Q.虚証と実証、推拿の運用は異なりますか?
A.はい、異なります。
たとえば、
■ 睡眠障害 の場合。
虚証と実証では症状が異なります。
これら虚証・実証もあわせて睡眠障害とひと括りにして同じ手技でいいのでしょうか?
症状がだいぶん違っています。
虚証は、気血津液加えて熱が足りてないという状態で、慢性化した虚の状態の延長線上にあります。虚証は気の動きが足らず温煦作用が減って身体(特に内臓)が冷えて寝れない。動と静でいえば静です。
実証は、気血の流れが部分的に強く滞って熱帯びた箇所ができたり、内因により感情の高まりが過剰な熱を生み副交感神経へ移行できない状態。動と静で言えば動です。
こうした相容れない動と静でも寝れないという結果は一緒だというのは、おかしいことでしょう。
虚証であったら気を補う必要があり、実証で無い因による感情の熱なら清熱させて熱を取り去る。
そうして睡眠障害が起きない体温のバランス調整をおこなうことが必要です。
往々にして整体院にくるお客様には虚証による睡眠障害が多いようですが、
少なからず実証と判定されるお客様もおられると考えて、
虚証か実証かを判定してから手技をおこなう必要があります。
実証でも虚証のベースをいささかもっているものもいますから、
虚証と実証の割合を1対1か1対2かといった難しい判断がせまられます。
このように睡眠障害に対応する推拿の手技も、やり方がカスタマイズされ、
効果が高められ確保されてまいりますし、副作用と言えるトラブルも起きなくなります。
残念に思いますがこのような証の差が考慮されず、ごちゃまぜに睡眠障害の症状が列記された施術解説書も少なからずあります。
というか中医学関係に則していた解説書でなければ、それが通常なのかも知れません。
そうした使い分けが中医学の薬膳や方剤などを学ぶと、細心の注意を払いながら証を判定し使い分けをすることがわかります。
私自身、今回、中医学を学ぶ過程で、手技をするときの判定で知識がごちゃまぜになっていた認識の甘さをもっていたと気付かされたことがあります。
というのは。
中医学でおこなう場合分けの徹底は、
そこまで考えないでもいいんじゃないかと素人なら思うことも厳密に差異を分別して差が出た理由を明らかにしていきます。
検討要素が膨大に加算され、そこまで考えなくてもいいんじゃないかと思えるほど。
それを『取り越し苦労、上等!』といってそのなかからこれだと見つけ出します。
すさまじい情熱です。
だから睡眠障害の括りのなかで症状の差異があれば虚証と実証の違いと分別したり、ピタッと腑に落ちるまで分析する過程で背景の原因を探り出したから適切な手の打ち方がわかってくるのです。
私が手技をしてきたとき、こうした中医学の見方をもっと取り入れておればと思うばかりです。
そして同時に、これからの手技では同じ手技をしているよでも、私の脳裏で働く思考過程の違いから完成度の高まりがあらわれれば幸いと感じる次第です。
以下に、そうした中医学の基礎を押さえた手技の推拿療法の本を紹介させていただきます。
虚証と実証のやり方を解説した良書といえるでしょう。
書籍:推拿療法
出版:(GAIA BOOKS)
著者:ウェイジョン・サン, アルネ・カプナー
中国人とドイツ人も関わる推拿療法の本です。
なぜドイツ人が?と思いましたが丁寧な手技写真が使われたわかりやすい本です。
関心ある方は、どうぞ書店で参照なさってくださいませ。
A.はい、異なります。
たとえば、
■ 睡眠障害 の場合。
虚証と実証では症状が異なります。
虚証:夢をよく見る、眠りが浅い、頻脈、物忘れ、目眩、耳鳴り、物思いに沈む、背中の筋肉痛、下肢の疲労
実証:頭痛、目眩、肋骨弓下のはり、興奮しやすい、いらいらする、げっぷ、膨満感
これら虚証・実証もあわせて睡眠障害とひと括りにして同じ手技でいいのでしょうか?
症状がだいぶん違っています。
虚証は、気血津液加えて熱が足りてないという状態で、慢性化した虚の状態の延長線上にあります。虚証は気の動きが足らず温煦作用が減って身体(特に内臓)が冷えて寝れない。動と静でいえば静です。
実証は、気血の流れが部分的に強く滞って熱帯びた箇所ができたり、内因により感情の高まりが過剰な熱を生み副交感神経へ移行できない状態。動と静で言えば動です。
こうした相容れない動と静でも寝れないという結果は一緒だというのは、おかしいことでしょう。
虚証であったら気を補う必要があり、実証で無い因による感情の熱なら清熱させて熱を取り去る。
そうして睡眠障害が起きない体温のバランス調整をおこなうことが必要です。
往々にして整体院にくるお客様には虚証による睡眠障害が多いようですが、
少なからず実証と判定されるお客様もおられると考えて、
虚証か実証かを判定してから手技をおこなう必要があります。
実証でも虚証のベースをいささかもっているものもいますから、
虚証と実証の割合を1対1か1対2かといった難しい判断がせまられます。
このように睡眠障害に対応する推拿の手技も、やり方がカスタマイズされ、
効果が高められ確保されてまいりますし、副作用と言えるトラブルも起きなくなります。
残念に思いますがこのような証の差が考慮されず、ごちゃまぜに睡眠障害の症状が列記された施術解説書も少なからずあります。
というか中医学関係に則していた解説書でなければ、それが通常なのかも知れません。
そうした使い分けが中医学の薬膳や方剤などを学ぶと、細心の注意を払いながら証を判定し使い分けをすることがわかります。
私自身、今回、中医学を学ぶ過程で、手技をするときの判定で知識がごちゃまぜになっていた認識の甘さをもっていたと気付かされたことがあります。
というのは。
中医学でおこなう場合分けの徹底は、
そこまで考えないでもいいんじゃないかと素人なら思うことも厳密に差異を分別して差が出た理由を明らかにしていきます。
検討要素が膨大に加算され、そこまで考えなくてもいいんじゃないかと思えるほど。
それを『取り越し苦労、上等!』といってそのなかからこれだと見つけ出します。
すさまじい情熱です。
だから睡眠障害の括りのなかで症状の差異があれば虚証と実証の違いと分別したり、ピタッと腑に落ちるまで分析する過程で背景の原因を探り出したから適切な手の打ち方がわかってくるのです。
私が手技をしてきたとき、こうした中医学の見方をもっと取り入れておればと思うばかりです。
そして同時に、これからの手技では同じ手技をしているよでも、私の脳裏で働く思考過程の違いから完成度の高まりがあらわれれば幸いと感じる次第です。
以下に、そうした中医学の基礎を押さえた手技の推拿療法の本を紹介させていただきます。
虚証と実証のやり方を解説した良書といえるでしょう。
書籍:推拿療法
出版:(GAIA BOOKS)
著者:ウェイジョン・サン, アルネ・カプナー
中国人とドイツ人も関わる推拿療法の本です。
なぜドイツ人が?と思いましたが丁寧な手技写真が使われたわかりやすい本です。
関心ある方は、どうぞ書店で参照なさってくださいませ。