膝の詰まりは長時間の自重でマイナス圧で膝の間を引き延ばす『逆さぶらさがり健康器』で。それで納気をアップして気虚改善が果たせるか!?

膝関節をまたぐ支持組織は、骨同士を連結して受動的な制動を担う**靭帯(4大靭帯)**と、筋肉の牽引力を伝えて関節の動的安定化を図る**腱(筋腱複合体)**に大別されます。


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(膝の図解)



主要な4大靭帯(受動的安定化機構)

- **前十字靭帯(ACL)** 大腿骨外側顆の内側から脛骨前顆間区へ斜走。脛骨の前方へのすっぽ抜け(前方偏位)と過度な内旋を制御します。
- **後十字靭帯(PCL)** 大腿骨内側顆の外側面から脛骨後顆間区へ走行。脛骨の後方偏位を防ぐ最強の靭帯です。
- **内側側副靭帯(MCL)** 大腿骨内側上顆から脛骨内側面に付着する幅広の靭帯。膝の外反ストレス(外側への開き)を制動し、深層は内側半月板と結合しています。
- **外側側副靭帯(LCL)** 大腿骨外側上顆から腓骨頭へ付着する索状の靭帯。膝の内反ストレス(O脚方向の負荷)を制動します。


膝をまたぐ主な腱・腱膜(動的安定化機構)

部位 組織名 付着部・走行 主な役割
前面 膝蓋腱(膝蓋靭帯) 膝蓋骨下極 → 脛骨粗面 大腿四頭筋の収縮力を伝え、膝を強力に伸展させる。
外側 腸脛靭帯(ITB) 大腿筋膜張筋・大臀筋 → ゲルディ結節 膝伸展位での外側安定化、歩行・走行時の骨盤側方傾斜制御。
外側・後外側 大腿二頭筋腱 坐骨結節・大腿骨後面 → 腓骨頭 膝の屈曲および下腿の外旋。
内側(鵞足部) 鵞足(3筋の合流腱) 縫工筋・薄筋・半腱様筋 → 脛骨内側粗面 膝の屈曲・内旋、および内側への外反ストレスの動的制動。
後内側 半膜様筋腱 坐骨結節 → 脛骨内側顆後面・関節包 膝屈曲・内旋、後内側関節包の緊張維持。
深層・後外側 膝窩筋腱 大腿骨外側顆 → 脛骨後面上部 膝伸展ロックの解除(屈曲初期の内旋誘導)、外側半月板の挟み込み防止。
後方 腓腹筋腱(起始部) 大腿骨内外側顆上部 → アキレス腱へ 足関節底屈に加え、膝屈曲の補助および過伸展の防止。


膝関節は骨性の適合が浅いため、十字靭帯・側副靭帯による骨の軸保持と、四方を囲む筋腱による動的な張力バランス(特に鵞足部と腸脛靭帯の内外対抗、四頭筋とハムストリングスの前後対抗)が連動して安定性を維持しています。


安定した膝の作用は、膝より上に位置する骨格の垂直性や水平性に影響を及ぼします。
つまり膝が歪みがあれば膝より上に位置する骨格が全部に悪影響が及ぶということを意味しております。





今回、特別に注目するのは
『膝の骨格が物理的に歪みがあると、虚証になりやすいか?』
という視点でみてまいりましょう。



私を含め、虚証に傾向する方々の多くに膝の状態異常をもっておられたことを臨床的に観察しており、膝の歪みと虚証との関係性について考察する必要があると考えました。

膝は正常に脛骨と大腿骨の接合がなされていれば多くの膝関節をまたぐ靭帯や腱は一定の柔軟性を持って機能しますが、脛骨と大腿骨がズレた途端、密集した膝の腱や靭帯が脛骨と大腿骨のずれを補正するための強固なコルセットの役割を担うように強いられます。すると脚の経絡はそうした締付けがきつい膝を通るため、胃経・脾経・胆経・肝経・腎経・膀胱経など気の通り道となる筋肉やその筋膜が異常を持って気の通りが停滞させられるという悪影響を受けます。


ここでひとつ、気を体内に取り込む大切な鍵をおつたえします。
それは納気を司る「腎」の働きです。(納気:外気を体内に納める働き)
大腰筋の収縮により横隔膜を下方にさげることで、外気を体内に取り込む仕組みがあります。
そして大腰筋は腎経の経筋であり、腎経内に通行する気が正常に通ることで自律的に大腰筋による納気が起こります。


腎経の経絡は膝内側の『半膜様筋・半腱様筋の筋膜内を通行』いたしております。
半膜様筋・半腱様筋の筋膜に対し周囲の筋肉により過剰な牽引力による経絡の通りが狭められたり、半膜様筋・半腱様筋自体が過緊張になり凝りかたまれば、腎経内を通行する気の流れが停滞を起こし、腎経に関連する経筋の作動が正常に働けなくなる可能性がでてまいります。

