関節のテクニックおよびカウンターストレインの筋肉をリリースする方法。
自分なりに画期的なものだった。
クライアントの目から見ると自然に解かれて緩んでいてピンとこないだろう。
あたかもずっと以前からそのやわらかさだったようにしか感じられないもの。
体を書き換えられても不思議なほど解かれたものが気付かない。
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だがワーカーの基礎知識や体験もある関根には
その威力のすごさは驚きをもって迎えられた。
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効果と比例してその『ワークに対しての依存度も強く』なる。
このテクニックを利用すると身体の変化が大きい。
それをお客様たちが受けているのを、
ボディワイズで働いている関根が見ている。
自分もそのワークを受ければ変われる、
そしてその考えは先走り
「ワークを受けることができないから変われない」
となる。
するとそれに対しての不満の心。
ものを言わなくても感じ取れる。
切羽詰まり口論となった。
僕としては依存心が芽生えた状態でワークは不適切。
強い依存心を生む。
脳がその依存心を強化させる。
目の前にそのワーカーがいて働いている環境こそ最悪。
無意識のうちに自分を過小評価している。
自分の力を発揮させるチャンスの芽を積む。
そういうものだと思う。
それならばワークの存在など、
そのものの前にないほうがよっぽどましだ。
三軒隣まで響き渡る声で、
近隣に迷惑をおかけいたしました。
ですが大切なときには声も荒げます。
本音の言葉を口にするまでは次に移れない。
隠された言葉を認めてもらうまでは大変だ。
だがしばらくして、
わかってもらえました。
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今はそのときの卑屈感はありません。
自分の持っていた能力を素直に認め、
大切にして発揮しようとしている。
一時の気の迷いであったのですね。
ワークとの付き合い方を、
今ならばわかるはずです。
関根は自分のゴールへ導くため道を進もうと気分的に再始動。
口論があったときもずっと関根は実際に動いていたのですが。
意識の問題が大きいのです。
自分で険しい道を進んでゴールしてほしい。
そしてたまに他のものの力を借りて英気を養い、
それからまた進んでいく。
そういうボディワークの利用の仕方がベストだ。