数十年も昔に私が施術をしながらお客様とお話をしているとき。
女性のお客様より、とても興味深いお話を伺ったことがあります。
韓国におられる東洋医学を勉強されている先生のもとへ出向かれ、
お身体の様子をみていただそうです。
韓国の先生ですが日本語的にいうと漢方医。中国も韓国も、漢方医という日本人なもので。😅
中国および韓国には、漢方医になるには中医学系大学等の大学で学習し終了を持って漢方医と名乗れます。そのため体系だった学習及び高い専門性と広い教義を受け身につけた先生です。
(日本には、それにあたる大学はありません。明治維新以降の西洋化の波が、西洋医の地位を押し上げ、対して漢方医の地位が保護されることがなかったというあらわれでしょう)
お客様が日本に帰国された後も、
身体の状態を先生にファクスで
先生から『あなたはどのような食材をいただけばいい』との指示を受けとります。
そのような指導がしばらく継続して受けられていたといいます。
その後、体型もすばらしい変化を遂げました。その後、反動で戻るようなこともなくよい状態のまま過ごされているそうです。
お客様自身がいままでいろいろと工夫して対処してきても成果がみられなかった何十年間もの難治だったものが、あれよあれよ、、、なんです。
大変な費用負担があったものの、十分見合った成果が得られたと満足そうに教えていただきました。
私が記憶しているお客様からのお話の概要はこのようなものです。
ただその先生は漢方医では世界的な活躍が難しいと考え、日本の最高峰の大学の医学部に留学され学ばれたそうです。勉強熱心な先生ですね~
この話って、すごくないですか?
私がこのお話を伺ったときはまるで韓国の先生が魔法使いのように感じました。
今考えても、お客様の証からすれば、
津液の巡りが停滞し体内に蓄積して粘性が高まり流れがさらに悪化した状態を湿と呼びます。
湿は、施術をおこなっても、方剤で湿を取り除こうとしてもなかなかでていかないものです。
途方もない頑固な居座りタイプの病理物質ですから、それが韓国の先生から指示を受けてスーパーマーケットで該当する食材だけを食べたら、きれいさっぱり消えてしまったというのですから。
医学的成果なのか、それとも魔術なのか。。。
当然、韓国の先生のところへ日本人が他にも訪れており、同様の成果がでていました。その再現性の高さから、しっかりした技術が確立されており、その運用が繰り返されているのでしょう。
ですがそうなる仕組みがわかっていない施術家の目で治療困難さを痛感する私には、魔術といわれたら、そうだろうと同意しそうです。
ただし中医学ベースの薬膳を学び始め、基礎の基礎部分の痰湿証に対する適正な食薬による対処法があることは知ることができると、スーパーマーケットの食材売り場は薬局・薬店と見えてきます。
確かに、そういう、漢方医のなさる妙技だったんだと。
最近、つとに感じ取れるようになりました。
それもあって、しばらくご連絡をとっておりませんでしたそのお客様に、突然、メールを送らせていただいて、もし当時のことでなにかさらなる記憶されていることがあれば教えてください!とお願いさせていただいたり。
たいへんお忙しく活躍されている占い師の先生で、昨日は夜遅くまで占い指導をなさったと、声をがらがらでごめんなさいねとおっしゃられるなか、お電話にも付き合ってくださいました。
T様、感謝です!!
私も中医学が見えてきて、少しずつ韓国の先生がなさられたことの仕組みはわかりだしてきました。そこには人体の気血津液の滞りや不足を正す立派な立法のルールがあって、それに基づいた処方をお出ししていたということでした。
忠実かつ高度に四診から弁証しぴったりお客様の証に寄り添った対処ができれば、韓国の先生がなさったほどの劇的な体質的な変化が起こされるのか!と、改めて驚きました。
ですがその指導をした韓国の先生にはごく当たり前のように習得した学問や技術を駆使すれば、確実に成果がえられるとわかってやっておられることだったんですね。
中国や韓国では東洋医学系の大学が存在し、中医師または韓医師になるには大学課程の終了が条件です。そちらでおこなわれている教義レベルは充実しておると、私が脈診講座でお世話になった先生が中医学系大学に留学経験をお持ちでしたから伺ったことがあります。
改めて
私が席おく本草薬膳学院の通信教育課程は、座学は自身でがんばる。そこは臨床にもかかわってきます。ですがそこだけで、果たして韓国の先生レベルのことができるのでしょうか?無理だと思います。
四診にて情報をえる技術が足りない。まずはそこができたうえで、複雑な証に接して経験をつむことができる環境に身を置かなければ難しいだろうと、考えるようになりました。
通信教育課程は、少しずつ卒業へ向けて課題の提出をしていき、並行して、改めて脈診講座受講などを検討して体験知を増やすことくらいから、少し動ければという感じです。
いろいろと悩みは尽きないものでございます。