正しい立ち方を学ぶ場合。

正しい立ち方を学ぶ場合。
現在からだの中に以前の立ち方を習慣化されたプログラムが
自動的に流れてしまっている状況。
これは立つときに「どうやって立てばいいのか?」と
考えなくても立っていることからわかるはず。
立ち方は自動化された動きの制御に
支えられています。

まずは自分のそのプログラムを把握。
そこからはじめるべきでしょう。
ようするに無意識に作動する立ち方を自分で気づかない限り、
別のプログラムを受け入れにくいのです。

下記の書籍を参考にするといいでしょう。
アレクサンダー・テクニークにできること―痛みに負けない「からだの
使い方」を学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4414402743/qid%3D1099365196/250-1436792-0931400

自分の立ち方のどこが不都合な部分か?
そしてその悪い使い方を『抑止』するためにはどうすればいいか?
その次にその状態を『改善』させることができます。

自分のどこが改善点なのかを正確に把握できれば、
明確な改善点を変更できます。
その改善点が明確に理解できていないのに、
いったいどこを改善すればいいのでしょう?
その点を把握されず行われた対処方法は適切でしょうか。

★『今』の体の現状を把握してください。
そこにしか改善するべき答えがありません。
自学時間が必要ですが、
『自分のモノにできた』、
そのときに始めて自分の体が変わるのです。
体が理解するレベルに到るまで、適切な修練するかどうか。
そこの手を抜いてお手軽に行った対処方法は身につかないのが道理。

近道もなくはないです。
適切な師を持つこと。
本でもいいし、先生でもいい。
ですが要点のみをつまみ食いするならば、
結局は以下の悪循環から抜け出せません。
こういう人々が多くおられることに気づくはずです。

悪い状態部分を残しながら改善しようとしても、
『悪い状態が混じった形で改善されたもの』。
そのようなものは視野が狭いものです。
注意を怠れば半日もせずに悪い立ち方状況にほぼ戻ります。

自分の体の状態を把握できずに立ち方の練習などをするとき。
不運にも体に負担のありそうな立ち方を故意にとりますと、
お察しのとおり状況は一時的に悪化します。
その際はその悪い状況を恒常的にしないため、即座にやめるべきです。
自然な体の歪みから人工的な体の歪みを付け足していることになります。
その見極めが難しいところですね。