施術院選びのある主婦の視点ー(1)

先日、メールをいただきました。
主婦をなされている方です。

「私はさまざまな病院をまわっている時間的余裕も金銭的余裕もありません」
いただいた文章の中でもっとも印象に残りました。

お客様の中にはマンションをひとつ買うことができるくらい、
治療院や病院に通いましたといわれる方が数名おられます。
きっとそのことは誇張した表現ではないと思います。

自分にあった治療院や施術院、病院などを見つけることは、
この情報化社会のなかでも難しいものと思います。

インターネットでその治療院の紹介を文章や写真で知っても、
よほど注意深く多くの知識を持つものでなければ文章の行間を読み取れません。
それにインターネットというバーチャルな世界では、
現実と虚構との境目が見えにくくなります。
「ことば」で「〜さんは何回で全快した」と書いていても、
その全快や軽快などのことばの定義も人それぞれです。
統一されたものではないのですから、
どれだけの成績をあげたか推し量ることが難しい。

最終的にどこまでケアができているか。
お客様の期待とマッチしているものか。
お客様の身になって一緒に問題を解決しようとしたか。
・・・

治療院やヒーリングスポット情報を多く出す影響力が強いのがマスコミ。
情報誌やTVなどでしょう。
過半数は信用できるところなのかもしれません。
しかし一概にマスコミに出ている治療院の信用性は高いが、
その内情を体験者の生の声としてお客様から情報をお伺いすると意外に思うこともあります。

「恨みシュラン」という本、ご存じの方もおられますよね。
ミシュラン」やそれに準じる料理店のランク付け本をみて、
実際に取材兼食事にいく。
そしてよい店だと思っていたら、
ぞんざいな扱いを受けてしまって恨んでしまったという体験記。
マスコミの力や治療院側の意見では限界がありますし、
実情として「恨みシュラン」のほうが正しい現状把握できているところもある。
料理店についてもそう。
そして治療院についてもそういう面もあるようです。

情報が豊富になった分だけ便利にもなりました。
ですが繁盛し過ぎるとお客に対してのサービスを維持することが、
難しい課題です。
その課題を解決するには特別な能力・知恵と決断力が必要です。
多忙になればなるほど施術者は肉体的に疲労してきますし。。。