筋膜リリースは、衛気の促進と津液の停滞改善にいいんだって!? 経絡内を通る〘営気〙と経絡外を通る〘衛気〙

まずここで気の全体像を大まかに眺めてください。気の種類:〘元気・宗気・営気・衛気〙4つの気はそれぞれ異なる役割を持ちながら、互いに連携して私たちの生命活動を支えています。(気の全体像を図解)図解をご覧いただけますと、気の生成の違いから考慮し…

腹部膨満感にガス腹、、、なってみるとつらいんです。なおってほしい 〘気滞と脾胃は「気の昇降(しょうこう)」について〙

申し訳ございません!冒頭から、専門的なお話になります。脾と胃は、それぞれの気の流れる向きがあります。脾は食べたものから得た栄養を、《上》に向かって心や肺へ運びます(脾主升清)。胃は食べ物を消化し、《下》の小腸や大腸へ運びます(胃主降濁)。…

40度超えの夏、体調はどうなるのでしょうか?  中医学的に、考察してみました...

テレビを視聴していたら今年の夏、気温が40度を越えると・・・というアナウンスがありました。では40度を越える酷暑のもと、一般の方々への影響を中医学的に考察してみると?(イメージ画像)中医学において、暑邪(しょじゃ)と火邪(かじゃ)が重なる状態…

西洋医学と東洋医学の検査結果の《正常値》の受け止め方の違い と  未病先防の掛け声を上げてもほとんどの方に届かない理由(私見です)

定期健診で血液検査の結果をもらうと、検査項目ごとに(正常値)が定められています。一定の平均値をもとに、定められた数値です。そちらを御覧いただけば一目瞭然。・検査値が正常範囲内→治療対象外・検査値が正常範囲外→病名を確定し治療するというアクシ…

当帰芍薬散の各構成生薬が強力なチームとなって働きます《 君薬、臣薬、佐薬、使薬 「君臣佐使(くんしんさし)」》。これと薬膳メニューもおなじ要領で造るのです

薬膳には、漢方薬と同じように「君臣佐使(くんしんさし)」という役割分担がございます。全体の主な機能をかなえる君薬となる食材。君薬を補佐し佐薬と使薬を監視する臣薬となる食材。佐薬は君薬の補助と薬効作用の行き過ぎを抑える働きを担う食材。使薬は…

日本の代表的生薬メーカー 3社、その違いってご存知でしょうか?

著名な生薬メーカー3社の漢方薬局ショップに4種類の生薬を購入する予定があり、そちらのショップには党参以外の生薬はネット上に載せてありました。一度の注文で済ませられればと思い、ショップに小島漢方の党参がほしい旨と在庫がなければ取り寄せはでき…

〘痰〙のバリエーション、有形の痰と無形の痰の違いがわかる人になってもらえれば、大変にうれしいです!!

中医学では「百病多因痰作祟(ひゃくびょう たんのしわざに因ること多し)」といわれ、痰は万病の元とされています。ただ中医学において「痰(たん)」の本質を真に捉えようとする者は、単なる喉の粘液(有形の痰)を超えて、全身を巡る病理的な産物である「…

〘脾は生痰の源〙といわれますが腎の状態のよしあしがその言葉の下地にあるのだと、私は感じております

仏教で三宝と申しますと、〘仏、法、僧〙の3つの宝を指します。対して中医学では〘精、気、神(せいきしん)〙という、人間の生命活動を支える根本的な3つの要素を指します。これらは互いに影響し合い、健康状態や精神活動を決定するものです。身体の物質的…

首を通過する経絡の気の流れから、五臓の感情傾向は察することができます

私どもがお客様の姿勢を観ている重要ポイントがあります。五臓の経絡は、流注により首を通過し頭部へ集まります。(頸部経絡図)つまり首はウィークポイントで『ネックになる』んです。首の硬さ前方や萎縮などの変位があるならその変位箇所を通る経絡の気は…

痰は頭部にまで侵入するのか・・・

知り合いの鍼灸師さんがパーキンソン病について質問をしてくれました。東洋医学での一例となりますが、『東洋医学の教科書』第5章 鍼灸治療の症例②パーキンソン病は参考になるのかと思います。こちらは漢方薬の知識も掲載された鍼灸に寄った本で、一般書と専…

赤貝の血は赤い。知ってましたか?

