大腰筋ウォーキングを一日でマスターできるだろうか。
結論として既に立ち方が理想形にあれば可能だと思う。
大腰筋を使うためには?
大腰筋の位置を理解する。
大腰筋が緊張しすぎずに働きやすいポジションはどうか?
そのための位置を割り出せば、
自然に理想的な立ち方を実現できなければならないことがわかる。
どんな立ち方がいいか悪いか。
そこにはいろいろと異論があるだろう。
だが体の中の筋肉のあらましを考えればいい。
速筋や遅筋の配分と体を支える筋肉の流れの様子を詳細に
分解・分析して見ればイメージがつくはずだ。
理想的な立ち方を示唆する書籍として、
海外のロルフィング関係の書籍や
『筋膜療法(著者:吉岡紀夫/たにぐち書店)』がある。
解剖学的な実情を捉え理想に近いニュートラルな立ち方を示している。
機会があればそちらを参照していただければわかるでしょう。
(ただ専門書っぽいものでして誰にもとっつきやすいもんではありません)
ニュートラルな立ち方ができて、
それを元にして動きを作り出すのです。
または目的の運動に沿った機能的な立ち方を創り出す。
そういうものなのでしょう。
ですが達人の仕上がった機能的な立ち方を
最初に教えられてしまうと迷います。
それをみようみまねでまねてみる。
これが正しいという意識が強くて、
ニュートラルな立ち方の存在が違和感のある別物やまがい物に感じる。。。
でもニュートラルな立ち方ができなければ、それは...
関節の係り具合や筋肉の流れなどがずれたり力んだりした状態である。
それではいくら達人を真似て機能的な立ち方や姿勢をとろうとしても、
そこから進んでいかないようになる。
方向性がずれた悪癖ある姿勢や動き方を身につけているわけですから。。。
私がイメージする大腰筋を使う歩き方は、
あくまでも理想的な立ち方の上に立脚するのです。
その立ち方を実現させたいがために
筋膜をリリースするワークがあると言ってもいい!
大腰筋を使った歩き方は、
この立ち方の応用形です。
だって立たないと歩けないでしょ?
シンプルなんですけどここが重要。
事実いい立ち方をしている人は、
カンタンに理想的状態で歩いてもらえるんです。
いい立ち方をしている状態で80%歩けている。
その意味でよい立ち方をしている人は歩き方の習得は比較的楽なはず。