筋肉をマッサージするだけではない筋膜リリース


「(1)筋肉→(2)靭帯・腱→(3)関節→(4)経筋」
という順番で体を解いていく考え方がある。


私が筋膜リリースがメインでとかいいつつも、
筋膜だけゆるめれば靭帯・腱の硬直部や関節のつまりや可動不良や
経筋が途中でブロックされて連動した動きができなくなっているなどは
筋膜をリリースするだけで対処できるものではありません。
それを理解していれば、
最低この4つほどのパートを全体把握して改善していく必要があります。


もし筋膜リリースしか知らないでは関節部分の微調整が必要な場合には
対処ができないでしょ?
もし筋肉に硬い部分がまだたくさんあるとすれば、
体の中にある幾本もの筋肉が連携して機能的な動きをする経筋ラインを
復活させることはしづらいかもしれませんよね。
たとえば胆径の経絡線のならびにある経筋を一連の動きができるように
つなげていこうとするときに膝の外側にしこりがあれば台無しですから。
まずは筋肉の癒着を下準備的に解放してからそれから経筋ラインを
スムースに動けるように流れに沿わせてつなげていくようにします。
すると筋肉を解くほうが経筋を通すよりも先にしたほうがいいでしょう。


それぞれの具体的なリリース方法を一部だけ例示すれば、
筋肉を解くにはカウンターストレインや筋膜マッサージ、
靭帯・腱を解くには靭帯性関節ストレイン
関節を解くには関節マニュピレーション、
経筋を解くには経筋療法やアナトミートレインを参考にした方法などです。
利用するテクニックは分化していまして、
その数をあげれば数十以上になります。


でもこれらの4つのパートをトータルで対応できて
筋膜リリースをうまくケアできてくるのだと感じる。