ゴールデンウィーク。皆様は、いかがお過ごしでしょう?昨日、多摩川浅間神社へと散歩にいくと、多摩川園駅に隣接した『田園調布せせらぎ公園』に気づきました。自然環境豊かで3つ湧水地があり、坂道散歩も楽しめ、複数の広場に体育施設〘400円〙にレストラ…

不安が過ぎれば恐れに転化し腎まで不調に...そうならないよう経穴でメンタルケア習慣を!

不安が募ってしんどくなると真っ先に起きるのが、ストレスに弱い肝を痛め疏泄作用の失調が起こります。これはいわゆる【自律神経失調】と同じとお考えください。不安が極端に積載されてオーバーフローしたとき、肝腎の肝にセットとされる腎に影響が及びます…

あなたには、不安ってありますでしょうか。

不安から先延ばしグセがつくと、 気血を必要な組織や器官に送る疏泄作用が失調して、 自律神経が乱れてしまうことをご存知でしょうか? 先日、母の田舎にいき、いとこのお宅にお邪魔したとき。 大所帯がてつだって乗用車が3台、自家用で所有しておられました…

薬膳の面白さ: 「対薬」のメカニズム:1+1を「3」にも「0」にもする魔法

食材のもちい方はさまざまございます。食薬や中薬を単品で使う場合。たとえば、冷えた身体を温めため乾姜をお湯にいれお茶としていただきます。生姜(しょうが)は身体を暖めず冷やす性質でしたが、乾姜は生姜を蒸して乾燥させる加工を施すことで身体を温め…

『慢性の膝痛は、本当に治りが悪いし、徹底して治しても定期的に痛みが戻るんです』に対し、こうしたら慢性膝痛で多年にわたり困っていた同業の友達がよくなってきました、というお話です

個人的なお話で申し訳ございません。昨日は叔母の四十九日法事で福島県の母の田舎へ。一昨日の防風で東北本線が運休になりあせりました。およそ5年ぶりの親戚一同にお会いしました。皆さん、年齢が60代を越えて70代、80代となると、健康の話題が挨拶…

瓦楞子〘がりょうし:赤貝の貝殻〙が痰瘀互結を緩める君薬に!

痰と血瘀が石と接着剤のような役割となって強固な塊となる病理物質をあわせた痰瘀互結。循環器系のトラブルや腫塊から悪性腫瘍をもたらすことがあると知られています。そのような痰瘀互結を調べ興味深い情報を得ることができました。瓦楞子〘がりょうし:赤…

【五志】中医学視点でみる感情《怒・喜・驚・思・憂・悲・恐》と臓器の関係 こころを観察し筋肉をゆるめる

施術をさせていただいたお客様との対話で、アスリートを越えた筋緊張の過酷さを持つ方がおられました。特に左側大腰筋の硬さがつらく、いつギックリ腰になってもおかしくありません。大腰筋リリース法は、かなり得意なほうですから、筋緊張で肥大した凝りの…

2026年4月30日時点の NotebookLM により打ち出された経穴解説のあやうさ

AIに様々な仕事が取って代わられる時代ですから、徐々にこうした内容も修正が加えられていくはず。ですがいまの現状では、使い勝手の悪さを感じざるを得ません。ボウエンテクニックを全面的に紹介する和書はござません。ですから洋書をOCRでテキストデータつ…

室内観葉植物の功罪:湿を適切な管理下に。

室内の観葉植物はこころなごませてくれます。大根の葉がある側を少しだけ残して放置したら、3週間できれいな花が咲いてくれました。和みますね~。こころの平安をもたらしていただける一方、功罪の罪となり、健康を脅かす存在にもなります。植物は太陽エネル…

繰り返される五十肩が痛むとき。肩がこって固まったと考える常識を疑って、痰湿と血瘀トラブルがないかを調べましょう

施術をしていると『五十肩』『四十肩』といった不調でおいで頂ける場合があります。手技療法で対処したときには、ピンポイントで関係する筋肉を緩めることもできます。ですが短期間で戻られるケースが散見されるため、予防的措置として広く周囲の関連する筋…

左首筋の筋肉の凝りには、レアな砭石刮痧が効果的!

