癌を患っているご主人を持つ女性が施術を受けに来ました。
毎日のように、
ガンを患うご主人の足のマッサージをしてあげたそうです。
強い抗癌剤を服用してから、
脚部の痺れが酷くて辛くてしょうがないと訴えている。
だからがんばってマッサージをしていたんですよね。
それがとある会合にその女性が出席したときに同席した場に、
顔見知りになられた整体を職業とする方がおられたそうです。
その整体の先生は親切心で「癌を患う方のマッサージはやめなさい」という。
理由は、その整体の先生の身内が腎臓がんになっていて、
自ら施術をしていて気をどんどん患者に吸われてしまい
危うい状態になったという体験をしたことがあるから。
私にもそのようなエネルギーのやりとりはあると思う。
それは私自身でも何度も経験したことがあるからです。
体の外側の欠陥からくるものではなくて、
内部にある気のようなエネルギー的な欠陥を先に癒せればいいのですが、
そこを先行してすることが難しい。
テレセラピーなど波動療法的なものやエネルギー療法に極度に精通して、
内部にしまわれたエネルギー的な欠陥を癒しておれば
エネルギー的なやりとりによる問題は減少すると思う。
私が施術をさせていただくときは、
事前に思うばかりの工夫を加えていました。
一般的に知られた対応は施術後には体の中に入り込んだプラスイオンを
流水のバシャバシャから発生するマイナスイオンで中和させるのも必須。
絶対に対抗できるような有効な方法というものはまだ手探りです。
ただ市販されてるその手の文献は、
ほとんど私は目を通しまいたから。
自分なりの解釈から工夫もしました。
ですので私が勉強して得た知識からの答えから来た対応策は、
その女性の自宅に数度訪れていたときに徹底して施してきました。
それにいくつものそのようなエネルギーのやりとりから来るリスクについて
説明して対応法も教えていたのです。
なのですが整体の先生からのアドバイスを聞いて、
「ええぇ〜!!」とさも初めて聞いたように驚いたのが
アドバイスを受けた女性です。
私としては「おやぁ〜?」ですが。^-^;
それ以来、
過剰にご主人のマッサージをしていたことに恐怖を感じてきた。
今までエネルギーのやりとりについて聞いたことがなかったときは、
平気にご主人の足を揉んでいたのが、急に怖くなってきた。
顔が青ざめるほどに。
自分の体調が問題があれば、
それは癌のご主人のせいだと思いたくなくとも考えてしまう。
理性でそうじゃないと打ち消しても、
防衛本能に恐怖が刻まれればもうお手上げですから。
そして息子が父親の足をももうとすると、
かわいいわが子がエネルギーをとられると思うとやりきれない気持ちになる。
心根の優しい息子が足をもんであげたいという気持ちがあるのに、
それをやめなさいという罪悪感。
後味の悪さはつらすぎます。
ご主人は足がしびれて杖をつく。
辛くてしかたがない。。。
このまま放置するにも人情的にどうかと。
というところでどうしていいものか苦しんでいました。
そして今まで見たこともないほどにやつれていました。
本当に骨と皮だけになっていて。
私が、
「すでにこれこれこういうことで対策してるんですからね、
大丈夫ですよ。
息子さんが足をもんであげても大丈夫ですよ。
なんかありましたら私に連絡をくださいよね。」
というと安心して、
本当に肩の荷が降りたような笑みをすこしみせてくれました。
親切心でアドバイスをしている整体の先生。
私は人様の体をケアする者どうしですから、
親切心であると信じています。
ですがもう少しだけ言葉を選んだ説明をして欲しかった。
本当に説明するのも難し分野だとお察しするのですが。
そして整体の先生からのアドバイスを聞いて、
これほどまで精神的にも肉体的にまでも
影響が出てしまうことがあるのかと思い知らされました。
普段から不用意なネガティブなことは、
よほどの必要性がある場合をのぞいて
私は意図的に口に出さないようにしています。
ですがもっともっと慎重にならねばと
肝に銘じるところでした。