粗雑な触れ方では、手技療法なら成果はあがらず、触れ合気なら技が決まらず。
そういったことを取り組みはじめの頃に、誰もが経験する壁のようなものかと思います。
仕事に慣れてきて気づくことはジェントリーなタッチであればあるほど手技療法をしたときの成果は高まり、影響は長きの時間に及びます。
特に手で患部を触れる寸前がいかに優しいか。
意外に、そのファーストコンタクトでコンフォートゾーンに自身がいると受け入れてもらえれば、その後に必要な加圧を加えてたとしてもクライアントの皮膚抵抗値が跳ね上がることなく刺激を体の芯から隅々まで影響を届かせるような操作が可能となります。
かなり重症度の高い方は外圧を拒むバリアが強固な方が多くおられますが、そうした方でもこのジェントリータッチは心地よく受け入れられるのか、手技の作用を送り込むことがしやすいものとなります。
触れ合気も同様で、絶妙に技をかける相手の薄皮位置枚の表皮を押しつつ引きつつと2つの異なるベクトルの刺激を5g程度の優しさで与えた瞬間、技が容易に決まりだしたことを体験したことがあります。そして相手から5gほどの微力かつやさしい投げをうたれたとき、私はまったく抵抗することがかなわずに腕を捻り上げられてしまい、魔法をかけられたかのような驚きを得ました。
では、これってどういった仕組みで起きているの?
不思議なものだなと感じましたが、原理を調べる方法がわからずに使用するだけになっておりました。
ですが先程私が参照させていただいたYouTube動画『[手首にある「小さな頭」の正体―有頭骨と「場」の科学](http://www.youtube.com/watch?v=S1JTVQj_1u4)』では、そういった見解があるのかと興味深く拝見させていただきました。
以下に映像内容を部分要約させていただきました。
かえって内容の箇条書き羅列を読むと難しく思えてしまいますが、映像をご覧いただけたほうが格段にわかりやすいと思います。
もし関心を持たれた方がおられましたら、映像本編をご覧いただければと思います。
動画の解説
本動画は、「物を丁寧に触れる」という日常的な身体動作が、骨の物理的現象から脳機能の覚醒、さらには周囲の空間(場)の物理的・エネルギー的変化へと波及していく壮大なメカニズムを、解剖学・現代物理学・シュタイナー人智学の3つの視点を統合して解説しています。
① 「触れる」行為の質とピエゾ効果(圧電現象)
- 一方通行の押し付け vs 繊細な接触: キーボードを乱暴に叩くような作業では、脳から筋肉への一方通行の運動指令となり、指先の微小循環(血流)は低下して単に疲労を蓄積します 。一方、壊れやすいガラス器を扱うような丁寧な接触では、ミリ単位の無意識なアライメント微調整が働きます。
- 骨の中の発電(ピエゾ効果): 骨の主成分である「ヒドロキシアパタイト」の結晶構造に適度な方向から圧力が加わることで、微細な構造の歪みが生じ、電荷のバランスが変化して微弱な電気パルス(圧電効果/ピエゾ効果)が発生します。
- 細胞活性と血流爆発: この電気信号を骨細胞が感知して骨形成を促すとともに、自律神経の協調により指先の毛細血管が一気に拡張し、代謝が活性化します 。
② 手首の要「有頭骨」と脳覚醒のバイパスルート
- 手のひらの小さな頭「有頭骨」: 手根骨の中心(キーストーン)に位置する有頭骨は、中指の軸から受け取った運動・感覚エネルギーを集約し、思考・認知へと翻訳する中継ターミナルとして機能します 。
- 背骨のハイウェイと眉間の奥への貫通: 手首の有頭骨が安定し腕の力みが抜けると、電気パルスは発生学的な中心軸(脊索バイパス/背骨)を一気に駆け上がり、頭蓋骨の中心(蝶形骨・間脳・松果体周辺)へと突き抜けて脳を物理的に覚醒させます 。
- オステオカルシンの分泌: 骨への適切な刺激は、骨ホルモン「オステオカルシン」を血中に分泌させ、海馬に作用して記憶力や認知機能を向上させます 。
③ 空間の書き換え(電磁波・バイオフォトン・エーテル体)
- 個人の皮膚の内側から空間へ: 空間は空っぽではなく電磁場や素粒子で満ちています。骨密度の高い人が静かで強靭な負荷を骨にかけるとき、微弱電流に伴う電磁波や、細胞代謝による微弱光子(バイオフォトン)が周囲に放射され、空間の秩序度が高まります 。
- シュタイナー人智学との合流: 人智学において、骨密度が高まることは「地球の重力(カルシウム)」と「宇宙の光の設計図(シリカ/ケイ素)」が肉体に凝縮することであり、その反作用として周囲のエーテル密度(生命秩序)が引き上げられます。いわゆる「骨太・骨のある人物」が放つ、空間を澄み切らせる空気感の正体がここにあります。
④ カルシウム(行為)からシリカ(受容)へのメタモルフォーゼ
- 誤解の解消: シュタイナーの「空間からシリカを吸い込む」とは、危険な鉱物粉塵を吸入することではなく、外界の幾何学的秩序を受容する作用を指します 。
- ハンマーから聴診器へ:
- カルシウム: 世界に意思を押し出す「行為のハンマー」 。
- シリカ: 世界からの微細な情報・秩序を聞き取る「受容のアンテナ(聴診器)」。
- 完全なフィードバックループの完成: 手を行為の道具から受容のアンテナへと変容(メタモルフォーゼ)させることで、「指先・有頭骨 → 背骨 → 脳の覚醒 → 骨からの放射による場の秩序化 → 澄んだ場を再び手で受容する」という美しく閉じた循環が生まれます 。