左首筋の硬さ。利き腕が右側の方の多くは、左首筋の芯が凝るようになっています。私の経験上8割方は当てはっております。日本人の過半数は右側が利き手ですから、左首筋が凝っている人が想像以上に多いわけです。左首筋の凝りがひどくなれば左側頸動脈に物理…

AIに、差をつけられるな! 〘敬意を払うこと、そして前向きな好奇心を持つこと〙ができるよう務めることが、クライアントと術者の双方の益になる。

とある医師のYouTube映像をみて興味深い問いがなされていました。AI対医師、どちらが優秀?自分がいざ医療を必要となった初期段階で、AIとやり取りをする場合と、医師とやり取りをする場合と。どちらが話しやすかったでしょうかという問いです。結果から申し…

病証を維持するには維持するようなことを継続しているという事実が、視えてまいります。。あります。。。

鍼灸の友人との会話長年、鍼灸および手技療法をなさっておられる先生で、私と同世代の遠方にお住まいになられている方です。体調不良を抱えながらも仕事をがんばっておられ、定期的に月1で互いの近況を報告をしています。 先生の体質が中医学の勉強が進むに…

ワンストップの相乗効果:気血促進の「挟み撃ち」

「整体で『体という家の柱(骨格)』を真っ直ぐに立て直しましょう。そして薬膳で『その中を通る電気や水道(気血)』の質を整えましょう。片方だけでは不十分ですが、セットで行うことで、初めて『本当の意味で治る』という状態を実現できます。」「身体の…

気血津液マップ

気血津液弁証等をおこなうことで、気血津液の位置を調べてください。 気・血・津液をマウスでドラッグして移動できます。 気血津液の見える化をしてみましょう! パーソナル薬膳診断マップ 質(濁) 質(薄) 量(減少) 量(過剰) 症状課題 ゴール 気 血 …

経絡ボディワークと薬膳の有利な組み合わせを試した半年、予想した通り興味深い発見の連続です。

施術と薬膳の相性と補完作用。そちらを確実に検証していくため、定期的に薬膳をなさりだした方へ経絡メインのボディワークを組み合わせたセッションを実施してきました。ときおりこちらのブログでも、私がセッションに駆けつけてといったシーンがみられたか…

気血津液マップ

医学書でも生理学の仕組みを知らなくてもさほど不自由を感じずに生きられます。生理学の本を持っていても興味深く熟読したいと思う人も限られる理由です。数年前、映画『はたらく細胞』が爆発的に流行りました。白血球や赤血球、血小板などなどが多数擬人化…

気血津液弁証法は、構成要素を図解で見える化していきましょう

中医学の「弁証(べんしょう)」とは。四診(望・聞・問・切)で得た症状や体質などの情報を基に、病因・病位・病態(寒熱・虚実)を分析・統合し、現在の体調を「証(しょう)」として見立てる診断プロセスのことです。これは「論治(治療方針の決定)」と…

仙腸関節が痛みだした!それじゃ仙腸関節をリリースすれば正解でしょうか? そうとはならない例外もあるのです

40代女性で同業の方が右仙腸関節上に痛みを感じていました。近日的な傾向として股関節の周囲の筋肉は練られ柔軟性が増し、仙腸関節の可動が正常化または状態の異常の軽減が図られている。ただ問診で前回と前々回の生理が短周期になっておられました。気には…

急性の副鼻腔炎と思いきや、脾の失調からの症状で、脾がよくなったら副鼻腔炎の症状がきれいに消えたというお話です

中医学では痰は「脾(消化器)」で作られ「肺(呼吸器)」に貯まる(脾は生痰の源、肺は貯痰の器)と考えられいます。余分な水湿が滞った「痰湿」が咳や粘り気のある痰(白痰、黄痰)の主な原因となります。主に脾と肺の機能を高め、湿を取り除く「去湿・化…