エネルギーの土手を崩す。

エネルギーは不足しているのではない。
循環できないよう停滞しているだけだ。


停滞しているからエネルギーが過剰になる(実症)。
停滞しているからエネルギーが不足している(虚症)。


実症と虚症が入り交じればまだらとなる。
ひとつの体がコロイド状に別れた感じとなる。
体中でエネルギーバランスの不均衡が生じる。


そう気づいたとき他から多大なエネルギーを
自分にもらおうとする必要がなくなるだろう。
過剰な部分を流し不足している部分に渡す。
それだけで今よりかなりましになるはずだ。


そう考えることでひとつの世界が丸く治まる。
健やかな状態だ。


このような体のなかの滞りに気づいて改善させる考えは
導引術という体を伸ばしたりこすったりする健康法のコンセプト。
意外なほど地味なイラストだったり写真で本などに紹介してある。
たいてい『こんなのがあるんだ』と一瞥。
次のページに流されてしまう。


虚と実には境目があるようです。
その境目という土手を崩してください。
ちょろちょろだけしか流れない虚の部分と、
激流となり決壊状態で自らを壊すほどの実部分。
この二つを足して二で割るとちょうどいい流れ。


体の中に大河のようなゆったりとした流れを造り出しましょう。


導引術は簡単でお金もかからないものです。
体の改善に興味がある人は、
騙されたと思って20日間続けてみてください。
気の流れが感じられるようになり、
虚と実の境目がぴんとくるようになる。


お勧めです。