ペットボトルにお湯をいれ、患部を温めるやり方があります。
これはセルフケアにもちいやすく、
問題部分をチェックすることもできますし、
当てて停滞した気血を促進させることもできます。
ペットボトルは、350ml、500ml、1lなど、
丸いもの、四角いもの、六角形や、カーブをもつもの、
(サイズや形状のバリエーションが豊か)で
複雑な凹凸を持つ患部のエリアの大小をカバーできます。
トリガーポイントセラピーとして、
身体の緊張した筋膜や癒着が進んだ筋膜部分に
熱すぎない程度のお湯がはいったペットボトルを密着させてください。
すると急性の筋膜炎部分に触れた瞬間、
(痛い!)と声が出そう。
熱いを超えた感覚です。
血行が通り感受性が豊かな状態があればこうした反応がおこります。
この場合は治りは早いようです。
それが慢性化した癒着部分は、
患部だが熱感知センサーが稼働できなくなってしまい、
熱感が感じられることもなく平然としていられます。
最初は熱さがなかったとしても
数分間、密着させておくと徐々に熱が通り、
やがて(熱い!)と声が出ることもあります。
この場合は、血液が低量しか流れなくなった患部に、
血行が戻り熱感知センサー神経が働き出したのです。
神経は活躍するために多量の酸素を必要とします。
神経組織ばかりで形成された脳は、数分も血流を止めれば甚大な被害を被ります。
同様に体の内部で温感や痛覚や触覚などを感知するセンサーが働くには血液の必要量は高く、
それを上回れなければ麻痺を起こして働きません。
自分でお湯がはいったペットボトルを身体に当てることで
麻痺した状態のところかどうか、見分けることもできます。
【注意:お腹など皮膚の薄い部位はやけどに注意が必要です】
丹念に身体全体をチェックしていくなら、
思いもかけなかった部位が(痛い!!)(熱い!!)と、
強い反応がでることもあるでしょう。
私も朝目覚めたときにこのチェックをしてみたら、
今朝は胸骨の全体にペットボトルを密着させた瞬間、
もやもやしたいやな気の停滞した感じを得ました。
この部位の異常はアレルギー症状を持つものや循環器の問題を持つものの特徴です。
2月中旬頃から施術再開をして花粉症になりそうかと思っていたところで、
やはりこれは由々しき事態と足を踏み入れたくない世界に近づくことを感じてました。
今季の施術でのリリースの深度の改善作業による驚異的な集中力や身体操作負荷は、
やっぱり想像を超えるものでして。
軽度とは言え目が痒くなったり鼻が出だしてきたところ。
そこでお湯入りペットボトルでシャツの上から数十分ほど当てたら、
花粉症の症状は一気に半減させることができました。
想像していたよりも簡単に軽減してくれたので、
「えっ、これでもずいぶん楽になるんだ」
あとは仰向け寝で膝裏にお湯入りペットボトルをいれるととたんに、
足先がぴくぴくと痙攣し始めて凝りを解放してくれたり。
意外にお金があまりかからないやり方なのですが、
トリガーポイントセラピーの知識があれば効果は絶大です。
特に施術を受けた方などは筋膜が再度また癒着しようとしだす軽度の癒着は、
これでセルフケアをしていただければ簡単にゆるゆる状態にリセットできるかも?!
まぁ実際はお体の症状や状態が同一の人物はいないので、
効くかどうかはその方次第なんですが。
ですが用意するものも安価で投資としては、やってみて損はないでしょう。
皆様も、トリガーポイントセラピー等の本を片手に、
いろいろ自身の身体を探索してみてくださいね。