予約順番待ちにプレッシャーを感じる理由

予約順番待ち。


これほどプレッシャーを感じるものはない。
それは私の過去の体験からきています。


予約順番待ちをすることで、
お客様がきていただける予測がつきます。
私どもとしては大変ありがたいことです。


ですが予約順番待ちがスムースに進まなくなる。
5年ほど前、私どものところの予約順番待ちは、
本当に一年以上の待ちの状況がありました。
登録していただいた方々の人数が多かった。
それも理由のひとつになります。


『丁寧なワークを心がける』
そうするためにはひとりひとりへの心配りと、
お客様がお帰りになられてからの私にとっての自主宿題の研究。
そうするためには私の現状の目標値と方法論では時間がかかる。
そのための遅滞です。
ですから実際にワークをお受けいただける段になれば、
それまでお待ちいただいた甲斐はあるということをと考えています。
その気持ちがあるからお待たせしていて恐縮していますが、
日々がんばってきているのでした。


ですが・・・。
そのようなおりのことです。


私どもにお通いいただいているお客様のお母様と知合いました。
お母様が重篤な病気でお悩みであるとのお話。
スマーティという遠赤外線サウナで多少ケアできるのでは
ということで体験させてほしいとおっしゃられまして。
それで私のところにスマーティがありますので
ぜひ体験してみてくださいと申し出ました。


お母様が運転なされてこちらのほうへお見えになられました。
闊達なご様子で病気であることは外見上誰も気づかないでしょう。
そして私どものことを気に入っていただき、
予約順番待ちに登録しておいてくださいね、
とおっしゃっていただきました。
そのときの別れ際の笑顔は忘れられません。


それから8ヶ月後、
予約順番が参りましたというメールをお送りいたしました。
そのときに初めて知った事実に驚きました。
お母様は既に2ヶ月前他界なされていたというメール内容。



初めから当時の私に取り立てて何かできるという
お体の状態ではないことはわかっておりました。
状態では医師からのワークを受けることのOKさえも、
いただくことができずにそこでワーク見合わせになる。
そのようなことも容易に想像がつきました。


ですがお会いしてただ痛みや苦しみの幾分かは
和らげて差し上げられるようにと考えて、
ずっとその研究を続けました。
そして今、その成果をお伝えできる機会が来た。
ですがそこで事実をお聞きして『ぷつんっ』と、
緊張の糸が切れました。
それだけではなく自分は何をしていたんだ、
そのような苛立ちと思いが襲ってきた。
悲しいピエロにしかわからない気持ちです。
そして数日間苦しみぬきました。
そのときの気持ちが残っているのでしょうね。


予約順番待ちに多くの方がお並びいただくということは
大変光栄でうれしい感情もあります。
その反面どことない不安感が生じる。


それ以来なのでしょうね。
『予約順番待ち』に対して多くのお客さまが並ばれだすと、
逃げに心が向かい始める。
そのひとつの結果がうちのボディワイズのわかりにくいホームページに、
読んでわかりづらい(お客様を遠ざけるような)ワーク受付インフォメーション 。


本当は友人のホームページ作りの手助けをするときは、
わかりやすくしたり動画を使ったりという工夫をする。
自分のページにもそれはもっと最適な形で表現できるはず。
でもそうならないようにというわざわざ迷宮のようなものをつくる。


だがこれではいけないんですよね。


例えば予約順番待ちに並んでいただいた方に、
一度そのまま予約順番待ちを続けるかどうか選考していただくための
デモワークを受け付けるとか。
もしその時点でボディワイズでお客様がお求めの成果が得られないと
感じたならばそこで予約順番待ち人数が減少していくでしょう。
他にも代替案は冷静になればいくつも出てくる。
冷静になって考えること。


そうすべきなのですよね。



ここ数ヶ月ないの予約順番待ちご希望いただいておられるお客様からの
お問い合わせをいただいた内容を考慮して具体案を出したいと思います。
問題に「向き合うこと」。


そうすることでもう一歩前に進めるかもしれない。。。