道具を使う圧の器用なかけ方の基礎力養成に、木刀素振りを

圧をかける際の注意を学ぼうと。


数冊並べて指圧の専門的な本を読んでみる。


各流派ごとに書かれていることが、
特徴的な点があって興味深いです。


それぞれの優れた点を少しでも学んで行ければと思います。
そこで、買い揃えた本を並べて観ています。
「よくわかる指圧テクニック」「圧へのこだわり」「指圧のいろは」「横臥位へのこだわり」・・・
などは、版型が大きい本で見やすい。
やはり見やすいのは、わかりやすい。 


直接的には私の施術に取り入れられませんが、
施術をする際の合理的な体の捌きからの圧法。


それは熟達した人たちの動作は、
機能美が輝いているようですし。



たとえば

力の入れ始めを
(1)ゆっくり(2)ふつう(3)急激に
そして
力の抜き方を
(1)ゆっくり(2)ふつう(3)急激に
という組み立てが出てきます。


一般の方が取り入れてやってみてもプロっぽく見える気持ちよイイ圧は、
力の入れ始めを(1)ゆっくり入って、
力の抜きを(1)ゆっくり。
これがいいでしょう。


ゆっくり抜くと、持続圧をかけた体に及ぼされる刺激の反動がなくて、
持続効果が倍化するそうです。


そしてここが注意点なのですが、
急に抜くという技を使う時もあるのですが、
コリが急性であれば悪化するときがあるし、
慢性であれば眠っていた凝りを呼び起こします。


急に力を抜かれると、
運動会でいきなり走って筋肉痛がひどいような急に起きた炎症はもっとひどくなっていくし、
ずっと慢性的な腰の奥の方にあるが気付かなかったコリが「こんなところにあったんだ!」と、
その存在に気づいてびっくりするようなことになるということです。


急に力を入れるたりするときも、
場合によっては「虚をつく」ことで有効打に。
単純に危険だからといった忌避するのではなく、
状況によって活かすという姿勢がいいですよね。


極端に圧をゆっくり入れて、ゆっくり抜くのは、
お年寄り、重病な方へ、お子様などの場合です。


私が最近おこなう施術では、
かなり重さのある手斧状の、
ブロックを握りしめている。


だからその道具をどう操りつつ、
機転の効いた圧にするかが必須。


そのためにというか、、、
最近、上半身が怠けすぎたので、
木刀での素振りを部屋の中で。
少し体を動かすよりも頭の使いにばかり、
時間と労力を割きすぎたので。


もちろん座りながらです。
扇風機を破壊しそうになりましたが。
どうにかカバーが吹き飛んだだけで。
 ^-^;


少しずつ振り方の要領を思い出して、
上半身の力みを抜いた動きの感じが、
つかめだしてきた。


そうそう、
このような感じで操作してたよねとか。
楽しく暑い部屋で頑張っています。


ただ、、、
いきなり頑張った反動で、眠い。 -.-;



午後11時に眠気がきて、
ちょっと横になってから、
それから動こうかと思っても、
気づいたら朝の5時位ですし。


睡眠時間が長くなってきたので、
『夢』を観るようになりました。


そういえばずっと夢など見ずに、
力尽きたらその場で倒れて寝て、
気づいたら起きて続きをしてと。


健康的な生活でしたから。


上半身の筋肉は、
施術をしていたときに鍛えていたので。
運動神経系がそのときの様子を思い出してくれて、
早々に筋肉の厚みはついてきた(多少ですが)が。


立位での素振りでなければ、
上下の運動負荷のバランスが取れずによくないと。


ただ、とりあえず指圧の本で指導しているような
圧のかけ方、ゆっくり、ふつう、急にという緩急。
重い重りを握りつつできるくらい鍛錬できました。


木刀を振るというのは、
単純な振り上げて振り下ろすだけの操作ですが、
うまくいくと重い木刀も重さを感じないし、
当然軽い木刀も重くなくなる。
かえって軽いほうが重さ感が少なく、
やや操りやすい分、正確な動きにできずに、
型が整えにくいものですね。



どこかの誰が言われたか忘れましたが、
確か、、、江戸時代くらいでしたか、
四谷あたりに相当に重い木刀で鍛錬を積んでいる武士がいて、
とっても健康だったといいます。
やはり気合が入る、気の出し入れが、
交互に絶え間なく起きる。
そういった操作がいいのでしょうか。
とにかく早朝に木刀を振るその武士の声が、
鶏のコケコッコー代わりだったそうだと。


私自身、自分の上部肋骨周辺のなかなか詰まりが落ちづらかったしこりや頸部のしこりが、
木刀を正確に操るように探っている間に、どんどん柔らかくなっていくことが感じられた。
おそらくこれも、激眠い状態に移行させられた理由のひとつなのだと思います。


スマーティのような遠赤外線サウナに入っても、
セルフカウンターストレインをしてみたとしても、
一向に収まりが付かなかった部分。


それらが確実に変化していっているのは、大したものです。
背部の肩甲骨周囲の筋肉や肋間筋を伸縮させる操作などの
胸部以上の動きがどのように体を変えて作ってゆくのか。


興味深く観察してみたいと思います。



関心がある方は、ぜひ、トライしてくださいね。 ^-^


ただ、おそらくうまく振れないと、
かえって体がダメージを蓄積するので、
不慣れな方は最初はどなたかに要点を聞いたほうがいいでしょう。


あとはものを壊さないように。