つまり強力な作動で横隔膜を自動的に下方へと押し下げて空気を取り込む大腰筋が十分に働けなくなるため、心と肺ではそうした納気により「宗気」という気を作って血を気に乗せて全身に運ぶ機能が不十分な働きしかできなくなるわけです。これもひとつの体内の気が正常より減少する気虚となる原因のひとつとなります。おもにこの場合は腎経のトラブルを得て気虚となりますから腎気虚となります。
(ちなみに腎経は内くるぶし周辺をぐるりと通行して上行するため、内くるぶし周辺の靭帯が詰まっていても腎経の気の停滞が生じる場合がございます。ただ膝がズレておれば足首も当然のようにずれているという関連がありますため、足首の調整も必要となりますが、膝よりも手技療法でこちらは調整がつきやすいようです。)



ではここで膝の大腿骨と脛骨のずれができて久しい慢性化状態にある場合、またはそれらのずれがねじれや詰まりの状態が強固に現れているとしたとき。先に述べましたように、膝をまたぐ靭帯や腱は本来の役割以上に大腿骨と脛骨のずれを補正するためのサポーターツールに化けてしまいます。つまり上図に示された腱や靭帯が常々過緊張の常態化してサポーターとなるため、膝関節が潰される方向性をもった上下の過剰な負担を強いる詰まりをも作り出してしまいます。
こうした不安定な膝関節をサポーターでサポートし続けるならば、膝を通る脚の経絡に、そこで気の通り道を狭められて気の通行を停滞させる原因箇所となります。



この度は膝の腎経箇所に当たる半腱様筋・半膜様筋が異常かどうかを調べて、そこを調整すればいいだけ、、、、、だとお考えでしょうか。

すでに膝関節の骨組みの狂いがでており強固な膝のサポーターが必要なので、骨組みの狂い自体を正しく修正していく必要があります。
具体的に言えば、足首(足指の全体を同時にみる)の異常を調整及び膝の異常を修正する必要があるということです。
実際に、ここまで丁寧な操作は、60分など規定時間内の施術では時間がかかりますので難しいものですし、サポーターが必要な状態のまま少しずつそのサポーターを外していくことで、膝がガチガチに固められていたから機能し得たし痛みが軽減できていたところから、サポーターをぬいで不安定となった状態に一時的に移行させるときに痛みや不調がでてくる恐れもあります。


そして同時に、多年にわたり膝を固めてきた場合、靭帯や腱の骨化が著しいため腱引きでもなかなかむずかしいし、脛骨と大腿骨の間が詰まったままですと一時的に正常な位置に腱を戻してもまたもとに戻るという現象も起こるようです。つまり膝を治すというのは難しいと言われる所以は、ほぼほぼ胴体以上の重さが脚部の骨で支えるシステム通りで暮らしてこられればよいが、そうではなく大腿直筋や外側広筋で負荷をかけてきた方はそれにすっと移行することが動作的にまたは運動神経的に難しいのです。そして強固な膝関節の詰まりをとるためには、有効な調整は逆さぶらさがり健康器のようなツールです。逆さぶらさがり健康器では、足首を支えに逆さぶらさがり状態にし膝の詰まりを一時的に緩めます。もし膝の歪みがひどい場合には、逆さぶらさがり健康器の逆さ度合いが強ければ、膝がねじれた状態で牽引されるため膝周囲の凝り固まった靭帯や腱がせん断力により負傷しますが、機種にもよりますが、逆さ度合いの傾斜度を低くして負傷しないような対応も可能です。



私の家には逆さぶらさがり健康器がありますので、
自己検証として膝の関節の間をこれでどのような調整が可能であるか、そこに着眼してトライしてみようと思います。これであればセルフで膝の上下へ分ける無理ないマイナス圧がかけられるため、勝算はあるかと考えています。
そして今まで脾虚を改善させるための食事を主にしてきたため、そのうえで納気不足が多少でも補えるようになれば、脾虚と腎虚の相乗効果が期待できるでしょう。
私の体質上、黙って老化すれば、そこが加速するのは目に見えてわかっている体質ですから、
そういった体質でも計算づくで立て直せる可能性があるかどうか??

女性も男性も老化がはじまれば腎虚証が増してまいります。
腎は骨を司り歯が悪くなりやすいのも腎虚の特質です。
歯磨きをしていても歯が弱ってしまって困っているもので、
そこが多少でも悪いなりにそれが加速しないよう安定させられないか?
私が骨折しなかったのは運動音痴の自覚から、危険過ぎるものは遠ざけてきたからだけで。。。



それは私自身の体験談として語れるストーリーテリングができるようになれれば、
中医学を、または薬膳を、そして手技療法を組み合わせることで、
それらが単独ではなし得なかったことも可能とする期待が持れば幸いです。

年齢的にもう年だからという思いもあるものの、できるだけ寝たきりとなってベッドの上で過ごす時間を減らしたい、健康寿命を長くしたい。
そういった考えをお持ちになられる方には明るい参考資料としていただけるでしょう。


膝が微調整が進行して腎経の不調が軽減し納気が増えたなど、
よい結果があらわれたら、こちらのブログでお伝えすることがあるかも知れません。