした。
それもあって点滴のみを受けることになり、
お小水が出にくくなり点滴剤の水分が大量に腹に溜まりました。
その苦しさは例えようがないと言ってたことを、昨日のように思い出します。
エンシュア・リキッドの不人気さからかと思いたくなりますが、
少量を口にするだけでエネルギー補充ができるにもかかわらず、
続々、多種が販売中止となっている模様です。
エンシュア・リキッドに代替する製品の目処が安定して取れていないにもかかわらず。。。

そういった事情があって、
中国ではそういった飲食が難しい方の負担を削って
食べやすく工夫したレシピ本が出回っているのか!と驚きました。
エンシュア・リキッドが苦痛で仕方ない母の飲食が進まないとき、
がんの種類にあわせた食材と母の好みをかけ合わせ出せていたら。。。
今更ながら、考えてしまいます



[対策2]

中薬や方剤を口から飲用することが治療に必要なとき。

がんの進行や症状から、
口からの飲食物を一切摂ることができない状態もでてまいります。

そうした場合の対策は、私も普通に肌から経皮吸収させることだろうと思う。
オイルマッサージを施したことがあればご理解いただけると思いますが、
油分や養分は肌の毛穴から必要量まで吸収します。
もうこれで十分となればオイルの追加の終わりがわかる仕組みです。
胃脾や肝の異常から口から飲食物の摂取が困難な場合もあり、
こうしたノウハウを持っていることで助けられたことがありました。
末期の母が病症にあったとき、非常に役立てることができたのです。
これはいざというときの個人技と思っておりましたら、、、


中国ではノウハウが体系化されて本になって出回っていました! 😅
治療の効きをよくする経絡を踏まえた経皮吸収を考慮するなど、
私が思いつきませんでしたやり方なども紹介されています。
それに各がんに対応する中薬湯の紹介もあるとのこと。





いまの時代、
あったらいいなという発想をもって、
それを質問事項に落とし込むことで、
すでにあったと発見できることが多いのだと気づかされます。

私が調べた他の本たちからも
様々鋭い切り口をもって中医師の頑張りが飛び込んできます。
私には彼らは正義感を背に戦う武闘派集団のように感じられてなりません。
大陸器質の合理主義の中国人らしい追求の手を緩めない姿勢が感じられます。