自分の体に向き合うためのサポート

去年から連絡をいただいている方が
徳島から東京に出張にこられるとのことで、
早朝にワークを受けにきていただきました。


既にAKAやロルフィングをお受けになられた経歴をお持ちです。
他様々な民間医療へお通いでした。
体についての知識はたいそうなもの。
かなり自分の体のパターンを理解されています。


ただ残念なことですが今までワークを受けてきて、
体についての説明をあまりされたことがないといわれます。


『今までかかってきた先生は、
ただ黙々と施術をするんですよ・・・』
といわれます。


体の歪みが生じる可能性はどのようなものがあり、
自分にどれほどその影響が出ているのか。
そのような理由がわからなかったといいます。
だから自分で必死に学んび、
体の感覚を研ぎ澄ました。


ワーカー自身でも人の体はわかるが自分自身の体はピンとこない。
それは自分自身の体は主観的な目で観てしまうためで、
極端に客観的な視点で観なければ体のパターンを正確に読めないため。
優れたワーカーといわれる方々も、
自分では気づかないうちに体調を崩してしまう。
それはよくあることです。

ですが私がワークをしているときに、
四分通りほど体の硬化したパターンを事前に理解していた。
一般の方が自身を客観視できているというのは大変なこと。
ピンポイントで患部の不調が感じられるだけではなく、
その他の体の引き連れを2〜3見つけられるだけでも、
大変優れたことです。


お客様は太股前側部分が緊張し前傾して立つ様子。
これでは次第に患部をねじらせてしまいます。
それは自然な体の歪みではなく、
脚部に事故の後遺症があるので、
ねじれ方は不規則です。
既に事故後数年が経過。
そのためパターンが身に染みついています。


でもその状況に目を背けるのではなく、
真剣に自分の体と立ち向かったんですね。
同時にその状況を分析理解する才能があった。


見たくないものから目を背けようとして、
思考を停止させたくなる。
同時にワーカーへの依存度が高まり、
自分では何も出来ないと弱気になる。
そこを乗り越えられたのですね。


そのご本人の理解能力のお蔭で
必死にいろいろ説明させていただき、
大変内容の濃い時間を持つことができました。


惜しむのは家がもう少し近距離で通いつづけていただければ。。。
この点が残念でなりません。